第二新卒でキャリアアップは可能?実現させる4つの方法を伝授
「第二新卒だけど、転職してキャリアアップすることは可能なのだろうか」
「第二新卒で、キャリアアップ転職ができる方法があれば知りたい」
新卒で入社してから3年以内の人材を第二新卒と言います。第二新卒は、頑張って就活をして今の会社に入社したものの、実際働いてみたらイメージとの違いを感じたり、不満を抱いたりして転職を考えやすいもの。
一般的に転職に有利になることが多い第二新卒ですが、1社目で十分なキャリアを積めていないことから、転職でキャリアアップができるのか不安に思う人も多いでしょう。
「3年経っていないのに辞めるのは短い気もするけど、会社への不満があり転職したい。できることなら、転職先はキャリアアップできるところが良い」というその気持ち、良くわかります。
そこでこの記事では、人材業界で10年間営業として勤務している筆者が、第二新卒の転職でキャリアアップは可能なのか?キャリアアップ転職を成功させる方法は?という疑問にお答えします。
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第二新卒の転職でキャリアアップが可能な3つの理由
第二新卒での転職でキャリアアップすることは可能です。その理由を、お伝えしていきます。
第二新卒を採用したい企業は多い
第二新卒を採用したい企業は多いです。時には新卒よりも、第二新卒の方が良いという企業さえあります。企業がそう思う理由として、第二新卒者は、多かれ少なかれ前職で社会人としてのマインドやマナーを身に付けている点が挙げられます。
企業にとって初期の研修をしなくても良いことは、教育するコストをかけずに済みますし、新卒者よりも早い段階で戦力化ができるということ。そのため、第二新卒者の採用を前向きに考えている企業であれば、前職よりも良い条件を提示してくれる可能性があるのです。
空前の人手不足が追い風になる
現在は、空前の人手不足。有効求人倍率は、バブル期を超え過去最高級の水準で推移しています。企業によっては、喉から手がでるほど人材が欲しい状況というところもあるでしょう。
求人する給与ベースを上げたり、早い段階で管理職を任せてもらえる前提で求人していたり、何とかして優秀な人材を採用したい会社も多いはずです。求人でそのような記載が無くても、面接時に相談や希望を出すことはできますし、それが通りやすい状況とも考えられます。
このような状況下では、前職よりも良い条件で転職ができる可能性も高まるといえるでしょう。
キャリアを積んだ転職者よりも業界や職種に縛られない
キャリアを積んだ転職者と比較して、やり方によっては第二新卒の方がキャリアアップに有利になるケースもあります。なぜなら第二新卒は、まだ異業種や経験したことのない職種への転職が可能だからです。
年収や昇進スピードは、伸びている業界とそうでない業界で大きく差がありますし、また職種によっても同じく差があります。業界や職種を間違えると、いくら成果を上げても、勤続年数を重ねても、昇給や昇進がなかなか思うようにいかないということが起こり得ます。
中途採用の場合は働いている職種・業界で、ある程度キャリアを重ねていると同時に、年齢も重ねているでしょう。そうすると、業界や職種を変えて転職をすることが困難な場合が多々あります。
その点、第二新卒は年齢的にまだポテンシャルが高いと企業から判断されるため、新たな業界・職種で採用されるチャンスが広く残されています。
新卒時に入社した仕事が「伸びない業界」「収入が低い職種」などの場合は、転職によって異業界・異職種にキャリアチェンジをすることで、キャリアアップが可能になるのです。
転職でどんなキャリアアップを求めているのかを明確にする
漠然とキャリアアップをしたいと考えていても、希望があいまいなままでは、転職先でまた不満を抱くことにもなりかねません。そのため、ここでは自分が「どんな面でのキャリアアップを実現したいのか」ということを明確にしていきましょう。
収入を上げたい
最も多いキャリアアップは、収入を上げたいというものでしょう。収入を上げられるかどうかは、前職の給料ベースによります。前職の給与ベースが極端に低い場合は、異業種・異業界に転職することで収入をアップすることが可能です。
ただそうでない場合、転職によっていきなり収入を上げるということは難しい可能性が高いです。新卒と第二新卒の求人条件は、ほぼ変わらない会社がほとんどで、特に入社1年未満の第二新卒者は、転職先でも新卒と同じく一からのスタートになるでしょうから、大幅な収入アップは望めないと思っておいた方が良いです。
