新卒には辛い時期が何度もある!原因と対処法を理解するコツを紹介

「はじめての社会人!張り切っていくぞ~!!」
心躍らせて入社したものの、気づけば「めちゃくちゃ辛い…」と感じている新卒はあなただけではありません。
- 職場に馴染めない
- 仕事量が多すぎてしんどい
- こんな生活いつまで続けられるか分からない
入社1年目の新卒だからこそ、理想と現実のギャップから上記のような辛い気持ちになってしまうものです。
「こんなはずじゃなかった」という気持ちから「辞めたい」と考える人も少なくないでしょう。しかし、新卒で今の会社を辞めるのはなかなかハードルが高いですよね。
本記事では新卒が辛いと感じる原因や時期、対処法などをお届けします。
あなたにとって最適な決断が下せるように、ぜひ最後までじっくり読んでみてくださいね。
目次
新卒が辛いと感じる根本原因は「人間関係」
新卒に限らず社会人が「辛い」と感じる根本的な原因は「人間関係」から来ています。
例えば、この世界に元々あなたしかいなかったとしたら、ストレスを感じることはないでしょう。
- 「上司」から大量の仕事を依頼された
- 「課長」から白い目で見られている気がする
- 「先輩社員」からの圧力が辛い
上記のように全ての物事には他者が絡んでいます。つまり人間関係がある限り、辛い気持ちになることは何度でも襲ってくるのです。
裏を返せば、辛い気持ちを抱えているのはあなただけではないということ。新卒を含め、全ての社員が何かしらの辛い気持ちを抱えています。
しかし、人によって辛いと感じた時の行動パターンは違いますよね。
- ひたすら我慢する
- 転職する
- 職場に馴染もうと努力する
何かと覚えることの多い新卒は視野が狭くなり「自分なんて価値のない人間なんだ」と思ってしまいがちです。
ただ、誰しも辛い時期があり、視野を広げればいくつもの対処法があることを忘れてないけません。
「全ての原因は人間関係にある」という最大のポイントを頭に留めつつ、次の章を読み進めてみてくださいね。
新卒が辛いと感じる時期はいつ?3ヶ月おきに山場がある
新卒が辛いと感じる時期は人によって様々です。ここでは一般的に言われる「新卒が辛くなる時期」について解説します。
- 入社から1ヶ月:理想と現実のギャップが辛い
- 入社から3ヶ月:職場の雰囲気が見えてきて辛い
- 入社から6ヶ月:同期と差が出てきて辛い
- 入社から9ヶ月:任される仕事が増えて辛い
大体3ヶ月おきに辛い時期が来るようですね。以下で詳しく見ていきましょう。
入社から1ヶ月:理想と現実のギャップが辛い
新卒にとってはじめに訪れる辛い時期が入社1ヶ月目です。
- 新人研修が終わり配属先が決まる
- 社会の厳しさを体感する
- 先輩・上司と上手くやっていけるか不安
入社から1ヶ月過ぎた5月あたりは、新人研修が終わって実務に移る企業も多いはず。
この時、希望とは別の部署に配属されてしまったり、想像以上のハードワークに辛いと感じる新卒は珍しくありません。シンプルに言えば「理想と現実のギャップ」です。
「今までに体験したことのない日常に疲れてしまう」といった第一関門とも言えるでしょう。
入社から3ヶ月:職場の雰囲気が見えてきて辛い
入社から3ヶ月経つと、徐々に職場の雰囲気が分かってきますよね。その結果、見たくなかった現状に直面する新卒は沢山います。
- 先輩社員と反りが合わない
- 適当な教育体制に嫌気が指す
- 過酷な労働が辛い
仕事に慣れてくると、周りを見る余裕が出てくるもの。細かいことが気になり出すのもこの時期ですね。
また、人との関わりも密になってくるため苦手な人も出てきます。入社1ヶ月目とは異なり、過酷な労働を強いられる新卒もいるでしょう。
また、学生時代と違って社会人には長期の夏休みはありません。
- 学生時代の夏休み:1〜2ヶ月
- 社会人の盆休み:2〜5日
慣れない新卒生活に疲れが溜まっているにも関わらず、短い盆休みに落ち込む人も多いでしょう。特に猛暑が続くこの時期は疲れも貯まりやすいですよね。
入社3ヶ月目は、時間に追われる生活にちょっとした憤りを感じやすいセンシティブな時期と言えるでしょう。
入社から6ヶ月:同期と差が出てきて辛い
入社から半年ほど経つと、ある程度の業務がこなせるようになります。すると、新卒の中には以下のように感じる人が出てきます。
