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転職に失敗した!30代が再転職して今度こそ失敗しないためにできること

転職前のイメージと転職後のギャップに不満を抱いている30代は多いです。転職に失敗した場合、「またすぐに転職するべきか」「我慢してしばらく働き続けるべきか」は悩みどころ。若さと勢いで再び転職に挑める20代と違い、30代は自分と家族の将来まで見据えなければなりません。失敗の教訓を活かせなければ、再度転職したところで失敗するのは目に見えています。

失敗を未然に防ぐためには、ギャップを埋めること。企業に踏み込んだリサーチで再転職は成功に導けます。今回は「転職に失敗した30代」に着目し、転職後の満足度転職後に感じたギャップとその原因を突き止め、30代が再転職で失敗しないためにできることをお伝えしていきます。

転職に失敗した30代は多い?転職後の満足度とギャップ

「転職できた=転職に成功した」とは限りません。転職のそもそもの理由が改善されていなかったり、条件を妥協して妥協してやっと決まった転職先だったり…。例え転職できたとしても自分がより良い環境になったと感じていなければ転職に成功したとは言えないでしょう。

30代の半数が転職先に満足していない

(これまでの転職経験率_性別年代別)

出典:ビジネスマンの転職意識に関する調査/NTTコム リサーチ

日本経済新聞社とNTTコムリサーチが20~50代のビジネスマンを対象に行ったアンケート調査(2014年)によると、転職経験のある30代は男性で58.8%、女性で65.8%でした。転職経験が2回以上ある30代は男性で33.8%、女性だと49.6%にも上り、再転職の挑戦者が決して少なくないことが分かります。

(転職した結果の満足度_性別年代別)

出典:ビジネスマンの転職意識に関する調査/NTTコム リサーチ

転職後の満足度を見てみると、満足していると答えた30代は男性で51.3%、女性で53.3%です。「どちらともいえない」を含め、約半数が転職先に満足していないという結果が出ています。

30代が転職後に感じたギャップとその原因

転職前に思い描いていたイメージと現状との食い違いで生じるのが、転職後の後悔です。ギャップが生まれた原因を突き止めれば、失敗は回避しやすくなります。

悪かった相違点


(複数回答可)

出典:8割の転職経験者が入社後にギャップを感じた/エン・ジャパン

エン・ジャパンが30歳以上のユーザー1824名を対象に「転職後のギャップ」について行ったアンケート調査によると、82%が転職前に聞いていた企業の情報と転職後の実態に相違があったと回答。悪かった相違点の30代の上位は「昇給しにくい(1位)」「教育体制が設備されていなかった(2位)」「風土・社風が悪かった(3位)」でした。

30代から50代の総計の1位である「風土・社風が悪かった」は30代では3位という結果に。30代は働き盛りで今後のキャリアアップを目指す方も多いため、昇給のしやすさや教育体制の有無が重要と考えているようです。

転職後に相違があった原因


(複数回答可)

出典:8割の転職経験者が入社後にギャップを感じた/エン・ジャパン

転職後に相違があった原因の30代の上位は「入社前の情報収集不足(1位)」「急ぎの決断をした(2位)」「印象だけで決定した(3位)」でした。総計では5位の「印象だけで決定した」が30代では3位に上がっています。

人生経験の長い40代や50代に比べて経験の浅い30代は印象だけで転職を決めてギャップを感じる傾向があるのか!

印象や直感を当てにすることも時には必要だけど、30代では失敗の大きな要因となり得ることは肝に銘じておかなきゃね。

後悔しないためには、焦らずじっくり見極めることが大切です。

転職に失敗した30代を取り巻く現状

売り手市場が30代の再転職を後押し

dodaの転職求人倍率レポートによると、2018年12月の転職求人倍率は2.49倍と転職市場は依然として売り手市場。業種別では「IT/通信」の求人倍率が6.79倍、職種別では「技術系(IT/通信)」が8.77倍で一番高くなっています。

参考:転職求人倍率レポート(データ)/doda

30代の人手不足の転職市場についてはこちらの記事に詳しく書いています。

企業は30代の中途採用に前向き

リクルートワークス研究所が発表した中途採用実態調査によると、中途採用を行った企業が採用した年齢層は20代(57.2%)、40代(43.5%)を抑えて30代(66.6%)が1位となっています。(2017年上半期実績、複数回答)。業種や職種にもよりますが、転職市場で30代は比較的有利な状況です。

参考:中途採用実態調査(2017年上半期実績)/リクルートホールディングス

30代で再転職ってナーバスになっちゃうかもしれないけど、売り手市場の今だからこそ検討するべきなのよ♪

30代が転職に失敗したらまたすぐに転職するべきか、時間をかけるべきか

残業の強制や給料が支払われない、仕事で違法行為を指示されるなど、ブラック企業で転職に失敗したと感じているようならすぐに転職活動を開始したほうが賢明です。そうでないなら、30代は再転職する時期について慎重に考えましょう。すぐに転職する、時間をかけて検討する、それぞれにメリット・デメリットがあります。

今すぐ再転職は不利になる可能性あり

すぐに再転職するメリットは、合わない会社で時間を無駄にしなくていいこと、少しでも若い方が転職に有利なことです。希望条件が叶う求人が見つかったならすぐにチャレンジするのもありでしょう。

