ハローワークの正社員有効求人倍率は上昇傾向にあり!?どんな業種や職種が多いのか?

景気回復が囁かれている中、ハローワークでの求人有効倍率も上昇の傾向にあるようです。
平成21年に衝撃を覚えたあのリーマンショック直後には、多くの方が涙を飲みましたが、あれから約10年、日本の経済はどのように変化遂げたのでしょうか?
今回は、景気回復に伴うハローワークに於ける正社員の有効求人倍率の変化や、求人募集が増えている業種や職種などについてご紹介していきます。
正社員が狙い目?ハローワークの有効求人倍率は上昇傾向に!
はじめに、有効求人倍率が持つ意味について確認しておくことにしましょう。
有効求人倍率を数式で示すと、採用予定数÷求職者の数=求人倍率となります。
たとえば、10人採用予定の企業に対し20人の求職者が応募した場合では有効求人倍率は0.5となり、2人に1人は不採用となる計算です。
反対に、10人採用予定の企業に5人の求職者が応募した場合では有効求人倍率は2.0ということになり、求職者にとっては有利な状況と考えることができます。
このような状況は一般的に売り手市場と呼ばれ、年齢を問わず、比較的求職活動を行いやすくなっていますので、正社員を目指す方にとってはチャンス到来と言ったところでしょうか。
では、ハローワークに於ける正社員の求人倍率は、現在どのような状況になっているのでしょうか?
厚生労働省の資料によると、リーマンショック以来不景気が続いたものの、有効求人倍率が上昇の傾向にあり、これは全国どのエリアでも同様です。
これは、日本全体が好景気に傾いていることを示していると考えられ、ある調査によると、2017年の有効求人倍率は1.0倍を超えたと発表されています。
つまり、失業者を出さない完全雇用に近い状況が実現されつつあるということです。
ただし、全国的に有効求人倍率が高くなりつつあるとはいえ、著しい上昇を見せるエリアや、ジワジワと高まっているエリアなど、エリアによるばらつきは見られますので、この部分についてはハローワークに直接出向くか、ハローワークインターネットサービスの利用で確認しみることをおすすめします。
また、有効求人倍率上昇の傾向はパートタイマーやアルバイトにも当てはまりますので、フレックスタイムで働きたい、あるいは短時間だけ働きたいなどの希望をお持ちの方にも、明るい日が差し込んできている状況だといえるでしょう。
ハローワークはエリアによって正社員雇用の強化に関する取り組みが異なりますが、具体的な求人情報の見直しの呼びかけや企業と求職者のマッチングなどについての取り組みを行っているエリアもあります。
出典: http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000150016.pdf
正社員求人の業種や職種はさまざまです
現在、全国のハローワークに寄せられている求人情報の業種や職種は実にさまざまですが、今後、その時代の世相に合った業種や職種のニーズが高まることは間違いありません。
たとえば、商業施設の運営や小売業、宿泊業、外食産業などは、海外からの観光客の増加や、東京オリンピックに向けてニーズが増えることが考えられますので、今後はますます求人案件が増えると予想できます。
そしてそれに伴い、建設業界でも人材確保のための求人募集が増えるでしょう。
また、AIの実用化に伴う技術者のニーズも高まることが予想されますので、IT関連業界についても優秀な人材の確保に乗り出す可能性があります。
そして、世相や時代の流れを問わず、常に優秀な人材確保に尽力しているのは食品やメディカル関連をはじめとする専門職です。特に今後は少子高齢化社会に向けて、メディカル系の人材の需要が高まると予想されます。
これらの業種はあくまでも一例ですので、ハローワークで求職活動を行う際の参考にしてみてくださいね。
有効求人倍率が高いのになかなか仕事が決まらない!そんなときには?
有効求人倍率が高いのに、なかなか正社員の仕事が決まらないという方は、企業のニーズにご自身のスキルや経験がマッチングしているか、今一度確認してみましょう。
有効求人倍率が高い売り手市場であっても、応募すれば誰でも採用されるというものではありません。それは、企業は求める人材のビジョンがある程度まで決定づけられており、マッチングしない人材は採用に至らないケースが多いからです。
企業から採用されないからには、必ずどこかに原因が隠されていますので、これに該当する方はハローワークの担当者にじっくりと相談してみましょう。
その中で、あなたご自身に向いている業種や職種を見つけ出すことができるかもしれません。
また、スキル不足が心配という方は、ハローワークの各種セミナーを受けたり、職業訓練を受けてみたりするという方法もありますので、気軽に相談してみると良いでしょう。

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