- 同期より成績が悪くて辛い
- 上司から見限られてしまった
- 会社に対する自分の価値が分からなくなった
簡単に言えば「周りと自分を比較して落ち込む→辛い」といった流れですね。前述した通り、ストレスの根源である「人間関係」のプレッシャーが大きくのしかかってきます。
上司から「同期の〇〇を見習え!」と言われたら、誰だって辛い気持ちになりますよね。人によって成長速度は異なりますが、会社としては優秀な成績を出した新卒を優遇するもの。
「もしかしたら、自分にはこの仕事が合ってないのかもしれない」と真面目に考えてしまう人も少なくないでしょう。
逆にこの時期を乗り越えられた新卒は、辞めづらい傾向にあるようです。1つの大きな関門と言えますね。
入社から9ヶ月:任される仕事が増えて辛い
年が明けた1〜3月ころは、仕事量も一段と増えて辛いと感じやすくなります。
- 1月:年末年始の休暇ボケと現実に戻ったギャップ
- 2月:会社の年度末が近づき業務が増える
- 3月:自分が先輩になるというプレッシャー
年明け早々から年度末に向けて、はじめて行う業務も増えてくるでしょう。
なかなか仕事が覚えられないでいると「お前はいつまで新卒気分なんだ!」と罵声を浴びせられることも。
それもそのはず、数カ月後の4月になれば、あなたは新たな新入社員が入社して「先輩社員」の立場に変わります。
「こんな自分が先輩社員だなんて、新入社員にバカにされそう…」
強いプレッシャーを感じて、辛い気持ちでいっぱいになってしまうこともあるはずです。脱新卒する恐怖心から「辞めちゃいたいな」と感じる新卒最後の壁とも言えるでしょう。
新卒の辛い時期を乗り越える5つの方法
新卒の辛い時期を乗り越えるTipsを5つにまとめました。
- 辛い気持ちを視覚化する
- 信頼できる人に相談する
- 仕事とプライベートを明確に分ける
- 瞑想やエクササイズで頭をリフレッシュ
- 自分でコントロールできることに集中する
少しでも辛い気持ちを軽くするために、以下で紹介する方法を試してみてくださいね。
辛い気持ちを視覚化する
頭に溜まっている辛い気持ちを視覚化していきましょう。
- メモ帳に何が辛いのか書き出す
- 書き出したメモを眺める
- 解決策を考えてみる
思考を言語化することで、客観的な視点を持つことができます。
これにより本質的な問題や原因を把握しやすくなるのです。また、辛い気持ちを言葉にすればストレスを軽くする効果も得られるでしょう。
自分自身がどんなことで悩んでいるのか分かると、対処法も自然と見つかってきます。
「友達が〇〇で悩んでたらどんなアドバイスをするかな?」と、他人事のように考えられると解決策も見えやすいです。
メモ帳をポケットに忍ばせておき、辛いと感じたタイミングで記録しておくのも効果的ですよ。
信頼できる人に相談する
あなたが心から信頼できる人に相談するのもおすすめです。
常に真剣に向き合ってくれる人なら、新卒ならではの辛い気持ちを理解してくれることでしょう。
ポイントは「年齢の異なる数名にアドバイスをもらうこと」です。
- 新卒の同期:共感してくれる
- 先輩社員:経験に基づく改善策を提示してくれる
- 両親:甘えに対する活を入れてくれる
上記はあくまで一例ですが、年齢や性別が違えば受け取り方も異なります。
あなたが素直に意見を聞ける人から沢山のアドバイスをもらって下さい。「人によっていろんな意見がある」と気づければ、人として成長できますよ。
仕事とプライベートを明確に分ける
理想と現実のギャップに悩む新卒は、仕事とプライベートをキッパリ分けることも大切です。
「仕事=辛い」とインプットされた状態では、仕事のストレスを休日に持ち込みがち。
- 趣味に没頭する
- ずっとやりたかったことに挑戦
- 小旅行で非日常体験
仕事を忘れるほど楽しい休日を過ごすだけでも、辛い気持ちを和らげることができます。
ダラダラ過ごすのは要注意
仕事の疲れから休日は家に引きこもってダラダラ過ごしてしまう新卒もいるでしょう。
- ネットサーフィン
- お酒
- 午後まで寝る
このような行為はストレス要因を増やしやすく、仕事とプライベートの両方でイライラしやすくなるのです。
例えば、お酒を飲みすぎて気分が悪くなる人は沢山いますよね。月曜日に出勤するものの二日酔いで仕事が遅く、上司から怒られてさらに辛い気持ちになってしまったら元も子もありません。
