番組作りに欠かせないテレビ美術の仕事とは?

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出演者のほかに、セット内の内装を担当するのがテレビ美術の仕事です。ほかにも番組の構成上、小道具を使用して進行する場合、それらを準備するのもテレビ美術の仕事で、番組を製作するのに欠かせない存在だと言えるでしょう。
重要なポジションを担うテレビ美術の仕事とは、どのような仕事内容で難易度はどうなのか、誰にでもできる仕事なのかをポイントとして、気になる年収や将来性も合わせて解説していきます。テレビ美術になるためにはどうすれば良いのかも説明しますので、参考にしてみてください。
テレビ美術は具体的に何をする仕事なのか?
大まかに分けていくつかの部門から構成されるテレビ美術について、仕事内容を詳しく見ていきましょう。
大道具・小道具・装飾品など多くを手掛けるテレビ美術の仕事内容
まずは大掛かりな装置や家具など、大道具を取り扱う装置部門ですが、番組の演出や構成を考えて、設置する大道具を作成、もしくはレンタルで、テレビディレクターがイメージした通りに配置していきます。
次に紹介するのは、背景やインテリアの一部として使うインテリアアイテムや、番組中に使用する小道具などを用意する装飾部門です。料理番組なら、料理を作るのに必要な材料や調理具なども装飾部門が用意します。
それから衣装やメイク道具などを用意する美粧部門、演出で必要な特殊効果装置や動物、車などを扱う部門など、テレビ美術の取り扱い範囲はかなりの広範囲に及びます。
テレビ業界におけるテレビ美術の役割
番組をおもしろくするためには台本や出演者の努力も重要ですが、テレビ美術が魅力的なアイテムを用意することで、さらにおもしろい番組作りが可能になります。どれかが突出してすばらしいものを用意しても、すべてが総力を挙げてクオリティを上げていかなければ、完成度は高くなりません。
そのためにも、テレビ美術が担う責任も重要だと言えます。いかに番組をおもしろくするのか、良い作品に仕上げるのかは、テレビ美術の力も必要だということですね。
テレビ美術の業務フロー
- 番組決定
- テレビディレクターからの指示
- 各部門が番組の趣旨に合わせて道具の準備
- 収録前の点検
- 収録中の点検
新番組決定後、入念な会議のあとにテレビディレクターの指示が出てから、実際の作業は開始となります。番組のイメージや演出、構成に合わせて、各部門で使う道具を準備していきます。大道具など大掛かりな装置部門は用意するのに日数が掛かる場合もあり、計画性が問われることもあるようです。
収録で使う小道具やメイク用具、衣装などは収録前に入念なチェックを行い、収録本番で問題がないように準備を進めていきます。収録中も各部門でそれぞれ準備した道具類に問題がないか、点検やチェックを怠りません。
テレビ美術になりたい人必見!テレビ美術になる方法は?
とても楽しそうでやりがいを感じられるテレビ美術ですが、なるにはどうすれば良いのか皆目見当も付かないという人もいるのではないでしょうか?テレビ美術になるためには、何をすれば良いのか、必要な資格はあるのかなどを解説していきます。
テレビ美術になるために必要な経験
ほとんどの企業で未経験可としており、入社してからの社内研修がしっかりとしていて、0から学べるうれしいシステムが完備されています。やる気と熱意さえあれば、未経験でも十分に経験を積んでいけるため、問題なく応募可能です。
テレビ美術に求められるスキルや資格
-
有利となる資格
- フォークリフトの免許
- 大型車免許
- 高所作業車運転者
- 機械木工技能士(2級以上)
- 塗装技能士
とくに必要とされているスキルや資格はありません。ただし、持っていた方が有利となる資格はあります。大掛かりな装置や大きな家具などの大道具を設置する場合、フォークリフトの免許や、大型車免許、高所作業車運転者、機械木工技能士(2級以上)、塗装技能士を持っていると有利です。
スキルについては、コミュニケーションスキルさえあれば大丈夫です。
テレビ美術に不向きな人の特徴
- 人と関わるのが苦手な人
- 自分の意見を言うのが苦手な人
大勢の人と共同作業するため、人と関わるのが苦手な人には向いていない仕事です。センスを必要とする仕事で、さまざまな意見を検討しながら作業するため、はっきりと自分の意見を言うのが苦手な人もやめておいた方が良いでしょう。
テレビ美術は高収入なのか?気になる将来性は?
魅力的な仕事内容のテレビ美術は、やりがいはあるけれど収入はどうなのか?という点が気になりますよね。やりがいがあって楽しそうなテレビ美術の平均年収と将来性を見てみましょう。
テレビ美術の平均年収
所属する会社によっても大きく変わりますが、全体としての平均年収は250~600万円となっています。がんばって経験を積んでいけば年収アップしていくでしょう。しかし、最初のうちは給与は低めなのが特徴です。テレビ美術の仕事が好きでないと続かない仕事でしょう。
テレビ美術の将来性について
テレビ番組がなくなることはないとは言え、時代と共に求められる能力は変わっていくものです。臨機応変にセンスを磨き、要望に応えられる人が生き残っていける業界だと言えるでしょう。

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