クリニック勤務の5つのメリット:理学療法士|自分に合う施設で働こう


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「理学療法士はクリニックで働く方が良い?」
「クリニックと病院はどう違う?」
「PTがクリニックで働くメリットは?」
クリニックでの勤務を検討していても、病院との違いや特徴・メリットがわからず迷っている理学療法士は少なくありません。
クリニックは休診日があるので休みが一定で、外来患者のリハビリが主なので経験を積みたい理学療法士にもおすすめです。
本記事では、病院とクリニックの違い、理学療法士がクリニックで働くメリットやクリニック勤務の特徴を紹介します。

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目次
理学療法士が働くクリニックと病院の違い

クリニックと病院、医院、診療所って何が違うの?

大きく分けると病院・クリニックの2つね。医院と診療所もクリニックに含まれるわ。
病院とクリニックの大きな違いは病床数ですが、取り組む医療の内容や従業員の人数などさまざまな条件があります。
それぞれに役割があり、病院は精密検査や急性期疾患が多く、クリニックは軽いけがや風邪、慢性的な疾患の治療がメイン。
事業所の特色を知り、目的や希望の働き方と比較して検討しましょう。
理学療法士のクリニックでの仕事内容

理学療法士が活躍する診療科をいくつか紹介するわね。介護・福祉やスポーツ分野で働いてる子もいるわ♪
理学療法士は整形外科だけでなく、さまざまな診療科で活躍しています。
- 整形外科
- 脳神経外科
- 循環器内科
- 歯科
- 精神科 など
整形外科クリニックでの理学療法士
整形外科クリニックで勤務する理学療法士は多く、主に運動器疾患を呈した患者のリハビリに従事。
1人当たりの治療時間は病院の1/3の20分程度で、限られた時間での評価・治療が必要です。
幅広い年齢層の患者がたくさん来院するため、さまざまな部位の疾患への知識や対応力が求められます。
スポーツ障害の症例もあるので、スポーツ分野に携わっていきたい理学療法士にも選択肢となり得るでしょう。

人によって、肩とか膝とか痛むところが違うもんね!短時間でいろんな箇所を診ないとダメだから大変そう。
脳神経外科クリニックでの理学療法士
脳神経外科ではめまいや認知症、脊髄疾患、くも膜下出血や脳卒中などの患者に対応します。
くも膜下出血や脳卒中などの脳血管疾患は、急性期病院での治療を終えた患者への継続的なリハビリテーションがメイン。
患者によってはバイタル管理が難しかったり、介助量が多かったりと、理学療法士の負担が大きくなりやすいです。
はじめは肉体・精神共に疲弊してしまう理学療法士もいますが、経験を積むうちに余裕が出て成長を実感しやすいでしょう。

おばあちゃんとかがよく通ってるとこだよね!
循環器内科クリニックでの理学療法士
循環器内科では、狭心症や心不全、心筋梗塞など心臓や血管の病気を治療し、理学療法士は主に心臓リハビリテーションを担当します。
クリニックには急を要する症状は少なく、回復期や維持期の患者への施術が多いでしょう。
心臓リハビリテーションでは、病気の再発や進行を防ぐための運動療法や生活指導など、社会復帰や自立の支援が可能です。
理学療法士が働くその他のクリニック
上記診療科以外にも、理学療法士が働けるクリニックは精神科や歯科など多岐に渡ります。
精神科では、向精神薬の副作用や長期入院・寝たきりによる身体機能の低下、精神的な病との合併症などに対応。
歯科では、歯科医師と連携して主に口腔と周囲の病気・障害を治療し、顎関節症や原因不明の口の痛みなどには理学療法の知識も有効です。
医療技術の進歩や高齢化社会も影響し、理学療法士の需要はさらに増加するでしょう。

歯科や精神科で理学療法士を募集してるクリニックはまだ少なくて、地域や条件が限られるから要確認ね☆
参考:名古屋徳洲会総合病院 口腔顔面リハ確立へ 理学療法士と歯科医が連携/徳洲会グループ
理学療法士のクリニックでのメリット5つ

