20代の男性の転職でおすすめの資格とは?転職成功させるための心構えと注意点

20代の男性が転職をするなら、資格を持っておいた方が有利になるのは間違いありません。なぜならそのジャンルの基礎的な能力、その資格を取れるだけの地頭を持つ証明になり、企業から信用され採用を得やすくなるからです。
「20代なら資格がなくても、やる気さえあれば採用してもらえるのでは?」と思う人もいるかもしれません。
その考え方は間違いではありませんが、資格が無くてやる気がある人と、資格をもってやる気がある人なら、圧倒的に後者の方が有利です。
また、資格を取得している事実がやる気の高さを裏付けてくれます。若いうちから資格を取っておくと、将来のキャリアアップや独立・開業にも役に立つ場合も大いにありえるのです。
そうは言っても「転職を成功させるのに、何の資格を取ればいいかわからない」と悩んでしまいますよね。資格は何でも取っておけば良いわけではありません。
そこで今回は、20代の男性が転職のために取得する資格を選ぶときの注意点を解説し、おすすめの資格もご紹介します。
20代男性にあまりおすすめできない資格
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転職でおすすめしない資格例
- 介護職員初任者研修
- 宅地建物取引士
- 第二種種衛生管理者
- 色彩検定2級
- 販売士2級
資格を持っていると転職に有利だといっても、20代男性に適した資格を選ぶ方がいいでしょう。誰でも取れて職種が限られるものは転職では役に立ちにくいからです。
20代男性の転職において、取るべきではない資格の特徴と具体例をいくつかご紹介します。以下のような資格は20代男性にはあまりおすすめできないので、注意が必要です。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修とは、以前は「ホームヘルパー2級」と呼ばれていた資格。介護職の基礎知識やスキルがあるのを証明するものであり、介護職の入門として位置付けられている資格です。
しかし、介護職そのものが重労働の割に年収が低く、将来的にも高収入はあまり期待できません。
どうしても介護職を志している人は別として、今後キャリアアップや高収入を目指す20代男性には、あまりおすすめできない資格です。
宅地建物取引士
不動産の売買や賃貸の仲介を行う企業には宅地建物取引士の資格を持った人が不可欠なので、不動産業界に転職するなら必須の資格です。
しかし、不動産業以外では活かす機会が少ないので、おすすめはできません。
第二種種衛生管理者
衛生管理者とは、職場の衛生や環境を健全に保ち、働く人の労働条件や健康を守る役割を果たすのに必要な資格。
50人以上の従業員がいる事務所には、1人以上の衛生管理者の資格を持った人を配置しなければならないので、一定の需要はあります。
しかし、第1種衛生管理者はすべての業種で衛生管理者になれるので役に立つ場面が多いですが、第2種衛生管理者は業種が限られているため転職ではあまり役立ちません。
色彩検定2級
色彩検定とは、色に関するさまざまな知識やスキルがあることを証明する資格で、ファッションコーディネーターやインテリアデザイナーなどの職種で力を発揮します。
しかし、色彩検定の資格を持っていることが採用の条件となっている求人は限られているので、一般的に転職で役立つ資格ではありません。
販売士2級
販売士とは、スーパーや百貨店をはじめとする小売業界で、商品が継続的に売れるようにするための知識やスキルがあるのを証明する資格。
この資格の合格率は60%以上とかなり高く、主に学生が就活のために取るような資格のため、20代男性の転職ではあまり効果がないです。
また、販売職でのみ活かせるものなので、販売職に転職したい人以外にはおすすめしません。
20代男性が転職で有利になる資格4選

じゃあどんな資格が20代男性におすすめなんだろう?
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20代男性におすすめの資格
- MOS
- ITパスポート
- プログラミングスキル
- TOEIC・TOEFL
人気の資格の中にも、さまざまな種類のものがあります。
転職を考えている20代男性なら、これからの長い仕事人生に向かって、高年収を目指せる資格や、将来の役に立つ資格を目指した方が賢明です。
MOS
MOSとはマイクロソフト ・オフィス・スペシャリストの略で、WordやExcelなどのマイクロソフト・オフィス製品の利用に関するスキルがあることを証明する資格です。
今やほとんどの会社でパソコンを使って事務処理を行っている世の中。
MOSの資格を持っていると、転職で大きく役立つだけでなく、実際の業務に入った際もパソコンの壁に躓かないでしょう。
MOSには「スペシャリスト(一般)」と「エキスパート(上級)」の二段階があります。
難易度は、エキスパートを取得するためには高度なスキルが要求されますが、スペシャリストなら取得するのは難しくありません。
20代男性におすすめな理由
MOSは「誰でも取れる」資格ではありますが、職種を選ばずほぼすべての業務内容で使うスキル。
未経験の職種に入る場合が多い20代男性の場合は特に、なるべく早く成果を出したいですよね。
そのためにも、基礎的なスキルを得られるMOSは20代男性にはおすすめの資格です。
ITパスポート
ITパスポートとは、情報処理に関する国家資格。単にパソコンを操作できてインターネットを使えにとどまらず、情報処理を正しく理解し、積極的に活用できるスキルがあるのを証明します。
難易度はMOSよりはやや高度になりますが、さほど難関というわけでもありません。普段からITに慣れ親しんでいる人なら、2ヶ月程度の独学で合格できるでしょう。
20代男性におすすめな理由
情報システム・データ処理の問題が発生するたびに専門業者にメンテナンスを依頼する会社も少なくありません。
ITパスポートの資格を持った社員がトラブルを解決できれば、非常に重宝される存在になります。
また、高年収のITエンジニアを目指す20代男性の入門編の資格としてもおすすめ。
可能性が広く残されている20代男性は、ITパスポートを皮切りに、ステップアップしていくのも可能なので、おすすめの資格と言えるでしょう。
プログラミングスキル
MOSやITパスポートよりも、さらに一歩進んだ「プログラミングスキル」を身につけておくと、転職で非常に有利に。
インターネット専門職は求人数が多い割に求職者が少なく、売り手市場になっている上に、IT以外の業界でもシステム部門の求人はあります。
プログラミングスキルの資格にはさまざまなものがありますが、代表的な「情報処理技術者」の中でも初歩的な「基本情報技術者」を取得するのがおすすめ。
基本情報技術者はITパスポートの次のステップとして位置付けられている資格です。
プログラミングに関する知識が必要なのでITパスポートよりは難易度が高いですが、独学でも合格可能なレベル。
ただし、情報系の勉強が初めての人だと3か月~半年以上は勉強時間が必要になるでしょう。
20代男性におすすめな理由
基本情報技術者は、IT業界では多くの企業で取得が推奨されている資格です。
あらかじめ取得しておくと、官公庁や大企業のシステム部門などに採用されやすくなるうえ、若くして高収入を目指せます。
TOEIC
TOEICは合格・不合格で判定されるのではなく、点数で評価されます。
一般的な企業に転職する場合に求められるスコアは600点、国際的な業務に就くためには700点以上が必要です。