くれぐれもダラダラするだけで終わらないように注意してくださいね。
瞑想やエクササイズで頭をリフレッシュ
瞑想や軽い運動はストレス軽減に効果があります。どちらも無料かつ簡単に実践できるので、辛い気持ちを抱える新卒は試してみるべきですよ。
シンプルな瞑想のやり方
ストレスに効く瞑想のやり方は以下の通りです。
- 姿勢を正してあぐらもしくは椅子に座る
- 鼻からゆっくり息を吸う:7〜10秒ほど
- 口からゆっくり息を吐く:8〜12秒ほど
吸う時よりも吐く息を1〜2秒ほど長くします。
この動作を5〜15分ほど繰り返すだけで、脳に酸素が行き渡りスッキリしてくるのです。また、意識を呼吸に集中する行為は周りの意見に左右されない訓練にもなります。
「雑念が湧く→意識を呼吸に戻す」
瞑想中は何度も雑念が浮かんできますが、その度に意識を呼吸に戻してください。たったこれだけですが、ストレス解消に大きな効果があるので騙されたと思って実践してみてくださいね。
新卒におすすめのエクササイズ
辛い気持ちをリフレッシュするには以下のエクササイズがおすすめです。
- 外を軽くジョギング
- 室内でストレッチ or ヨガ
- 腕立て・腹筋・背筋などの自重トレーニング
晴れた日に太陽を浴びながらジョギングすると、セロトニンという体内物資が分泌されます。
セロトニンは自律神経を整えてストレスを緩和することが分かっているため、辛い思いをしがちな新卒にはうってつけですね。
ストレッチやヨガ、自重トレーニングなどは体中に血液を巡らせる効果があります。また、酸素を十分に摂取できるので、リフレッシュ効果もあります。
仕事中にストレッチするだけでも気分転換になるので、ぜひ実践してみてくださいね。
自分でコントロールできることに集中する
自分自身でコントロールできることのみに集中するのも効果的です。
- 辛い気持ちになりやすい人:他人や環境などにフォーカスしている
- ストレスに強い人:自分ができることのみにフォーカスしている
このように辛い気持ちを感じやすい人は、他者に依存する傾向があります。自分でできることだけに集中すれば、辛いといった感情自体が少なくなるものです。
- 上司から怒られた→改善点を探して試そう
- 過酷な労働→残業を減らす努力 or 職を変える
- 人間関係が上手くいかない→目の前の仕事に没頭する
例えば上記のように、他者からの影響を自分ができる範囲で消化することはできますよね。新卒のあなたに変えられるのは、あなた自身だけです。
周りに期待するのではなく、自分でできることにフォーカスすることで辛い気持ちを解消することができます。
主体性を発揮して自ら動ける新卒になれば、迅速に成長していくことも可能です。他人への依存から自分へ集中するクセをつけてみてくださいね。
新卒でどうしても辛いなら転職・退職も考えるべき
新卒で入社した会社がどうしてもあなたに合っていないこともあるでしょう。
- 完全なブラック企業
- 上司からパワハラにあっている
- 将来を考えると不安で仕方ない
このように辛い気持ちを抱えているなら、新しい職場へ転職するのも1つの手段になります。
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まとめ
新卒1年目はまさに「激動の時期」と言えるほど様々な変化が起こるもの。
日々やるべきことが増える中で、辛い気持ちを抱える新卒は沢山います。だからこそ、人と比べるのではなくあなたのペースを崩さないことが大切なんですね。
辛い気持ちになった時の対処法をおさらいしておきましょう。
- 辛い気持ちを視覚化する
- 信頼できる人に相談する
- 仕事とプライベートを明確に分ける
- 瞑想やエクササイズで頭をリフレッシュ
- 自分でコントロールできることに集中する
「全ての問題の根源は人間関係である」とお伝えしました。
社会人である以上、人との関わりは訪れるものです。他人の意見を正面で受け止めたら、人間ボロボロになってしまいます。
だからこそ「今自分にできることは何か」を常に考えてみてください。
どんなに成長しても辛い出来事は起こるものです。辛いと感じるのではなく、視点を変えるスキルを身につけてストレスに上手く向き合える社会人を目指していきましょう。