クリニックにも色々あるんだね!理学療法士がクリニックで働くメリットは何?
- 手際の良さが身につく
- 特定の診療科に強くなる
- 患者と長くかかわれる
- 決まった休みがある
- 多職種との関わりが少ない
理学療法士のクリニックのメリット
①手際の良さが身につく
病院では一人の患者に対して、理学療法評価と治療にかかる時間は3単位(約60分)です。
クリニックは外来患者が大半で回転が早く、1単位(20分程度)での短時間の治療が多いので、手際の良さが求められます。
クリニックでの勤務で、効率的に業務を遂行する力が身につくでしょう。
理学療法士のクリニックのメリット
②診療科に強くなる
整形外科は運動器、循環器内科なら心臓リハ関係など、クリニックには診療科に合わせた疾患の患者が来院します。
たくさんの症例を診られ、より多くの臨床経験が重ねられるため、専門的に特定の科を学びたい理学療法士におすすめです。
理学療法士のクリニックのメリット
③通院患者から成果報告も
クリニックには継続して長期来院する患者が多いため、「自宅で○○ができた」などの報告があると達成感が得られます。
病院では、2週間以内に退院・転院する患者がほとんどなため、一度退院してしまえば患者と会う機会はほぼありません。
クリニックでの勤務は患者の日常生活と繋がっており、人と関わるのが好きな理学療法士には最適でしょう。
理学療法士のクリニックのメリット
④休みが決まっている
病院では夜勤やシフト制の施設もあり、勤務時間が変則的になる理学療法士も。
クリニックは休診日がある上、土日祝に確実に休みが取れる環境も少なくありません。
決まった休みが欲しいなら、クリニックへの勤務で実現できます。
理学療法士のクリニックのメリット
⑤多職種とほぼ関わらない
病院より職員が少ないクリニックでは、院内の人間関係は密な傾向にあります。
職場内の人間関係が良ければ働きやすい環境でしょう。
理学療法士のクリニックのデメリット5つ

メリットはデメリットにもなるから気を付けて!
- 忙しい
- 職場環境が悪いと辛い
- 上昇志向の人には不向き?
- 一分野に特化しがち
- 夕方まで診療があれば帰りが遅め
理学療法士のクリニックのデメリット
①忙しい
たくさんの症例を短期間で経験できるクリニックでは、診療科に詳しくはなれますが非常に忙しく、疲労がたまる人も少なくありません。
病院と違い1人1人に対して時間をかけづらいので、じっくりと治療したい人やプレッシャーを感じやすい人には不向きでしょう。

慣れるまで時間をかけて良いクリニックもあるわ!事前に方針を調べておきましょ。
理学療法士のクリニックのデメリット
②職場環境が悪いと辛い
クリニックは病院のように他科に気を使わなくてよいのは利点ですが、院内の環境が悪いと非常に働き辛くなります。
限定的なコミュニティでの勤務なため、円滑に業務を進めるためにもコミュニケーション能力は欠かせません。
理学療法士のクリニックのデメリット
③勉強しづらい?
病院勤務では、学会や研修会の参加費を負担してくれたり、定期的にカンファレンスが開かれたりと新しい知識を身につけやすいです。
セラピストが多数在籍する病院なら、周囲のを広く取り入れやすい環境にあります。
良くも悪くも病院より同僚が少ないクリニックは、新しい知識・システムの導入は院内環境に左右されがちでしょう。

院長の意向でたくさん勉強できるクリニックもあるみたい。入職前に他の職員から話を聞いてみてもいいわね♡
理学療法士のクリニックのデメリット
④1分野に特化しがち
複数の診療科を設置しているクリニックもありますが、特に整形外科クリニックでは他の診療科の疾患に関わる機会がほとんどありません。
幅広い分野の疾患を経験したい理学療法士にとっては、知識に偏りが生じるのはデメリット。
さまざまな臨床現場に携わりたいなら、複数の診療科を設置しているクリニックや、病院や介護施設などの選択肢も視野にいれましょう。
理学療法士のクリニックのデメリット
⑤夜診があると帰りが遅め
クリニックは決まった休みが取れるのはメリットですが、夕~夜診がある所は帰る時間が遅くなりがちです。
夕診・夜診は19~20時頃に終わるクリニックも多く、事務作業なども含めると21時以降に退勤する理学療法士もいます。
開院・閉院の時間や休憩の長さはクリニックによって異なるので、診療時間や実働時間を確認しておきましょう。
クリニックを検討する理学療法士には
- 定期的な休みが絶対に欲しい
- 診療科に詳しくなりたい人
- 地域の人と関わりたい人
- コンパクトな人間関係を希望する人
上記に当てはまる理学療法士でも、環境や人間関係、将来的なビジョンによって適した施設形態は異なります。
入職後に違和感を覚えないためにも、職場環境を事前に調べたり、転職エージェントに施設の内部情報を確認しましょう。
理学療法士のクリニック転職サービス
理学療法士に限らず、転職サービスは1つだけでなく複数併用した方が効果的です。
それぞれ保有求人やサービスの質に違いがあるため、いくつか比較して自分に合うサービスを選びましょう。
登録・利用はすべて無料です。
PTOT人材バンク | マイナビコメディカル | |
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(無料) |
PTOTSTワーカー | |
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転職エージェント | ![]() |
対象地域 | 全国 |
公開求人数 | 41508件 |
理学療法士求人 | 19000件 |
特徴 | 公開求人最多!新卒も◎3ヶ月以内の内定実績も多数 |
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理学療法士クリニック勤務はメリット多数
クリニックは決まった休みが欲しい人や、業務効率を追求したい人に向いています。
患者一人一人に充てる時間は短いですが、継続的に患者に携われるのでコミュニケーションが好きな人にもおすすめです。
事業所や診療科、目的によって合うクリニックは異なるので、比較・検討して自分に合った職場を見つけましょう。
参考:マイナビコメディカル,ジョブメドレー,PTOT人材バンク,,日本リハビリテーション専門学校
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