キャリアアップで収入を上げたいなら、昇給スピードが早い業界や会社を選ぶことがポイント。転職直後の収入はそれほど変わらなくても、昇給スピードが早ければ、仕事で結果を出せば早い段階で収入を上げることができるでしょう。
地位を上げたい
キャリアアップの1つに、「地位を上げる」というものがあります。地位を上げるとは、例えば部下を持たせてもらうとか、後輩の育成を任されるなどということです。
前職が現場で仕事をする一般社員だった場合、転職によって一般社員よりも高い地位に就くことができれば、キャリアアップは成功です。しかし現実は、第二新卒で「地位を上げる」というキャリアアップはほぼ難しい考えたほうが良いでしょう。
理由は、第二新卒で積んだ経験は、高い地位を任せられるほどのものとは捉えられない場合が多いからです。勤務期間3年未満の職歴は、スキルを身につけたり、実績を上げたりするには少し短いんです。そのため、前職の経験が評価されて、転職先で初めから高い地位を任されるということは考えにくいでしょう。
では、地位を上げたい場合はどうすればよいかというと、入社してから昇進スピードの早い会社を選ぶのが賢明です。昇進スピードは、会社や業界によってけっこう差があるものです。
転職時は一般社員からのスタートであっても、早い段階で昇進できるところであれば、実質キャリアアップを実現したようなものです。
もし転職するよりも、現在勤めている会社で地位が上がるのが早そうなのであれば、転職せずにそのまま頑張ったほうがキャリアアップできるという場合もあるので、良く考えて判断したほうが良いでしょう。
業務の質を上げたい
前職の業務内容をさらに突き詰めて、専門性を高めたり、能力を向上させたりすることもキャリアアップの1つです。これは第二新卒にとって、もっとも実現可能性の高いキャリアアップ転職でしょう。
例えば営業職でいえば、いままでは新規の契約を取ってくるのみだったものを、新規契約獲得に加えてアフターフォローもできる仕事に転職した場合、キャリアアップといえます。
収入や地位を上げるのと違って業務内容を変えるだけなので、しっかり会社や業務内容を調べておけば、やりたい仕事に就くことはできるはずです。
転職によって、新たなスキルや技能が身に付けられたり、専門性が高めたりできれば、ひいては自身の給与や地位の向上にも良い影響を及ぼすことになるでしょう。
キャリアアップ転職を実現する4つの方法
第二新卒がキャリアアップ転職を成功させるには、コツがあります。この章では、そのやり方を具体的にご紹介していきます。
高収入の職種を選ぶ
職種によって、収入に高い低いがあることをご存知ですか?例えば、調理士は平均的に収入が低く、システムエンジニアは高いというように、しっかりと職種選びをすることで収入を上げるキャリアアップが可能になります。
以下に厚生労働省から発表されているデータをもとに。高収入の職種の一例をあげておきますので、参考になれば幸いです。
※医師や弁護士など、特別な資格が必要なものは除いています。
- システムエンジニア
- デザイナー
- 保険外交員
- 自動車営業
- 自動車組立工
- 製鋼工
- 機械製図工
- 非鉄金属精錬工
- 技術士
- 機械修理工
参考元:※1
主に、技術職や営業職が高収入の傾向にあるようです。特に営業であれば、成果を給与に反映してくれる会社に転職すれば、インセンティブや賞与などで収入をアップすることができるでしょう。
人材不足の業種・職種を選ぶ
「人材不足=有効求人倍率が高い」業種・職種を選ぶことは、地位を上げるキャリアアップに非常に有効です。人材が不足しているということは、早い段階で責任のある仕事を任せてもらいやすくなります。
例えば、飲食業であれば店長候補という求人も多く、20代前半で「店長=管理職(マネジメント)」の経験ができる可能性が高いです。若いうちに高い地位を経験することは、人材としての価値を高めることにつながります。
その経験とノウハウをもとに、また別の会社にキャリアアップ転職をすることも夢ではないでしょう。以下に大手転職情報サイトの「doda」による「転職求人倍率レポート」の転職求人倍率、人材不足の業種・職種をいくつかピックアップしましたので、参考にしてください。
- 【人材不足の業界】
-
- IT、通信
- メディア
- サービス
- メディカル
- メーカー
- 【人材不足の職種】
-
- 営業系
- 企画・管理系
- 技術系(IT・通信)
- 技術系(電気・機械)
- 技術系(建築・土木)
- 専門職
参考元:※2
急成長している会社を選ぶ
会社が急成長している会社は、キャリアアップのチャンスが多いでしょう。理由は2つあります。
1つは昇進がしやすいこと。「成長している会社=売上が向上している会社」は、その売上をさらに上げるために社員数も増やさなければいけないので、新入社員がどんどん入社してきます。
