介護職転職での主な退職理由は?好印象になる退職理由の伝え方のコツとは
「介護職で転職する時にどうやって退職理由を伝えればいいの?」「好印象を持ってもらえるような退職理由の伝え方は?」
面接でどうしても後ろ向きな話題となってしまう退職理由。なるべくいい印象を持ってもらえるように伝えて面接突破したいですよね。
退職理由はしっかりと整理した上で伝え方を工夫すれば、面接通過しやすくなってスムーズに内定獲得ができます。
今回は介護職転職でよくある退職理由や介護職転職で退職理由を整理する方法、介護職転職でより好印象に退職理由の伝える方法をご紹介しましょう。
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目次
介護職の転職でよくある退職理由
介護職転職を考える人の主な退職理由って何なのかしら?
令和元年の介護労働安定センターの調査によると、前職を辞めた理由トップ3は以下の通り。
- 結婚・妊娠・出産・育児のため
- 職場の人間関係に問題があったため
- 自分の将来の見込みが立たなかったため
結婚・妊娠・出産・育児のため
最も女性に多い退職理由だったのが、ライフイベントを機に辞めるケースです。
2014年の厚生労働省「介護人材と介護福祉士の在り方について」のデータによると、介護業界の男女比は女性約7割・男性約3割と圧倒的に女性が多くなっています。
職場に不満があったとしても、ライフイベントを主な退職理由として伝えると、引き止められる心配もなく退職しやすいです。
職場の人間関係に問題があったため
男女共に多い退職理由だったのが人間関係が原因となるケースです。人間関係の悩みは下記のような意見が挙げられます。
・派閥ができていて気を使う
・周囲と馴染めない
・働かない同僚がいる など
共に働く介護職員と上手く連携が取れないと、思うように仕事が進まず、ミスも発生してしまいます。
ただ、職場や実際の面接で退職理由を問われた際は、人間関係が主な原因だったとしても、別の理由や伝え方を工夫した方が良いでしょう。
自分の将来の見込みが立たなかったため
男性で最も多かった退職理由が、将来の見通しが立たないと感じるケースです。
介護職は、施設や事業所によっては自分が描いていた将来のビジョンを実現できないと感じてしまう制度や待遇の場合もあります。
・昇進できる体制がない
・夜勤が多く私生活との両立ができない
・成長できない環境だと感じる
将来を考えて退職する場合、介護職から介護職への転職を考える人もいれば、介護・福祉の業界からジョブチェンジをする人もいます。
面接で退職理由を伝える際は、自分の将来のビジョンが明確に伝わる工夫をすれば、納得感のある説明ができ、好印象です。
自分をもっと高めたいと考えて転職する子は、退職理由と一緒に意欲ややる気も伝えないと損よ!
介護職転職の面接でなぜ退職理由を聞くのか
介護職転職での面接の際に、退職理由から面接官が聞き出したい情報は以下の通りです。
- 仕事に対する価値観
- 施設や事業所に合っているか
- 長く働いてくれるか
仕事に対する価値観
企業は、退職理由から介護職での仕事の価値観を確認しています。
・成長意欲があるか
・仕事重視がプライベート重視か
・社会貢献したいか
・誠実に仕事に向き合っているか など
前職でどのように業務に取り組んできたか・今後の目標やなりたい姿などを、退職に至るまでの考え方や退職の決め手となった出来事から判断します。
退職理由を話す際には、介護職に対する真摯な姿勢が伝わるような伝え方の工夫が必要です。
どの価値観が良い・悪いって判断じゃなくて、選考先が求める人物像と合うか合わないかを見極めてるの!
