60代エグゼクティブ転職は可能?求められるスキルとエグゼクティブ転職成功方法

「60代でエグゼクティブ転職できるか」
「60代以降も働きたい」
定年後もエグゼクティブ層として高年収・ポジションで働きたいと考える60代は少なくありません。
60代は若年層の転職と比べ困難になる可能性がありますが、専門的な知識やスキルが豊富な60代はエグゼクティブ転職が可能です。
本記事では、60代転職の実態と求められるスキル・エグゼクティブ転職の成功方法とおすすめ転職エージェントをご紹介。今後も経験を活かして働きたい60代は必見です。
目次
エグゼクティブ転職で60代に求められるスキル
2020年の高年齢者雇用調査では、採用が必要と考える理由は「意欲と能力に年齢は関係ない」に続き、「培った能力や知識を活用したい」と答える企業が多いです。
専門的な知識・スキル
同調査では、65歳以降が勤務する職種は「専門的・技術的な仕事」が45%と最多です。

エグゼクティブ転職では、専門的な知識やスキルの保有が前提。
各分野のスペシャリストは需要が高く、高年収を提示する企業も少なくありません。
マネジメント能力
管理職や役員など高いポジションに就くエグゼクティブ転職では、マネジメント能力が必須。
若手社員やチームのまとめ役として期待されるケースも多く、コミュニケーション能力も求められます。
60代エグゼクティブ転職成功方法
- 退職前に転職活動し始める
- 経験/スキルの棚卸をする
- こだわりすぎない
- 転職エージェントを利用する
退職前に転職活動し始める
2017年就労条件総合調査では、「60歳定年制」を導入している企業は79.3%。
60代が正社員として転職・再雇用されるにはハードルが高く、ブランク期間が長い程転職の難易度は上がります。
60代でエグゼクティブ転職をするには、退職前に動き就職先を決めておくとスムーズです。
経験/スキルの棚卸をする
60代転職では即戦力として専門知識が求められるため、今までの経験やスキルを棚卸ししましょう。
能力を再確認・自己分析すればどんな条件の案件に応募できるかが把握でき、無理のない範囲でのエグゼクティブ転職が可能です。
自己分析ツールミイダスなら、簡単な質問に答えるだけで適正年収や強みなど自身の市場価値が分かります。
ミイダス
- ■ ミイダスでできる3つの診断
・市場価値診断(想定年収)
・コンピテンシー診断(総合適性検査)
・パーソナリティ診断
市場価値診断では、職務経歴や実務経験など4つの質問から想定年収を算出。
コンピテンシー診断(総合適性検査)でマネジメント資質や個人の強みが可視化でき、エグゼクティブ転職に必須のマネジメント能力があるかが分かります。
精神医学を基にした診断サービス「PSA」をベースにしたパーソナリティ診断は、生まれ持った個性や経験や環境で変化する現在のコンディションが診断可能。
自己分析をすれば転職活動での自己PR・志望動機に盛り込めたり、正社員として転職すべきかの参考にもなります。
こだわりすぎない
2020年の高年齢者雇用調査では、「会社が提示する労働条件への合意」が62.9%。
転職・再雇用では新境地で仕事を覚える必要があり、転職によって年収を含む条件が悪化する人も。
条件にこだわりすぎると転職活動が長期化する可能性が高いため、自己分析の結果を基に応募する案件を選択するといいでしょう。
転職エージェントを利用する
60代対応のエグゼクティブに特化した転職エージェントを利用すれば、専門用語や知識を交えたハイレベルなサポートが受けられます。
転職エージェントは個人の転職活動では得られない企業の内部情報を保有しており、利用者に惜しみなく提供。
業種・職種に精通したアドバイスが貰えるため、有利かつ効率の良い転職活動が可能です。
60代エグゼクティブおすすめ転職エージェント
JACリクルートメント | MS-Japan | |
---|---|---|
転職 サイト |
||
特化 | 総合型 外資系/海外転職・管理・技術職に強い |
管理部門や士業(経理/人事/法務/会計士/税理士/弁護士) |
実績 | 転職支援実績 約43万人 |
管理部門/士業の登録/転職率/相談率No.1 |
特徴 | アドバイザーの質が高い | 管理部門/会計業界/法律領域に専門性の高いアドバイザーがサポート |
面談 | ~19時半 ※土日祝要相談 |
9時~20時 ※土対応 |
地域 | 全地域対応 | |
公式 |
エグゼクティブ特化スカウト型転職サイト
スカウト型転職サイトは職務経歴やスキルなど、登録情報を入力するだけで企業やヘッドハンターからスカウトが送られてきます。
登録情報を見たうえでスカウトがくるため条件交渉がしやすく、好条件での転職が可能です。
エン・ジャパンの調査では750万円以上の転職成功者が年収アップのために意識したことに対し、「スカウトを送ってきた企業への転職」と回答した人が38%と最多。
エグゼクティブ転職には、スカウトが欠かせないと言えるでしょう。

