最終更新日:

20代のUターン転職に向いてる人とは?失敗しないための予備知識

「生まれ育った場所で働きたい」
「友達や家族と一緒の時間を過ごしたい」

この記事をご覧の20代のあなたも、Uターン転職について真剣に考えているのではないでしょうか?しかし、その一方で

「でも、20代でUターン転職して後悔しないかな?」
「地元で働きたい仕事につけるかな?」
「転職活動って今の仕事を退職してからするべき?」

など、Uターン転職に関する疑問や不安を感じている方も少なくないでしょう。人生の約1/3もの時間を占める仕事だからこそ、失敗したくないと臆病になってしまうものですよね?

そこでこの記事では、20代のUターン転職で失敗しないために

  • 地方の気になる年収と求人倍率
  • 事前に知っておくべきポイント
  • 活用すべき転職サービス

など、Uターン転職に必要な予備知識をお届けします。

Uターン転職とは「地元に帰って働く」こと

Uターン転職の「Uターン」とは都心部に移り住んで働いている人が、生まれ育った故郷に帰って働くことを表した言葉です。

<例>青森出身→上京して就職→地元青森の企業に就職

大学進学や大手企業への就職などで都心部に移ったものの、家族や自身の将来を考えて「地元で働きたい」と考える方も増えてきました。

働き方改革により在宅勤務を導入する企業や、リモート可能な職種なども増えつつある今、Uターン転職は1つの選択肢になっているのです。

ちなみに地元ではないものの、都会の喧騒から離れて地方で働くことを「Iターン」と言います。

20代のUターン転職!気になる年収と求人倍率

働き盛りの20代社会人からすると、年収と求人倍率は最も気になるポイントですよね?ここでは、各地方の年収と求人倍率を紹介します。

都市部と地方では年収に開きがある

総合平均 男性平均 女性平均
北海道・東北 377万円 408万円 312万円
北信越 381万円 411万円 308万円
関東 435万円 481万円 368万円
東海 403万円 441万円 326万円
関西 391万円 434万円 326万円
中国・四国 384万円 416万円 313万円
九州・沖縄 373万円 408万円 308万円

参考元:※1

上記の図は転職サイト「doda」が2017年9月~2018年8月に正社員として働く20〜65歳までの社会人36万人にアンケートをとった結果です。

  • 平均年収の最も高いエリア→関東:435万円
  • 平均年収の最も低いエリア→九州・沖縄:373万円

エリアごとにまとめたデータのため、関東でも東京と群馬では平均年収に違いがあります。ポイントとしては、都心と比較して地方の平均年収は低くなりがちなことですね。

「やっぱり給料低くなっちゃうんだ…」

確かに額面だけ見れば都心部に見劣りすることは避けられません。しかし、各自治体が設けるUターン転職者向けの支援制度や、物価の安さを考慮すると生活水準に変化がないことも珍しくありません

職種、スキルや経験、転職するエリア、Uターン転職の目的によって良し悪しが変わると言えるでしょう。

地方によっては求人倍率が低くなってしまうことも

2019年1月都道府県別 有効求人倍率
北海道 1.23 栃木県 1.36 滋賀県 1.39
青森県 1.35 群馬県 1.78 京都府 1.56
岩手県 1.43 埼玉県 1.33 大阪府 1.78
宮城県 1.67 千葉県 1.28 兵庫県 1.45
秋田県 1.52 東京都 2.12 奈良県 1.49
山形県 1.63 神奈川県 1.2 和歌山県 1.37
福島県 1.5 岐阜県 2.04 福岡県 1.58
新潟県 1.68 静岡県 1.69 佐賀県 1.33
山梨県 1.42 愛知県 1.96 長崎県 1.23
長野県 1.65 三重県 1.76 熊本県 1.67
富山県 1.98 徳島県 1.5 大分県 1.56
石川県 1.99 香川県 1.74 宮崎県 1.44
福井県 2.12 愛媛県 1.7 鹿児島県 1.31
茨城県 1.66 高知県 1.23 沖縄県 1.23

参考元:※2

上の図は、総務省統計局による「労働力調査 長期時系列データ」を参考に作ったものです。

  • 求人倍率が最も高い都道府県→東京都、福井県:2.12
  • 求人倍率が最も低い都道府県→神奈川県:1.2
  • 全国平均:1.63

図を見て分かる通り、各地方によって求人倍率は大きく異なります。首都圏のみで見ても東京都と神奈川県には0.92もの開きがあり、都心部だから仕事が豊富ということは必ずしも当てはまらないことが分かるでしょう。

地方であっても大手メーカーの生産工場や、もともと地方に本社を置く企業などもあり、田舎だから仕事が少ないわけでもありません

また、昨今では働き方改革の促進により、在宅勤務を導入する企業も増えてきました。特にIT系の職種ではリモート可能な企業が多いです。吸収力のある20代のうちに異業種への転職に踏み切ることも考慮することで、Uターン転職の選択肢を広げることもできるでしょう。

ずばり!20代のUターン転職がおすすめな人とは?

