医療放射線技師になるには特殊な資格が必要?年収や仕事内容を解説

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医療放射線技師という職業名は聞いたことがあっても、具体的に何をする仕事なのか不明な人も多いですよね。そこで、医療放射線技師が実際にどのような仕事をしているのか、特殊な経験や資格がないとできない仕事なのかというポイントに焦点を当てて、仕事内容から収入まで気になる部分を解説していきます。
医療放射線技師がやるべき仕事内容とは?
目覚ましい進歩を遂げている医療技術で外せないのが、放射線による治療です。放射線を使って治療をする人のことを医療放射線技師と言います。当然、医療放射線技師だけで手術を行うわけではなく、医師の指示を受けながらの施術です。重要なポジションを担っている医療放射線技師が、日々行っている仕事内容について見てみましょう。
医療放射線技師がしている仕事内容
放射線治療の手術と聞いて真っ先に思い浮かべるのが、がん細胞摘出をする手術です。メスを使うよりも患者への負担が少なく的確に摘出できます。体のあらゆる部位のがん摘出手術が可能で、外科医師と共に手術を行っていきます。メインは病院でレントゲン撮影や検査を担当し、手術があるときは医師の指示のもと、手術のサポートをします。
病院以外では、医療機器メーカーの開発部門に出向する場合もあり、優秀な人は活躍の場が広がる可能性も大きいです。
医療業界において医療放射線技師が果たす役割
がん治療が進化し、がんによる死亡者数が激減しているとはいえ、がん治療による苦しみは未だに続いている状態です。抗がん剤治療は副作用によるつらい時期が長く続き、がん細胞を摘出する手術でも身体への負担は相当なものでした。
そんななか、放射線によるがん細胞を摘出する手術により、患者の負担を減らすことに成功し、がん治療に飛躍的な進化をもたらしました。今後も放射線治療が必要となっていく医療業界において、医療放射線技師が果たす役割はとても大きいです。
医療放射線技師の仕事の流れ
- 機器の点検と保守
- 医師や看護師とのミーティング/レントゲンによる撮影業務
- 手術中は、医師の指示通りに動き、撮影などサポート
- 整理整頓やレポートの作成、翌日の準備
必ず毎日、最初に行うのが機器の点検と保守です。いざ使う時に、不具合が起きれば大変なことになります。
それから、医師や看護師とミーティングが行われるのですが、内容は情報の共有や作業の確認などの話し合いが中心です。手術の予定が入っていないときは、レントゲンによる撮影業務をこなします。UGI検査(バリウム検査)なども医療放射線技師の担当です。
手術中は、医師の指示通りに動き、術中の撮影などサポートに徹します。最後は整理整頓やレポートの作成、翌日の準備をして終了です。
医療放射線技師になるために必要な経験やスキルは何か?
医療放射線技師となると、とても難しい経験やスキルを要求されるのではないかと不安になります。誰でも簡単になれる職業ではないことは確かです。そこで、医療放射線技師になるためにはどうすれば良いのかを解説していきます。
医療放射線技師を目指す人が必要な経験
医療放射線技師に必要な経験についてですが、実は未経験でも募集を掛けている病院がかなりあります。未経験で年齢層も広く募集を掛けているため、未経験で年齢がネックだと思っていた人にはチャンスです。やる気のある人はぜひ応募してみるといいでしょう。
医療放射線技師が求められるスキル・資格
未経験でも応募できる医療放射線技師ですが、それには必須の条件があります。それが診療放射線技師国家試験で国家資格を取得することです。診療放射線技師国家試験を受ける条件に、厚生労働省が認可する大学へ通うこと、というのがあります。認可以外の大卒社会人、もしくは高卒社会人は、大学へ行って勉強をしてから、診療放射線技師国家試験を受けてください。夜間大学もあるので、働きながら勉強をすることも可能です。
医療放射線技師に向いていない人の特徴
とくにありませんが、勉強が嫌いな人は、医療放射線技師になったあとも、勉強を続けていかなければならない仕事なので、厳しいかもしれません。
医療放射線技師は稼げる仕事か?将来性はある?
国家資格必須の仕事なので、かなり給与が高いのではないかと期待してしまうかもしれませんね。医療放射線技師の平均的な給与、将来性について解説します。
医療放射線技師の平均的な給与
任務年数別平均年収 |
初年度 | 1~4年目 | 15年以上 | 平均年収 | 227,400円 | 247,100円 | 450,100円 |
---|
厚生労働省による調査で平均的な給与の発表が出ています。それによると、初年度227,400円、1~4年目247,100円、15年以上で450,100円と、年数が経つごとに、かなりの給与アップとなっているようです。性別に関わらず医療放射線技師の求人も多く、いずれも高収入になっています。
勉強は大変ですが、将来を考えると医療放射線技師を目指すのもいいかもしれません。
※医療関係職種等の賃金水準データ
参考URL
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/06/s0628-1d.html
平成27年賃金構造基本統計調査によると、放射線技師の平均年収は40.1歳で534万円となっております。
年齢 | 40.1歳 |
---|---|
勤続年数 | 11.1年 |
労働時間 | 162時間 |
超過労働時間 | 11時間 |
平均月収 | 368,800円 |
年間賞与額 | 915,000円 |
平均年収 | 5,340,600円 |
※厚生労働省「平成27年賃金構造基本統計調査」を参照
※平均年収は(平均月収)×12+(年間賞与)で計算
医療放射線技師の将来性について
どこの病院でも医療放射線技師の需要が高く、医療機器での研究や開発に参加する人材が求められていることから、今後も需要の高さは維持できるでしょう。
勉強の大変さや難しい国家資格を取得する苦労に見合う報酬や将来性のある仕事なので、年齢はあまり気にせずに挑戦してみるのもおすすめです。

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