TOEICの600点、700点ってどれくらいのレベルなのかな?
600点は英検でいうと2級レベルで、高校で英語が得意だった人なら十分に達成できるでしょう。
しかし、700点となると英検準1級レベルとなり、英語が得意だった人でも本腰を入れて勉強しないと達成できないかもしれません。
20代男性におすすめな理由
TOEICで高スコアを獲得すれば、外資系の企業に転職して高収入を得られるようになります。
近年は日本の中小企業も、生き残りをかけて積極的に海外展開をしている起業が増加中です。
外国人とスムーズに仕事をする能力があれば、20代で海外転勤を任される可能性もあり、早い段階で貴重なキャリアを積めます。
また今後、国策で外国人の労働力を増やす取り組みも行われており、将来的により多国籍になる日本国内の企業においても不可欠な人材として厚遇されるでしょう。
資格はあくまでおまけと心得よう
資格があれば転職で有利になるのも事実ですが、資格そのものが転職に直結するものではありません。
採用してもらうための判断材料の一つとして念頭に入れておきましょう。
資格を取るためにブランクを作るのは逆効果
資格の保有は、転職に有利に働くのは確かですが、取得するためにブランクが長くなるのは逆効果です。
ブランクがあると、「ひとつの職場で長く続かない人なのかな?」と思われてしまい、採用されにくくなってしまうおそれがあるため。
転職すると心に決めたとしても、すぐに今の仕事を辞めずに、できる限り働きながら資格を取るのをおすすめします。
すでにブランクがある方は、以下の記事を参考にしてください。
企業ごとに有利になる資格は転職エージェントに聞こう
転職したい企業がある場合は、その企業が求める資格を取得した方が有利になります。
しかし、希望する転職先の企業がどんな資格を求めているのかは分かりにくい場合は、転職エージェントに教えてもらうのがおすすめ。
転職エージェントは、企業との太いパイプを持っているので、その企業がどんな資格や人物を求めているかを熟知しています。
20代男性におすすめの転職エージェントをいくつかご紹介します。
マイナビエージェント
【公式サイト】https://mynavi-agent.jp/
マイナビエージェントは20代を中心に数多くの実績を上げ、その親身な対応が高く評価されている転職エージェントです。
20代の転職に携わっているマイナビエージェントに相談すれば、自分に必要な資格が何か一緒に考えてくれるでしょう。
また中小企業の求人量と質は高く、大手にもない案件を多数独占しています。マイナビエージェントでしか出会えないレアな好条件求人にも期待ができるので転職時にも強い味方になってくれます。
ワークポート
【公式サイト】https://www.workport.co.jp/
ワークポートは、IT業界への転職を希望する人へ特におすすめする転職エージェントです。
ワークポートはみんスクと呼ばれるプログラミングスクールを運営しており、まったくの未経験の人でも無料で教えてくれます。
またプログラミング学習だけでなく、キャリア相談や選考応募書類の添削、面接対策などのサポート体制も充実。
みんスクは20代しか受けられないので、IT業界に転職したい20代は利用する価値が高いです。
まとめ
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20代男性におすすめの資格
- MOS
- ITパスポート
- プログラミングスキル
- TOEIC・TOEFL
転職を成功させるには、どんな資格でも取得すればいいわけではありません。
自分が転職を希望する業界で求められている資格を取るなど、戦略的に取得をするのが大切。
もし、どんな資格が求められているのかが分からなかったり、そもそもどんな業界に転職するのがいいのかが分からなかったりする場合は、当記事を参考にしたり転職エージェントに相談するなどしてみましょう。
経験豊富なエージェントに相談すれば、性格や適性を見極めた上で、おすすめの業界や資格を紹介してくれます。
戦略的に必要な資格を取得して、転職を成功させてくださいね!
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