ここまで見てきて「で、結局どんな20代がUターン転職に向いてるの?」とますます悩んでしまった方がいるかもしれませんね。ここでは、Uターン転職に向いている20代の特徴を見ていきましょう。

<20代のUターン転職におすすめな人の特徴>
  • 年収よりも生活環境を優先したい人
  • やりたい仕事がある人
  • 車での移動が苦にならない人
  • 在宅勤務可能な職種に就きたい人

年収よりも生活環境を優先したい人

「地元で働きたい」という目的が合っても「転職するなら年収は下げたくないな」と考えている20代の方も多いのではないでしょうか?

しかし、エリア別平均年収でもお伝えした通り、地方では都心部と比較して平均年収が低めになっています。ここで重要になるのは、「あなたがUターン転職に何を求めるか」です。

  • 子供が産まれたので自然のある環境で育てたい
  • 親の介護を考えて地元で働きたい
  • 首都圏での生活にどうしても慣れない

上記のような理由がある方は、Uターン転職して年収が下がっても得られる恩恵があるはずです

地方によっては物価の安さから、年収が下がっても生活水準を変えることなく暮らせることもあります。20代だからこそ、キャリアプランを見直し地元で再スタートすると考えることもできるはずです。

年収よりも大事にしたいことがある

そんな方は、Uターン転職に向いていると言えるでしょう。

やりたい仕事がある人

地元にやりたい仕事があるという人は、Uターン転職が向いています。また「いろんな職業を体験してみたい」や「地方ならではの仕事に就きたい」と考える方も同様です。

しかしながら、都心部と比べて企業数や求人数が少ない地方は珍しくありません。「Uターン転職することは決めたけど理想的な職場が見つからない…」という悩みを持つ20代社会人は意外に多いものです。

そのため、まずは下準備として地元周辺の求人情報を検索し、なるべく多くの求人情報を集めましょう。年収ダウンと同じように、転職に関する理想とUターンする目的を慎重に比較することも大切です。

Uターンによって、仕事が制限されることを前向きに捉えられない方は、労働環境、給与、職種などに細かく優先順位をつけて「本当に地元へ帰るべきか」再検討することをおすすめします。

車での移動が苦にならない人

電車やバスなどの交通手段が限られる地方では、基本的に車移動になります。

企業によっては採用条件に「普通自動車免許」や「車通勤可能な方」と記載されていることも珍しくありません。免許証がない方や車の運転に不慣れな方は、Uターン転職が上手くいかないケースも考えられます

車での通勤は電車やバスと違いプライベートな空間のため、リラックスした状態で出社できるというメリットも。自家用車を所有している方や、車通勤が苦にならない方はスムーズにUターン転職できるでしょう

在宅勤務可能な職種に就きたい人

少子高齢化の影響により、日本政府は「働き方改革」を推進しています。この影響で都心部の企業はもちろん、地方でも在宅勤務を導入する企業が増えてきました

在宅勤務やリモートワーク可能な企業であれば、会社の所在地は問題になりません。現在、以下のような産業分野で在宅勤務の導入が増えています。

  • IT関連
  • サービス関連
  • 金融・保険関連

上記のような産業分野では「東京の企業で雇用されながら地元で働く」などの選択肢を得ることも可能です。企業規模としては、中小よりも大企業が中心となって在宅勤務化が進んでいます。

今後は地方に散らばった優秀な人材を確保するために、在宅勤務を導入する企業が増えていく見込みです。希望する職種が地方で見当たらない方は、在宅勤務可能な企業情報を探してみるのも良いでしょう

20代のUターン転職で押さえるべき3つのポイント

20代の社会人がUターン転職に失敗しないためには、以下3つのポイントを押さえることが大切です。

  • 転職活動は前職を退職してからがベター
  • Uターン転職のタイミングは入念に考えよう
  • 転職理由は具体性のある理由を

転職活動は前職を退職してからがベター

Uターン転職では、地元が現在地から遠くなるほど転職活動が困難になります。

現職の業務が忙しく転職活動のスケジュールが確保できない方も多いでしょう。そのため、スムーズにUターン転職するためには、事前に退職手続きを済ませた上で転職活動を行うのがベターです