本来のターゲットに60代は含まれていませんが、経験やスキルによっては多くのスカウトを受信する人も少なくありません。
どれ程の企業からどのような条件で求められているのか自身の市場価値も確認できるため、60代でエグゼクティブ転職をするなら利用がおすすめです。
ビズリーチ | リクルートダイレクトスカウト | |
---|---|---|
サイト | ![]() |
|
タイプ | スカウト型転職サイト | |
入会審査 | あり | なし |
料金 | 一部有料 | 完全無料 |
年齢層 | 30代~40代 | 20代~40代 |
特徴 | 年収600万円以上の人向け | |
コンサルタント | ヘッドハンターがコンサルタントの役割を担う | |
在籍ヘッドハンター | 約5,000名 | 約3,000名 |
実績 | 年収600万円以上の人に支持される転職サービスNo.1 | 転職時の平均年収900万円 |
面談 | ヘッドハンターとのやり取りで各自調整 | |
全体 案件数 |
約140,000件 | 約73,000件 |
主な 業種/職種 |
IT系・管理職/役員・経営 | |
公式 |
iX | |
---|---|
サイト | |
年齢層 | – |
タイプ | スカウト制転職サイト |
入会審査 | |
特徴 | 長期の付き合いで市場価値を向上させるサポートが受けられる |
面談 | ヘッドハンターとのやり取りで各自調整 |
案件年収 | 800~2,000万円 |
主な 業種/職種 |
非公開 |
公式 |
60代転職の実態
年収800万円超の60代は少ない
2019年の民間給与実態統計調査では、60歳~64歳の平均年収が411万円・65歳~69歳は324万円です。

リクナビNEXTの年収・貯蓄額調査では、50代以上の年収800万~900万円の人は22%。
2つのデータから、60代のエグゼクティブ層は少ないと分かります。
実務経験豊富な60代は需要が高い
一般的な60代は正社員・エグゼクティブ転職のハードルは高いですが、経験やスキルが豊富な60代は需要が高いです。
経理や人事・管理部門に特化した転職エージェントMS-Japanでは、2015年と比べ2018年の60代採用実績が3.7倍と右肩上がりに伸びています。
- 60代需要が伸びた理由
・中高年より競争率が低く採用しやすい
・即戦力性が高い
・早期退職した経験豊富な60代がやりがい重視をした企業を探している - ■ 60代対応エグゼクティブ特化転職エージェント
・JACリクルートメント
・MS-Japan - ■ エグゼクティブ特化スカウト型転職サイト
・ビズリーチ
・リクルートダイレクトスカウト
・iX - 転職者の履歴書の学歴の書き方とは?転職者向けの学歴の書き方と転職成功法 2022/8/12
- 新卒の学歴の書き方は?新卒の好印象を与える学歴の書き方と就職成功法 2022/8/10
- 30代の再就職は難しい?30代の再就職の注意点と30代の再就職成功法 2022/8/8
以前60代を採用するのは中小企業が中心でしたが、近年ではIPO準備企業など拡大フェーズにある企業も60代の採用を開始。
東証一部上場企業のような大手企業でも、専門性が高いポジションの案件が出始めています。
60代エグゼクティブ転職は専門知識をアピール
60代エグゼクティブ転職は経験やスキルで左右されるため、スキルの棚卸・自己分析をすると無理のない範囲で好条件転職がしやすいです。
転職エージェントを2・3社併用し、案件やサポートの幅を広げて転職活動すると有利且つ効率的。個人の転職活動にプラスして、利用するといいでしょう。

リバティーワークスは、仕事のすべての悩みに本気で向き合うWebメディアです。働く悩みを“ゼロ”にして、仕事も人生も楽しむための情報を日々発信しています。
リバティワークス 編集部の最新記事
今よりいい会社に転職しませんか?
転職活動は転職エージェントを活用した方が効率的です。
複数の転職支援サービスを併用すると希望通りの転職が実現しやすくなります。
リバティワークスのおすすめは、実績No.1の『リクルートエージェント』と、20~30代向けの『マイナビエージェント』です。
『生涯学習のユーキャン』で転職したい業界・職種に役立つ資格を取得すれば、転職活動を有利に進められます。
登録はスマホ一つで簡単!最短3分で完了!
転職エージェントのサポートは無料なので、まずは気軽に相談してみましょう。

転職実績No.1!非公開求人10万件以上!
幅広い業界・職種を網羅する業界最大手の転職エージェント。
特に20~30代の転職決定者が多く、営業職やIT系に強い。充実の面接対策も人気!

20代に信頼されている転職エージェントNo.1!各職種の転職事情を熟知した手厚いサポートに定評アリ。
主に中小企業で独占求人が多く、IT系にも強い。転職回数が少ない求職者は転職活動が有利に進む。

求人の3割以上が年収1,000万円超のハイクラス転職サイト。レジュメを見た企業やヘッドハンターから直接スカウトされるため採用率が高い。
必ず面談or面接できる「プラチナスカウト」では役員や社長面接確約も。キャリアアップを目指す人は外せないサービス。