昇進すると給料が下がる?好条件・好待遇で給料が下がらない転職成功法とは
「昇進すると給料が下がる?」
「給料が下がらないようにする方法は?」
「昇進で給料が下がるなら転職すべき?」
職場から昇進を打診されていても、給料が下がる心配はないのか、給料が下がる理由が分からず悩んでいる人は少なくありません。
昇進すると給料が下がる企業も一定数ありますが、転職エージェントを活用すれば給料が下がらずにキャリア・給料アップを実現できます。
本記事では、昇進後の平均年収や昇進すると給料が下がる理由、昇進のメリット・デメリットと転職成功法を解説していきましょう。
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目次
昇進すると給料が下がる役職者の平均年収
昇進すると給料が下がると聞いたけど実際はどうなのかな?
厚生労働省の令和3年度「賃金構造基本統計調査結果の概要(役職別)」によると、役職別の平均年収は下記の通りでした。
男女計 | 男 | 女 | |
---|---|---|---|
部長級 | 577万9千円 | 585万8千円 | 497万2千円 |
課長級 | 476万3千円 | 484万6千円 | 422万1千円 |
係長級 | 367万8千円 | 376万7千円 | 334万7千円 |
全労働者 | 307万4千円 | 337万2千円 | 253万6千円 |
役職者は全労働者の平均年収を上回っているため、役職者に昇進すると必ず給料が下がるとは言えません。
昇進すると裁量労働制で固定給が上がり残業代が支給されなくなるため、残業代が多かった人は給料が下がりやすいと言えるでしょう。
管理監督者は残業時間数の上限はなく、残業代の支払い不要 (引用:e-gov/労働基準法)
昇進して給料が下がる理由
あまりにも残業が多かった人は昇進すると給料が下がるけど、ほとんどの人は給料が下がる心配はいらないんだ!
それでも給料が下がる心配が消えない子のために、ここからは昇進で給料が下がる子の特徴をご紹介★一緒に見ていきましょ♡
名前だけの昇進で給料が下がる
従業員を名ばかり役職者と呼ばれる名目上だけの役職者に昇進させて、人件費削減を目論む企業があります。
役職者に昇進しても、以下の「管理監督者」に該当しない人は時間外割増賃金や休日割り増し賃金の受給対象者です。
管理監督者の定義
■重要な職務内容を有していること
(経営会議への参加など)
■重要な責任と権限を有していること
(採用/解雇/人事考課/労働時間の管理など)
■労働時間の制限を受けていないこと
(出退勤がタイムカードで管理されていない)
■地位にふさわしい待遇がなされていること
(基本給や役職手当の優遇措置)
(引用:厚生労働省/管理監督者の範囲の適正化)
経営会議の不参加や採用・異動についての権限がない、職務内容が現場作業の人や欠勤や遅刻が給料から控除されている人は、昇進しても給料が下がる「名ばかり役職者」だと言えます。
裁量労働制で昇進しても給料が下がる
厚生労働省の「専門業務型裁量労働制」によると、裁量労働制の定義は下記の通りです。
- 【裁量労働制度】
業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務を労使で定め、労働者を実際にその業務に就かせた場合、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなす制度
裁量労働制は「みなし労働時間制」の一つで、実際の労働時間が契約より短くても長くても、契約時間分の賃金が支払われます。
昇進前に多額の残業代を受給していた人は、昇進すると残業代が支給されなくなるため給料が下がりやすいです。
昇進のメリット・デメリット
名目上の昇進やこれまでの残業がかなり多かった人は給料が下がりやすいんだ。昇進のメリット・デメリットは?
昇進のメリット
- 給料が上がる
- 労働時間や休日を決めやすい
- 権限を持って業務を遂行できる
昇進すると会社や部署のリーダーとして権限や責任を持つため、自分の考えを行動に移しやすくやりがいを感じる人が増えます。
責任に伴って給料が上がりやすいのも、昇進するメリットの1つです。
部下に仕事を振る立場になるので、時間の管理をしやすくなるのも昇進する大きな魅力だと言えるでしょう。
昇進のデメリット
- 責任が増えても給料が上がらない
- 他人のミスも自分の責任になる
- 残業代が出ない
昇進前は自分の仕事に対する責任のみだったのが、昇進後は部下のミスも自分の責任として対処しなければなりません。
初めての昇進では新しい業務も増えるため、残業が多くなる人もいますが残業代は支払われず給料が下がる人もいます。
責任のわりに給料が上がらないため、昇進が嫌だと感じている人も多いです。
給料が下がるなら昇進を拒否できる?
昇進にはメリット・デメリットがあるんだね。昇進するデメリットが多い人は昇進を断れるの?
転職サイト比較plusの「出世欲に関するアンケート」(※1)によると、20代で今後出世したいと考えている人の割合は下記の通りでした。
約8割の20代が「責任のある仕事をしたくない」「プラベートを大事にしたい」などの理由で昇進したくないと考えています。
昇進について就業規則に定めがあり将来の役職者候補として採用されていれば、原則として昇進の辞令は拒否できません。
子育てや親の介護、医師の診断書がある健康上の問題などは正当な理由として認められているため、昇進の拒否が可能です。
給料アップを目指せる転職エージェント
昇進したくなくても、原則として昇進は拒否できないんだ。昇進せずに給料を上げる方法はあるの?
昇進で給料が下がるのが嫌な人や昇進したくない人は、転職サイト・転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントでは面倒な日程調整や交渉も全て代行してくれるので、仕事と転職活動を両立できます。
それぞれ得意なサポートや求人は異なるので、自分に合うサービスを利用しましょう。
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主な年齢層 | 20代後半 ~50代 |
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主なサポート対象者 | ハイキャリア 管理職クラス 現年収500万円以上の転職者 |
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昇進で給料が下がるなら転職を検討しよう
昇進で給料が下がる心配をしている人や昇進したくない人は、転職エージェントを活用すれば昇進せずに給料アップを目指せます。
会社から昇進を打診されると原則として拒否できませんが、正当な理由があれば昇進の辞退は可能です。
昇進しなくても給料が上がる転職支援実績が豊富な転職サイトは豊富なので、上手く活用して昇進しなくても給料アップを目指しましょう。
(※1 引用:転職サイト比較plus/出世欲に関するアンケート)
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