デメリットは、じっくり情報収集できないこと、在籍期間の短さが不利に働くことです。ワークポートの調査によると、採用担当者の6割以上が「在籍期間が1年未満だと採用に影響する」と回答。短期間で退職した理由をポジティブに変換し如何に企業に納得のいく説明ができるかが採否を分かちます。

参考:採用担当者のホンネ調査/ワークポート

    メリット

  1. 後悔している会社で時間を無駄にしない
  2. 少しでも若いほうが採用されやすい
    デメリット

  1. じっくり情報収集できない
  2. 在籍期間が短いことが採用に影響する

時間をかけると満足のいく転職に繋がりやすい

やはり30代が短期間で再転職するのはあまり印象が良くありません。時間をかけると面目が保てます。今の職場は失敗だと感じていても、続けることで得られる知識や経験もあるはずです。働きながらじっくり情報収集できることは時間をかけて再転職する最大のメリットです。

デメリットは、失敗したと感じる職場で働き続けること自分の年齢が上がることです。とは言え、今の会社で働き続けるのが苦痛で肉体的にも精神的にも支障をきたすなど再転職を急ぐ理由がないのなら、30代は求人倍率をチェックしつつ最低1年の在籍を目途にすると、満足のいく転職に繋がりやすいでしょう。

    メリット

  1. 面目が保てる
  2. 今の職場で知識、経験が得られる
  3. じっくり情報収集ができる
    デメリット

  1. 後悔している会社で働き続ける
  2. 年を重ねることで採用が不利になる

30代の再転職に焦りは禁物☆これだ!って思う求人があれば応募すればいいのよ♡

転職に失敗した30代が今度こそ失敗しないためにできること

入社後に再び後悔しないように、可能な限りできることはやっておきましょう。ここでは、事前にするべきことと面接時にするべきことに分けて、今度こそ転職に失敗しないためにできることを説明していきます。

事前にするべき企業研究の徹底

インターネットを利用する

転職後にギャップを生まないためには、徹底した情報収集が必須。企業のホームページを読み込むことはもちろん、最近では職場の写真や社員が参加したイベントなどの情報をTwitterやFacebookで発信している企業も多く社風や会社の雰囲気を読み取れます。書き込み内容をありのまますべて鵜呑みにはできませんが、転職口コミサイトからもリアルな声を知れるので情報の1つとして利用すると良いでしょう。

30代の人脈を利用する

昇給しやすいかどうかを外から知ることは困難です。実際に働いている社員と話ができれば企業の内情を知れるので、今まで培ってきた自身のネットワークを活かして知り合いがいないか、伝手がないか確認してみましょう。その会社の社員でなくとも、同じ業界に勤めている友人や知人がいる場合は話を聞いてみると情報や噂が伝わっていることもあります。

面接時には踏み込んだ質問と社内チェック

具体的な質問で企業に踏み込む

面接では企業の内情に踏み込んだところまで具体的な質問をすることで、入社前のイメージと入社後のギャップを埋められます。具体的な仕事内容や、しっかりと教育体制が整っているかどうか、中途採用で活躍している人がいるのかどうかも質問しましょう。ただし、給与や残業時間などの待遇面の質問は踏み込みすぎると多少マイナスな印象を持たれることもあるので注意が必要です。

社内をチェックする

廊下やトイレですれ違った社員の表情が極端に疲れていたり、清潔感がなかったりしたら、激務であったり残業が多いことが疑われます。室内からタバコの匂いがするなら、分煙がされていない、従業員の健康管理に気を配っていない職場かもしれません。挨拶の声や電話の呼び出し音からも社内環境を読み取れます。自分が実際に働く姿をイメージして社内に目を光らせましょう

やる気があれば採用される20代とは違うんだから、面接ではただ質問に答えるだけじゃダメ。30代は自分のスキルをアピールしながら相手のことを探るの☆面接は社内をチェックできるチャンスだから、ぼやぼやしてないで五感を研ぎ澄ませて!

    30代に多かった転職後のギャップを事前に防ぎましょう。
    1位「昇給しにくい」
    ➡人脈を駆使し、社員か同業界の知人を探す
    2位「教育体制が設備されていない」
    ➡面接時に踏み込んで質問をする
    3位「風土・社風が悪かった」
    ➡SNSを利用したり、社内チェックで読み取る
    4位「残業が多い」
    ➡口コミサイトを利用したり、社内チェックで読み取る

30代は失敗を弾みにして転職成功を掴み取れる

転職に失敗した経験があるからこそ、次はより良い企業への転職が可能です。実際に入社してみないとわからない部分はもちろんありますが、リサーチを徹底すればイメージとのギャップは生まれにくくなります。

転職市場は売り手市場、中途採用に30代を求めている企業。舞台は整っています。失敗を弾みにして、次の成功へと確実に繋げましょう。

また失敗したらどうしようって悩んでた人も、今の職場に勤めながらできることはたくさんあるんだね。

選ばれたいって思っちゃうけど、こっちだって企業を選べるの☆恋愛と一緒で見た目の印象だけで決めちゃうと長くお付き合いできないわ。職場で過ごす時間は決して短くないんだから、恋人を見つけるより慎重にね♡


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