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介護福祉士から保育士には転職可能?スキルを活かして保育士になる方法

介護福祉士から保育士に転職したい!スキルを活かして保育士になる方法

保育士は、介護福祉士としてのスキルが活かせる職業の一つです。

国の方針としても介護福祉士から保育士、保育士から介護福祉士への転職を簡単にする動きが出ています。

本記事では、介護福祉士から保育士への転職難易度や、介護福祉士が保育士資格を取る手順について解説。

介護福祉士から保育士を目指したいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

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介護福祉士から保育士になるハードルは高くない

介護福祉士から保育士へ転職する人は、それほど少ない訳ではありません。

人間を相手にコミュニケーションを取ったりお世話をしたりする仕事なのは、保育士と介護福祉士の共通点です。

国としても、介護福祉士や保育士を始めとした福祉職の資格統合を人材不足解消のための目標としています。

近年、介護施設と保育施設を複合した「幼老複合施設」も増加しているため、両方の資格を持った方は重宝されるでしょう。

また、2018年からは介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士が保育士の国家試験を受験する場合、一部科目が免除されるようになっています。

そのような制度改正により、介護福祉士から保育士へ転職しやすい流れが来ていると言えるでしょう。

試験科目が一部免除される

現在、介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士は、保育士国家試験の筆記試験9科目のうち3科目を免除して受験可能です。

介護福祉士は、保育士の国家試験において通常の受験者よりもかなり有利になります。

保育士の試験から免除される科目

  1. 社会福祉
  2. 児童家庭福祉
  3. 社会的養護

これは介護福祉士と保育士の資格の統一を見据えて行なわれている措置のため、試験免除が中止される可能性は低いでしょう。

筆記試験9科目のうち免除される3科目は、保育士試験の中でも難易度が高いとされています。

筆記試験の難易度が下がるので、介護福祉士から保育士への転職はそう難しくありません

介護福祉士から保育士を目指すメリット

介護福祉士としてのスキルや経験が活かしやすい

お世話をする対象が年配の方か、子どもかの違いはありますが、介護福祉士と保育士は共通する知識も多いため、前職のスキルや経験を活かしやすいです。

介護福祉士としての知識や技術を次の仕事でも活かせるのは大きなメリットになるでしょう。

夜勤がない職場が多い

介護福祉士の場合、シフト制で夜勤が求められる職場は数多いです。

夜勤をしたくない方は、24時間営業ではない保育施設を選ぶと比較的負担が少ないかもしれません。

保育士でも24時間営業の施設では夜勤があるので、求人を見る際は気を付けてください。

遅番・早番のシフトであれば遅くても20時~21時には保育園を出られるので、介護福祉士よりも変則的な勤務は少ないです。

勤務先の幅が広がる

介護福祉士の資格を持っていると、障がい児施設や介護施設内の保育所など、一般的な保育施設以外の勤務先でも重宝されます。

介護施設と保育所が同じ敷地にある、または併設されている施設の求人に応募する際は、強いアピール材料となるでしょう。

介護福祉士と保育士の主な相違点

仕事内容

介護福祉士は、主に高齢者を対象にした日常生活のサポートや、利用者家族への対応が主な仕事です。

一方で保育士は、子どもの保育や子育て中の保護者への対応がメイン。

子どもの保育のほかには、行事日程の作成、掲示物の制作も業務に含まれます。

サービスを提供する対象は大きく異なりますが、人の暮らしを支援する仕事である点は変わりません。

資格の取得方法

介護福祉士は介護士として介護現場で合計3年以上の実務経験を積み実務者研修を修了、または養成校や専門学校を卒業すると国家試験の受験資格が得られます。

保育士の場合、保育と関わりがない大学・短大出身でも保育士試験を受験可能です。

資格を取得するには、独学または資格講座、保育士養成学校などの選択肢があります。

介護福祉士はどの方法でも国家試験を受験する必要があるため、保育士よりも資格取得の難易度が高いと言えるでしょう。

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介護福祉士は保育士資格を取得するハードルも低いため、保育士への転職はそれほど難しくありません。

ただし、年齢が高くなるにつれ他業界で正規雇用を受けるのは厳しくなります。

正規雇用の職員として働きたい方は、早めに複数社の転職エージェントを活用して転職を成功させましょう。

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介護福祉士から保育士への転職にも関わる「共通基礎課程」

厚生労働省が2017年頃から検討している「共通基礎課程」は福祉職の資格取得に関する新しい制度です。

この制度が導入された場合、福祉職の資格で別々に組まれているカリキュラムの一部を共通知識として、該当科目の受講が免除されます。

資格取得にかかる時間を短縮でき、人材不足の問題解決にもつながるため、資格取得者にとってもメリットの大きい制度と言えるでしょう。

しかし基礎共通課程の導入時期は2021年以降とされ、まだ実現には至っていません。

共通基礎課程の導入前に保育士になる方法

現在、介護福祉士が保育士資格を取得する場合に取れる手順は下記の2つです。

・保育士試験を受け合格する
・保育士養成学校を卒業する

未経験から保育士養成学校を利用する場合、およそ2年程度の期間がかかります。

介護福祉士等の資格がある方は、独学での保育士試験の受験がおすすめです。

↓未経験から資格を取得する方法について詳しく知りたい方はこちら↓

介護福祉士から保育士への転職は可能!資格取得で選択肢を広げよう

現在、介護福祉士から保育士へ転職する場合は保育士試験を受けるのが最も効率的です。

筆記試験3科目を免除されるため、範囲を絞って試験対策ができるようになります。

福祉職の資格は将来的に統合される展望がありますが、現時点では自分で資格を取得するほかありません。

とはいえ、介護福祉士資格を持っている場合、通常の保育園以外の職場でも重宝されるようになるため、取得しておいて損はないでしょう。

子どもと接する職場に転向したい方は、ぜひ資格を取得して保育士への転職を実現させてください。

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