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第二新卒の転職に有利な資格を元資格スクール職員が教えます

第二新卒の転職に有利な資格を元資格スクール職員が教えます

「第二新卒の転職に有利な資格ってあるの?」
「資格をどうアピールすれば転職できる?」

第二新卒で転職を成功させるため、「資格を取ってアピールしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

実際、資格は転職の武器になりますが、「どんな資格でも、ただ単に取れば良い」というわけではありません。難関資格を取るにはお金と時間が掛かりますし、確実に合格できるとも限りません。

そのため、比較的気軽に取得できて、第二新卒の転職でアピールしやすい資格がベストですね。そのようなオススメの資格を、元大手資格スクール職員が解説します

第二新卒の転職で有利な資格とは?

第二新卒の転職で幅広く役立つ資格は以下です。

日商簿記検定

日商簿記検定は、簿記に関する知識、技能を証明する検定です。3級、2級、1級と分かれますが、履歴書に載せてアピールしやすいのは2級からですね。

しかし1級は難易度が高いので、コスパが良いのは2級です。学習時間さえ確保できれば、独学合格も充分に狙えます。主に経理職で効果的な資格ですが、社会人の基礎知識として幅広くアピールできますね。

マイクロソフトオフィススペシャリスト

マイクロソフトオフィススペシャリストは、以下のようなソフトの利用スキルを証明する資格です。

  • ワード
  • エクセル
  • パワーポイント

事務職に限らず、企画職、営業職でも、マイクロソフト製品を使う機会は多いですね。社会人の基礎スキルとして位置づけられることも多いので、マイクロソフトオフィススペシャリストを取得していることで、マイクロソフト製品の理解度をアピールできます。

ワードやエクセルの操作が楽しい方なら、モチベーション高く学習できるでしょう。

TOEIC

TOEICのL(リスニング)とR(リーディング)のスコアを、英語力の評価として取り入れている企業が多いです。合格、不合格ではなく、スコアを伸ばすタイプの試験ですね。

スコアは高ければ高いほど効果的ですが、一般的な企業が求めるラインは600点以上と言われています。外資系企業で働くなら、800点以上のスコアを求められますが、まずは600点を目指しましょう

TOEICはビジネス英語なので、受験英語が苦手だった方でも、楽しく学習できる可能性があります。中学英語の文法を復習した後、公式問題集を中心に学習するとスコアが伸びやすいですよ。

目指す業界で評価されている資格を狙う

業界ごとに有利な資格を取得するのも効果的です。たとえば金融業界なら以下がありますね。

  • ファイナンシャルプランナー
  • 証券アナリスト
  • 貸金業務取扱主任者

不動産業界なら以下です。

  • 宅地建物取引士
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者

あなたが目指す業種・業界で、どのような資格が評価されるかを調べると良いでしょう。そして評価が高い資格があれば、簿記やTOEICよりも優先的に取得を考えて下さい。ただし、興味がなければ学習は続かないので、目指す業種・業界という視点は忘れないで下さいね。

第二新卒の転職に有利な資格の取り方は?

目指す資格が決まれば、あとは合格に向けて踏み出すだけですが、取り方(資格取得の方法)も考える必要があります。学生時代のように時間を膨大に使えれば、公認会計士、不動産鑑定士、弁理士、司法書士のような難関資格でも狙えるかもしれません。

しかし第二新卒として、会社で働きながら資格を取得するには、考えることが幾つかあります。それでは見ていきましょう。

目指す資格の難易度を考える

目指す資格の難易度を最初に考えて下さい。その目安に合格率があります。合格率が30%の試験よりも、3%の試験の方が一般的に難く、勉強時間も必要です。

第二新卒として転職するための武器、という視点なら、前述したようにコスパのよい資格を狙うと良いでしょう。「時間がなくて学習時間を確保できない」という場合は、資格スクールの講座も視野に入れて下さい。

資格スクールの通学講座・通信講座を検討する

まずはあなたが狙う資格の講座を開講しているスクールを探して下さい。そしてホームページを読み込み、パンフレットを取り寄せると良いでしょう。可能なら複数の資格スクールを比較すると良いですね。

そして資格スクールの講座が必要と判断したなら、通学講座・通信講座を検討して下さい。特に簿記やファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士のような資格は、資格スクールを受講する方が効果的に学習を進められます

資格スクールは費用が掛かるので、目指す資格の難易度、および状況次第ではありますが、「スムーズに資格を取りたい」と考えるなら検討したいところです。

通学講座は強制的に勉強する場が欲しい人。通信講座はコツコツ学習を続けられる人にオススメです。最初から独学と決めている場合も、資格スクールのパンフレットには一度目を通して下さい。

受講生の合格体験記が参考になりますし、講座スケジュールを把握することで、「いつまでに、どのくらい学習を進めるべきか?」が分かります。それに合わせて学習を行うことで、資格スクールの受講生と同じスピードを意識できますよ。

第二新卒の転職では資格をどうアピールすればいい?