現職を退職してから転職活動を行う際は、以下の点に注意してください。

  • 休職中も不安なく過ごせる貯金があるか
  • 貯金がない場合は、地元でアルバイトが確保できるか

転職活動では書類、証明写真、スーツのクリーニング代など意外に出費がかさむものです。焦って望んでいない企業に自ら応募することはUターン転職で後悔する原因になりかねません。心に余裕を持って転職活動ができるように金銭確保は重視してください

転職エージェントを活用するのもおすすめ

「Uターン転職が成功する保証ないし、今の会社を辞めてしまうのは不安」という方は、転職エージェントを活用して、効率的な転職活動を行うことをおすすめします。

転職エージェントであれば、求人サイトには載らない非公開求人もあるので都心部で働きながら幅広い選択ができるでしょう

  1. 転職エージェントに相談
  2. Uターン転職の希望をヒアリング
  3. あなたに合った企業を紹介
  4. 休日を使って1日に複数社と面接

上記のステップを踏むことで、都心部で働きながら転職先を決めることができます。ただし、退職手続きをしてから転職活動するよりも労力と根気が必要なことも覚えておきましょう。

Uターン転職のタイミングは入念に考えよう

今現在、現状への不満から勢いのみでUターン転職したいと考えている方は注意してください。突発的に転職しようとすると企業選びが適当になったり、企業研究が不十分だったりとのちに後悔するリスクが高くなります。

転職活動にはおおよそ3ヶ月〜6ヶ月ほどかかるため、事前にしっかりスケジュールを立てて余裕を持って行動できるように心がけましょう。

  1. 事前準備:企業研究、自己分析、退職手続きなど
  2. 求人検索:自分 or 転職エージェント
  3. 面接
  4. 退職、引っ越し手続きなど

Uターン転職をする際、最も重要になるのは1番と2番です。あなた自身がどんな仕事をしたいのかや、どのような企業で働きたのかはできる限り明確にしておきましょう。

「ここで働きたい!」と納得できるからこそ、面接や志望動機などもスムーズに浮かんでくるものです。Uターン転職は人生の分岐点になる大事なイベントなので、転職のタイミングについては熟考するようにしてくださいね。

転職理由は具体性のある理由を

Uターン転職の成功率を上げるには、具体性のある転職理由を述べることが大切です。「田舎で働きたかった」という理由は確かに真実ですが、面接官に対して「ここで働きたい」と伝えるためには熱意が不足しています。

採用担当にあなたの熱意を的確に伝えるには「ここで働きたい理由」を明確に述べるようにしましょう。

  • Uターン転職する経緯
  • 企業研究から「ここで働きたい理由」を述べる
  • あなたがその企業で活躍できるポイント

上記のような順番で志望動機を組み立てると伝わりやすい文章になります。面接官からしても、年齢の若い20代の中途採用に対してハイレベルなスキルを求める人は少ないです。

仕事に対してあなたが今まで重視してきたことや、転職に対するモチベーションなど若さ故にアピールできるポイントを踏まえて、魅力的な志望動機を作ってみてくださいね。

20代のUターン転職に使える転職サービス

最後に20代でUターン転職を考えているあなたに、多数の求人企業が見つかる転職サービスをお届けします。

  • リージョナルキャリア
  • リクルートエージェント
  • 地方自治体のネットワーク

選択肢の幅を少しでも広くしたい方は、ぜひ複数の転職サービスを活用してみてください。

リージョナルキャリア



「リージョナルキャリア」は、UターンとIターンに特化した転職支援サービスです。全国の優良企業から求人情報を見ることができ、専任コンサルタントによる面接対策などのサポートも受けられます。

リクルートエージェント



「リクルートエージェント」は、転職実績業界No.1の大手転職エージェントです。非公開求人も多数扱っているので、都心部で働きながら効率的に転職活動したい方に最適なサービスと言えます。

地方自治体のネットワーク

各地方にはUターン転職を希望する者に補助制度を設けていることもあります。求人サイトには載ることのない地元ならではの企業を紹介してもらえる機会にもなるので、積極的に活用してみてくださいね。

まとめ

Uターン転職では、目的を明確にし事前準備をした上で余裕を持った転職活動を行うことが重要です。

「本当に良い企業に出会えるかなぁ…」

Uターン転職を考える誰もが大きな不安を感じますよね。転職活動の失敗を最小限にするには、幅広い選択肢を持つことがポイントです。

本当の意味で「転職して良かった」と思えるためにも、転職エージェントや地方自治体などのネットワークを活用して、公私ともに充実した新しい人生を手に入れましょう

※1:平均年収ランキング 最新版(47都道府県の平均年収)/ doda
※2:労働力調査 長期時系列データ / 総務省統計局


RECOMMEND

関連記事