転職エージェントの裏事情とは?からくりを逆手にとって転職成功させる方法

『転職するなら転職エージェント』といった情報が多いですが、実際にはメリットや良い部分しか見えてこないのも事実です。
転職エージェントを利用した方の中には「全然タメにならなかった」「良い転職活動が出来なかった」などの声もあります。
上手くいかなかった理由は、転職エージェント側の裏事情が関係している場合が大いにあるでしょう。エージェントの裏の内容も知っておけば、上手く立ち回れる場面もでてきます。
本記事では転職エージェントの裏事情を紹介。からくりを逆手に取り、転職成功へ繋げるなら必見です!
転職エージェントの裏事情
裏事情1:報酬は求職者の年収
≪転職エージェントの報酬例≫
転職者の転職後の年収 | 500万円 |
---|---|
エージェントに支払われる報酬 | 150万円 |
転職者が1ヵ月以内に退職した場合の返還金額 | 120万円 |
求職者の転職が成功すると、転職エージェントは転職した求職者の年収3割程度の報酬を受け取ります。
転職後に年収500万だった場合、エージェントへの報酬は150万円ほど。
ただし、転職が成功すればOKではなく、もしも担当した求職者が転職後1か月以内に退職すると、報酬の80%を返還しなければなりません。

転職エージェントの方も大変なんだね。じっくりと時間をかけて150万円を手に入れても、転職者が次の職場を退職したら120万円も持っていかれちゃうんだよね。

メリットは大きいけどリスクも大きいの。だからこそ転職エージェントはミスマッチを減らすために日々努力しているのよ。
年収が高い求職者ほどは優先度【高】
優先する転職者の例 | ||
---|---|---|
年収600万円の人 | 年収250万円の人 | |
紹介時の年収 | 700万円 | 500万円 |
転職者の年収(昇進後) | – | 700万円 |
優先度 | 高 | 低 |
例えば年収600万円と250万円の求職者にそれぞれ年収700万円と500万円の企業を紹介した場合を考えてみましょう。
年収250万円の人が年収500万円の企業に転職し、そして昇進したので年収が700万円になったとします。
後者も仕事をしていく中で評価され年収が前者の人と同じになったので、結果的に転職大成功と言えるでしょう。
しかし、転職エージェントは転職後の年収を見て優先度を決めるのではなく、紹介するタイミングでの年収が高いかどうかで決めるのです。
というのも、求職者が転職後に年収が上がるかどうかは未知数であり測れず、年収700万円企業に就職させる方が受け取れる金額も多くなるため。
したがってこの場合、転職エージェントは前者の年収600万円の人を優先して対応します。

ただし、しっかりと転職の意思や、本気度をエージェントに伝えればうまく使いこなせるわ。
裏事情2:転職エージェントだけが知る求人票
応募条件を満たしているのに面接にたどり着けないのには理由があります。【タイミング】【人気だったから埋まった】実は、これだけではありません。ここが、一番大きな裏事情と言ってもいいでしょう。
求人票に書かれていない条件が存在
応募条件を満たしているにも関わらず、書類選考が通過しない理由は、求人票には表記されていない選考基準があるからです。
例としては、女性のみだったり、30歳以下限定がある求人です。今は求人票に男性のみや、女性のみなど性別の制限・年齢の制限を設けてはいけません。
この求人票の表記に関しては転職エージェントだけでなく転職サイトも同様で、もし応募条件を満たしているにも関わらず書類審査が通らない場合は疑ってみましょう。

求人票に表記されていない内容を見抜くのは難しいけど、職種や給料が判断材料になるかもしれないわね。例えば、事務職を募集していて、月収16万~20万だと、女性を限定している可能性が高いわ。
求人で記載してはならない項目(性別の制限):男女雇用機会均等法5条
求人で記載してはならない項目(年齢の制限):雇用対策法5条
裏事情3:優先して紹介したい求人
転職エージェントが求人を選ぶ際、基本的には求職者の希望や経歴に沿って選定をしますが、実はある求人から優先的に紹介しています。
その求人とは、求人をもらっているがまだ求職者を入社させていない企業の求人です。
求職者を一人でも入社させることができると、その後は「非公開求人」をもらえるようになるのです。
転職エージェントも企業にアピールしたい
継続して求人依頼をもらう、つまり企業からリピート利用してもらえることは、転職エージェントにとって売り上げを大きく左右します。
そのため、転職エージェントは企業にリピート利用してもらうためにも、新規契約の企業に優先して人材を紹介したいと考えているのです。

もし、あまり自分の希望条件にあってない求人を紹介されたら、どうしてその求人を紹介するのか、ちゃんと理由を確認しておいた方がいいわよ♪もしかしたら、エージェント側の都合って可能性もあると思うわ★
裏事情4:早められた回答期限
企業から内定が出た場合、内定承諾の回答期限は企業によって違いはあるものの平均して1週間~10日ほど。
しかし、転職エージェントによっては内定承諾を得たいために回答期限を早めに設定する場合があるでしょう。
もし、回答期限が2~3日ほどであれば、疑ってみてもいいかもしれません。

内定を承諾するか迷っている場合は、回答期限を延ばすことができないか聞いてみることをおすすめするわ☆
裏事情5:キャリアアドバイザーの心理
面談時に査定をしている「大手/中小に売れる人材かどうか」
キャリアアドバイザーは面談時に求職者の細かな内容を見ています。
例えば、年齢の割りにビジネスマナーが見についていない人や、肩にフケが落ちて不衛生な人、経歴を偽っているかなどです。特に経歴を偽るのはやめましょう。
経歴に嘘をついてしまうと、他の転職エージェントを利用できなくなる可能性があります。

面談時は身だしなみやマナーに気をつけなさい。
アドバイザーの本気度はここでわかる
転職エージェントに登録してからのアドバイザーの動きで、ある程度の本気度が分かります。
- 面談方法
- 案件の紹介内容
「面談方法」直接面談ではなく、電話面談を促された場合は、正直本気ではないです。すぐにアドバイザーの変更してもらいましょう。第二段階は面談後の動きで、一向に案件を紹介してもらえない場合や、希望しない求人ばかり勧めてくるアドバイザーも正直アウトです。
基本的に直接面談をしてもらえないパターンとしては、電話時の対応が良くなかった人や、転職希望時期があまり早くない方は直接面談までしてもらえない傾向があります。
絶対に面談や登録を断らないエージェントもある
自分で転職活動をしたいなら
転職エージェントを上手く使う裏技

裏技なんてあるんだね。はやく教えてくださいよぉ。

ちょっと根木田、ラクにいこうとしちゃ駄目よ。あくまで転職活動を上手く進めるための技と考えない。
企業に応募するつもりで登録情報を入力する
キャリアアドバイザーが登録情報を見た時に「この人は良い」と思われるように職務経歴などは細目に記入しましょう。
電話面談ではなく対面での面談を希望
電話面談よりも。直接面談を希望すると、転職をしたい願望があると、アドバイザーに思ってもらえます。
複数登録して自分の市場価値を総合的に判断
転職エージェントによって持っている求人は違います。複数登録すれば、いろんな求人に出会えるメリットがあり、希望の求人が見るかる可能性は大きくなっていきます。
転職エージェントの裏事情はある程度分かっておけば転職活動を進めやすい
転職エージェントを利用するなら裏事情を知っておいて損はありません。むしろメリットの方が多くなる可能性があります。
例えば、アドバイザーの質を選べると考えてみてください。逆にこちら側がエージェントの本気度や能力を査定する心持で転職エージェントを利用しましょう。

ただし、アドバイザーの方を下にみるような態度は駄目よ。
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