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成人式のために仕事を休んで大丈夫?休暇を取得する交渉方法を解説

成人式を理由に仕事は休める?休暇を取得するための交渉術も紹介

地方自治体が毎年実施している成人式は誰にとっても一生に一度きりのイベントであり、毎年多くの新成人が参加しています。

しかし、高校を卒業して就職した社会人の場合、成人式を理由に仕事を休んで良いものなのか判断に迷う機会も多いでしょう。

結論から言えば、事前に休む旨を伝えておけば成人式に参加可能です。

今回は、成人式に仕事が被っている場合にどのように参加したら良いのか、上司への報告や相談の仕方についても詳しく紹介します。

成人式への参加を迷っている社会人の方は要チェックです!

成人式を理由に仕事を休むことは可能

まず、多くの方が気になっている「成人式への出席を理由に仕事を休めるのか?」という疑問について考えていきましょう。結論から言えば、成人式はその人にとって一生に一度のイベントのため、有給休暇を取得して出席しても何ら問題はありません

たとえば結婚式や肉親の葬儀などを理由に仕事を休むのを責める人はほとんどいません。休む人にとって一生に一度の重要なイベントであることが分かっているからです。これと同様に、成人式も20歳の門出を祝うイベントであり、本人が成人式に出席したいという気持ちがある場合、それを尊重するのは当然といえるでしょう。

ただし、職場の上司や同僚によっては、「冠婚葬祭は本人が出席しないと周囲に迷惑をかけてしまうためやむを得ないが、成人式はあくまでも参加者に過ぎない」と考える人もいるようです。また、「自分は成人式よりも仕事を優先してきた」と主張する人もいます。

一般的には成人式の出席を理由に有給休暇を取得することに問題はありませんが、人の価値観によっては理解を得られないケースもあることを念頭に置く必要があります。

法的に有給休暇が認められない場合がある

多くの労働者には有給休暇の取得が認められていますが、基本的に「入社して半年以内の労働者」のみです。

そもそも有給休暇は労働基準法39条によって規定されており、ここで定められているのは6ヶ月以上継続勤務し、かつ8割以上の出勤実績がある場合です。これはあくまでも最低条件であり、企業によっては労働基準法よりも緩い条件を付与し半年以内であっても有給休暇の取得を認めているケースもあります。

労働基準法39条

まずは今の会社の就業規則で有給休暇の取得ルールがどのようになっているのかを確認し、あなたが取得条件に当てはまるのかを確認しておきましょう。

また、さらにもう一点注意しなければならないのが、有給休暇取得の時季変更権です。これは繁忙期などを理由に企業が有給休暇の日程を変更させられる権利です。あまりにも人手が不足し、その日に従業員が抜けてしまうと仕事が回らないと判断されてしまうと有給休暇が認められないこともあります。

労働基準法39条5項

実際の現場で法律的なルールを盾に有給休暇の交渉をすると、軋轢が生まれるかもしれません。職場の状況を鑑みながら、うまく調整しながら交渉をするのが効果的です。

成人式に出席したい場合の相談の仕方

「成人式は一生に一度のイベントだし、どうしても出席したい」という気持ちがあった場合、具体的に以下のような交渉方法を取りましょう。

  1. 事前に相談する
  2. 上司には正直に理由を説明する

事前に相談する

    成人式が開催される日

  • 毎年1月の第2月曜日
  • 夏の帰省シーズン(地方自治体による)

成人式の日は急遽日程が決まるのではなく事前に開催日が分かっています。そのためスムーズに仕事の休暇を取得するためには、予め相談しておくことが何よりも重要です。

これは成人式への出席という理由に関わらず、休暇を取得するうえで社会人として一般的な常識。特にサービス業はシフト制で休暇を交代しながら取得しているケースがほとんどです。

事前に休暇の希望が個別に分かっていれば、シフトを調整する管理職や上長もそれに合わせてスケジュールを立てやすくなります。職場によっては「休暇希望は○日前まで」とルールが設けられていることも多いため、早い段階で確認しておきましょう。

上司には正直に理由を説明する

成人式への出席は個人的な理由であるため、なんとなく相談しづらいと感じている方も多いと思います。しかし、下手に嘘をついて仕事を休むのではなく、正直な理由をもとに相談してください

万が一、後になって嘘が発覚してしまうと職場での信用も堕ちてしまい、評価に大きく影響してきます。

そもそも有給休暇は個人的な理由であっても正当に認められているため、後ろめたさを感じる必要もありません。

成人式に出席する際に注意しておきたいこと

休暇を取得して成人式に出席する場合、どのようなことに注意すべきなのでしょうか。トラブルに発展しないように気をつけておきたいことをまとめてみました。

  1. 仕事を残したままにしない
  2. 準備に必要な時間も考慮する
  3. 次の日のことも考える

仕事を残したままにしない

特にサービス業にとって土日祝日は書き入れ時であり、休暇を取得するとその分人手も足りなくなることを意味しています。そのため、成人式を理由に休む前には自分の仕事は完了させておき、できるだけ他の人の手を煩わせないようにしましょう。

やむを得ず他の人の手を借りなければならない場合は、確実に引き継いでください。十分な引き継ぎが行われていないと、当日になって混乱をきたしてしまい職場に迷惑をかけるおそれがあるからです。

準備に必要な時間も考慮する

成人式に参加するためには当日休みを取っただけでは不十分なケースもあります。特に女性の場合は着物の着付けやヘアメイクの時間などもあり、成人式当日は早朝から準備に追われるものです。

また、成人式のために地元に帰省しなければならない場合も移動時間を考慮する必要があります。成人式の前日から休暇を取得することが難しい場合は、できるだけ仕事を早く終わらせるように仕事を回したり、早番のシフトにしてもらったりなどの調整をしましょう。

次の日のことも考える

成人式が終わった後には、地元の友人同士で集まってお酒を飲みに行くことも多いと思います。しかし、当然のことながらあまりにもお酒を飲みすぎてしまうと翌日に影響を及ぼしかねません。

深夜まで飲みすぎてしまい、二日酔いで仕事に遅刻するといった最悪の事態は避けるようにしてください。

どうしても不安であれば翌日も休暇を取得するのがベストですが、連休の取得が難しい場合はシフトを遅番に調整してもらうなどの対策を打っておくといいでしょう。

成人式に出席しないと後悔する?

成人式で後悔しないために
仕事を優先 成人式を欠席しても問題ありません
成人式を優先 休みを取って成人式に参加しましょう

成人式への出席を迷っている方の多くは、「出席しないと後になって後悔するのではないか」という気持ちがあるはずです。一方で、仕事そのものが楽しくて成人式よりも仕事を優先したいと考え、成人式を欠席する人がいることも確かです。

しかし少しでも成人式に出たい気持ちがあるなら、仕事よりも成人式を優先したほうが後悔は残りません。地元の友人が一斉に集合する機会は人生のなかでも限られています。

そして何よりも、成人式は一生に一度しか訪れない晴れ舞台でもあります。後悔のない選択をするためにも、今回紹介してきた内容を参考に仕事をうまく調整しながら、成人式当日を迎えられるようにしましょう。

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