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児童福祉施設で働く施設保育士の給料は?後悔のない転職を実現するコツ

施設保育士になるには?仕事内容や給料事情を把握して保育士からの転職に活かそう

児童福祉施設で働く保育士(施設保育士)の給料・仕事内容に関心を持っていますか?

施設保育士と一口に言っても児童福祉施設は多岐に渡り、勤務地によって仕事内容は変わります

本記事では施設保育士の定義や給料事情、転職する方法などについて解説。

自分に合った職場で働きたいと考えている保育士の方は要チェックです!

児童福祉施設で働く施設保育士の定義

施設保育士とは、児童福祉法で定められた児童福祉施設に勤務する保育士を指します。

「児童福祉施設」には保育所も含まれますが、そちらで働く場合は通常の「保育士」となるため、施設保育士とは呼ばれません。

児童福祉法における児童福祉施設の内、施設保育士が働くのは以下の施設です。

施設保育士が働く児童福祉施設
助産施設
乳児院
母子生活支援施設
幼保連携型認定こども園
児童厚生施設
児童養護施設
障害児入所施設
児童発達支援センター
児童心理治療施設
児童自立支援施設及び児童家庭支援センター

通常の保育士と施設保育士はどこが違う?

保育園とそれ以外の児童福祉施設との大きな違いは、施設の運営目的です。

通常の保育園は児童福祉法三十九条において、「日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設」と定義されています。

児童福祉施設のうち一定数は、保護者からの依頼を受けて保育を行う保育園に通うのがが難しい子どもを対象にした施設です。

両親との死別、虐待、両親間のDVなどにより積極的な支援が必要な子どもの生活を保障し、支援を行なうのが児童福祉施設の大きな目的だと言えます。

必要なのは基本的に保育士資格のみですが、勤務する施設によっては児童心理学やチャイルドカウンセリングの知識や、関連資格が役立つ機会があるでしょう。

施設保育士の仕事内容

職業の名称としては「施設保育士」とまとめられますが、勤務する施設によって仕事内容は様々です。

以下の項目では、児童福祉施設のうち比較的求人数が多い施設の概要について解説します。

乳児院

おおむね満1歳未満の乳児を養育する施設で、乳児への授乳やおむつ替え、寝かしつけ、入浴・食事の補助などは仕事の一部です。

施設によっては育児相談窓口、ショートステイなどの子育て支援も行なっています。

保育業務の他に、職員間での情報共有を円滑にするための資料作りなど、事務作業も発生する可能性が高いです。

施設保育士としての仕事内容

  • 授乳、おむつ替え
  • 寝かしつけ、入浴、食事の補助など
  • 資料作成

助産施設

助産施設は、経済的な事情で出産費用などが支払えない人に対して、出産を手助けする公的な施設を指します。

施設の数やベッド数自体が少ないため、助産施設の求人は乳児院よりも少ないです。

助産施設で働く保育士の仕事は、生まれた乳児への保育とケアがメインとなります。

その他、室温管理や体調不良時の対応にも気を配る必要があるでしょう。

施設保育士としての仕事内容

  • 授乳、おむつ替え
  • 入浴、着替えの補助
  • 室温管理など

児童養護施設

保護者がいなかったり、虐待を受けていたりと生活が困難な子どもを受け入れ、衣食住の提供や学習・生活の指導を実施するのが児童養護施設です。

退所者へのサポートや児童の家庭との折衝も、児童養護施設が行なっています。

児童養護施設には看護師、栄養士などの保育士以外の職員が在籍しているので、ある程度他の業務への知識も求められるでしょう。

また、児童養護施設は全て24時間体制のため、夜勤や早朝勤務などの勤務シフトが発生するのも特徴です。

施設保育士としての仕事内容

  • 入浴、着替え、食事などの補助
  • 行事や遊びの企画・提案
  • 検診時の付添、援助
  • 資料作成など

障害児入所施設

身体障害・知的障害を持っている、または療養の必要性を指摘された子どもを受け入れ、生活指導や教育を行うのが障害児入所施設です。

障害児入所施設では、子どもの障害や状態、能力に応じた保育を実践しています。

保育士としての知識だけではなく障害者支援に関する知識が求められるため、自主的に学習・スキルアップできる方におすすめです。

施設保育士としての仕事内容


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