すると、その新入社員を教える立場の人間や、管理する人間も同時に増えることになるので、昇進や地位向上がしやすくなります。
2つ目は給与が上がりやすいこと。「急成長している=儲かっている会社」ということが言えるので、その利益が給料に反映されやすいはずです。
会社によっては、資金の使い道を設備投資や新規事業に回すところもあるかもしれませんが、人材不足の今、会社にとって最も大切にすべき資産は「人材」なので、昇給することで優秀な人材を確保しようとする会社も多いでしょう。
このような理由から、急成長している会社を選べば、キャリアアップをすることができるはずです。
転職エージェントを活用する
第二新卒での転職は、転職エージェントを活用することでキャリアアップの可能性が格段に上がります。それは転職エージェントが、労働市場全体のことや求人の依頼を受けている会社のことを熟知している転職のプロだからです。
- 高収入の職種
- 人材不足の業種・職種
- 昇給がしやすい会社
- 昇進がしやすい会社
- 急成長している会社
- その求人の業務内容
などといったことを深く理解しているため、その求人が自分の希望するキャリアアップを実現できる会社か、そうでないかが明確に分かります。転職エージェントに行けば、いままで挙げてきたような方法が一気に実現できるのです。
「自分は第二新卒で、職歴やスキルにあまり自信が無いから、転職エージェントに行っても紹介してもらえないのでは…」と、足踏みしている人もいるかもしれません。そんな人も安心してください。第二新卒に特化した転職エージェントというものが存在します。
そこに求人を依頼している企業は、第二新卒の採用に積極的であるため、紹介率や採用率も高まるはずです。さらに転職エージェントは、一緒にキャリアプランを考えてくれたり、面接対策をしてくれたりと、何かと手厚いサポートがあるのもうれしいところ。
自分で調べるのに自信が無い人や、効率的にキャリアアップ転職を成功させたい人は、ぜひ利用することをおすすめします。
第二新卒におすすめの転職エージェント
マイナビジョブ20’s
『マイナビジョブ20’s』は株式会社マイナビワークスの20代・第二新卒向け転職エージェントです。大手の運営ならではの豊富な実績で採用企業からの信頼も厚く、転職活動を進めるにあたっての安心感が最大の魅力となっています。
また、第二新卒特有の転職市場を熟知している専門のキャリアアドバイザーがつくので、サポート力にも定評があります。第二新卒の転職で迷ったらまずここに登録することをおすすめします。
就職カレッジ
『就職カレッジ』は社会人経験がない・少ない方に特化した転職エージェントです。既卒、フリーター、ニートなどこれまでの経歴は一切関係なく利用可能です。
就職カレッジは通常の転職エージェントとは異なり、まず約5日間の研修に参加してビジネス基礎から面接対策まで、就職活動に必要なスキルを徹底的に学びます。研修後は書類選考不要の集団面接会が行われるため、就職成功率は81.1%以上といった高い数字を誇っています。
転職するにあたって基礎から学び直したい方にはおすすめですが、研修は終日かけて行われるため、有給が利用できる方、もしくは既に退職している方など、時間が確保できる方のみ利用した方がいいでしょう。
リクルートエージェント
転職成功実績No.1の手厚いサポートで圧倒的な支持を集めているのが『リクルートエージェント』です。リクルートグループならではの企業との幅広いパイプがあり、求人数は群を抜いています。
第二新卒に特化した転職エージェントではないものの、その求人数の多さから第二新卒向けの求人も多数扱っているため登録しておいて損はない転職エージェントです。
まとめ
人手不足が騒がれる現代では、最低限のビジネスマナーを身に付けていて、尚且つ特定のキャリアに染まっていない第二新卒者はとても需要があり、キャリアップも十分に狙えます。
しかし、本当に大切なのは「収入を上げたいのか?」「地位を上げたいのか?」「業務の質を上げたいのか?」など、具体的にどんなキャリアップを望んでいるのかを明確にすることです。
第二新卒の転職では新卒の就活と違って転職エージェントの利用も可能なため、より広い選択肢を持って活動を進めることができるでしょう。
まだまだ人生これからが本番。30代になった時に後悔しないよう、このタイミングでぜひキャリアップを成功させてください。
※1:賃金構造基本統計調査の職種別賃金額 / 厚生労働省
※2:転職求人倍率レポート(2019年7月)/ doda
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