そのようにして取得した資格を、第二新卒の転職で、どうアピールすれば良いのでしょうか。大前提として、資格が過剰に評価されるケースは少ないです。よほど難易度の高い資格なら別ですが、企業が第二新卒の採用を考える際、重視するのは以下と言われています。

  • 社会人としての基礎力
  • コミュニケーション力

新卒と違って、最低限のビジネスマナーを身に付けている、周囲と協調性を持って働く事が出来る、という部分ですね。その上に資格という武器を乗せることで、あなたの魅力を自然にアピールできますよ。あくまでも資格はプラスアルファ、という意識でちょうど良いでしょう。

誤解したくないのは、「資格があるから採用されて当然」という意識を持たないことです。そのような意識を持っていると、態度が傲慢になり、謙虚さを失ってしまいます。

特に資格マニアは採用担当者に嫌われやすいので、その業界で使える資格、幅広くアピールできる資格に絞って、履歴書や面接の場でアピールして下さい。

【おまけ】社会保険労務士は取得しても役立たない?

「第二新卒の転職で社会保険労務士は役立たない」という意見を見かけます。社会保険労務士は、労働・社会保険の専門家です。試験科目に労働基準法があるので、残業代や有給休暇、労働時間に詳しくなります。そのため、企業側からすると、「残業や労働時間にうるさい人物」として敬遠されるというのです。

しかし働き方改革法案が適用されている現在、逆に社会保険労務士の資格者が重宝される可能性があります。特に人事、総務、労務部門において、積極的に雇用する流れに至るかもしれません。

難易度的には決して易しい試験ではないので、コスパで考えると良くありませんが、一生役立つ資格という部分ではオススメです

私は社労士資格でキャリアを築きました

私は20代前半で社会保険労務士を取得して、コンサルティング業界のキャリアをスタートさせました。その当時、大学中退して引きこもり状態が続いていましたが、ハローワークで見つけた社労士補助の求人に応募して、すぐに採用されたんですよね。

しかしそこはブラック企業だったため、半年以内に社労士・行政書士事務所へ転職しました。一般的に社労士・行政書士事務所はスタッフ10名以下の小規模経営が多いと言われていますが、私が転職した先は、母体が大手税理士事務所のため、顧客先の企業が多く、様々な業務経験を積むことが出来ました。

その後、27歳で個人事業主として独立しましたが、その際も社労士の資格が役立ちました。自身の社労士合格体験をベースに、情報サイトを作成して、広告収入を得られたからです

30代に入ってからは、大手資格スクールに『講師』兼『受講相談員』として採用されましたが、その決め手も社労士資格でした。宅建や行政書士の職員は多かったのですが、社労士資格者の応募は私一人だったそうです。

そのため、面接も終始良い雰囲気で進み、そのままスムーズに採用されました。個人事業主の経歴が長く、会社員として長い空白がありましたが、それでも簡単に採用されましたね。

最後に、40代前半の今も、「社労士事務所で働かないか?」と誘われています。さすがにハローワークで求人を見つける難易度は高くなりましたが、昔からの友人、知人、仕事関係の先輩に誘われるんですよね。

先日も知人の社労士事務所の所長と会食しながら、「私の右腕として、ウチの事務所で働きませんか?」と誘ってもらいました。そこは残業が多くてお断りしましたが、今の自分に合う働き先があれば、再び会社員として働こうと考えています。

そのように、社会保険労務士の資格は、20代、30代、40代と幅広い年代でアピールすることが可能です。まずは第二新卒の転職の武器として、キャリア形成後の転職の武器として、さらには独立開業も狙えるのが社会保険労務士という資格です。

繰り返しになりますが、「社労士を持っていると企業の採用担当者に警戒される」という意見があります。しかし実際に体験した立場としては、「社労士があるからこそ、評価してくれる企業も多い。資格スクールや社労士事務所に採用される道もある」と言えますね。

もしあなたにとって、社会保険労務士という資格に魅力を感じ、たとえコスパは悪くても合格に向けてチャレンジしたいと思われるなら、ぜひ真剣に学習を行って下さい。合格後の期待に充分に答えてくれる資格ですよ。

少なくとも私の人生は社労士資格で支えられましたし、もし社労士がなければ、全く違う人生を過ごしたことは間違いありません 。

まとめ

第二新卒の転職で幅広くアピールできる資格は以下の3つです。

  • 簿記検定
  • マイクロソフトオフィススペシャリスト
  • TOEIC

他にも業界、業種ごとに評価されている資格があれば、優先的に取得すると良いでしょう。資格の取り方は難易度によって変わりますが、資格スクールの通学講座・通信講座も視野に入れて下さい。

そのように取得した資格は、社会人としての基礎力、コミュニケーション力と共にアピールしましょう。まずはあなたが志望する業界を明確にした上で、必要な資格を考えて下さいね。


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