長く働いてくれるか
介護業界では人手不足を感じる施設・事業所が多く、長く働いてくれる介護職員の採用がどの転職先でも求められる状況です。
退職理由を参考に、長く働いてくれそうか・またすぐ退職してしまわないか確認しています。
退職理由に一貫性がない・退職理由が不明瞭であるなど、納得感がない退職理由の場合、採用が見送られやすいです。
退職理由はアナタが次の転職先で頑張ってくれるか判断する重要な材料のひとつ。しっかり整理・準備しとく必要があるわ。
施設や事業所に合っているか
退職理由も含め、面接全体を通してあなたが選考先との相性が合うかどうかの確認です。
雰囲気や態度・話し方・話の伝え方などを通して、現職の介護職員と上手く連携が取れるか・被介護者に十分なサービスを提供できるかなどを見極められます。
介護職転職で退職理由を整理する方法
退職理由を整理すると、同時に転職の際に大切にしたい「転職の軸」も同時に設定できます。
転職活動を進めやすくするためにも、退職理由を徹底的に整理し、転職の軸を明確にしておきましょう。
転職や退職の際には、現状の整理が重要なの★簡単に状況が整理できる方法を教えてア・ゲ・ル♥
退職理由の整理の手順
介護職転職で退職理由を整理する際の手順は以下の通りです。
- 【退職理由の整理の手順】
①思いつくだけ退職理由を書き出す
②現在の会社で解決できるor無理を判断する
③自分の行動を見直す
まずは、今の会社で思いつく限りの退職したいと考えた理由や原因を詳細に書き出します。
全て揃ったら、今の会社で退職理由が本当に解決できないか、もう一度じっくり考えてみましょう。
自分自身の固定概念や先入観で「できない」「そうするべきだ」と決めつけていないか客観的に判断するのが大切です。
自分にも反省点があった際は、転職先で繰り返さないように意識するようにしてください。
転職の軸を設定する手順
退職理由が整理できたら、転職の軸も併せて設定しましょう。
- 【退職理由の整理の手順】
①転職先でどのように働きたいかを整理する
②1で整理した希望を満たす条件を書き出す
③将来なりたい姿が上記の条件のみで叶えられるか判断する
④足りない条件があれば追加する
⑤条件が全て揃ったら優先順位を付ける
全ての条件が揃ったら、一旦「金銭面の軸」「環境の軸」「仕事の軸」に希望条件を分類すると、最も重きを置く軸が明確になります。
介護職転職でやってはいけない退職理由の伝え方
介護職の転職活動でおすすめしない退職理由の伝え方があるの。自分が不利にならないように参考にしてみて!
職務経歴書に退職理由は書かない
転職活動で、基本的に必要な書類は「履歴書」と「職務経歴書」の2種類です。
職務経歴書には決められたフォーマットがないため、選考企業から特別に指定がない限りは退職理由を明記する必要はありません。
・伝えたい内容が正しく伝えきれない
・ネガティブな内容になりやすい
・書類作成の時間短縮をするため
文章のみでは、本来であれば納得できる退職理由でも、書き方次第で相手に違う伝わり方になってしまう恐れもあります。
転職先に必ず退職理由を話さなければならない決まりはないので、面接で退職理由を聞かれたら話す程度で捉えておきましょう。
職務経歴書の内容は全て評価対象になるから、あえて退職理由を書かない選択もアリなのね!
ネガティブで後ろ向きな表現は避ける
介護職転職で、面接の際に退職理由伝える時は、なるべくネガティブで後ろ向きな表現は避けるようにしましょう。
前職の悪口や愚痴ばかり言う・条件や待遇面の話しかしないなどは、マイナスイメージに繋がります。
悪口や愚痴を言う=転職しても不平不満ばかり言うかも…と採用担当者に思われる可能性も。相手の気持ちになって言葉を選びましょ!
介護職転職でより好印象に退職理由を伝える方法
ネガティブな表現はポジティブ変換
本当の退職理由はネガティブな内容だとしても、なるべくポジティブな表現に変換して伝えるようにしましょう。退職理由の伝え方の例は以下の通りです。
- 【退職理由の伝え方の例】
- NG例)・給料が低い
・人間関係が悪い
・仕事がつまらない
OK例)・能力を正当に評価してもらいたい
・自分をより発揮できる環境がいい
・介護職で仕事の幅を広げたい
退職理由から志望動機や自己PRに繋げられると、前向きな姿勢が伝わりやすいです。
志望動機や自己PRの説得力を上げるために、自己分析にも力を入れて取り組みましょう。
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転職エージェントを利用して入念に準備する
介護職の転職活動には、一連の転職活動を無料でサポートしてくれる転職エージェントの利用をおすすめします。
-
【転職エージェントのサポート内容】
- 適切な求人紹介・企業への推薦
- 事前に選考企業の様子を教えてくれる
- プロのアドバイザーに相談可能
- 書類添削/面談対策など無料でサポート
- 企業との年収・待遇面の交渉
- 入退社手続きの代行
退職理由がまとまらない人でも、介護業界を熟知したアドバイザーが一緒に考えてくれるので、効率よく転職活動を進められます。
各転職エージェントによって強みや特徴が異なるので、自分の希望や状況に合わせて利用しましょう。
介護業界特化型転職エージェント
レバウェル介護(旧:きらケア) | かいご畑 | |
---|---|---|
転職エージェント | ||
主なサポート対象 | 無資格・未経験 経験者も 幅広く対応 |
無資格・未経験の介護業界転職希望者 |
実績 | 幅広いニーズに対応可能 | 40代の転職成功実績あり |
求人数 | 4万4000件 +非公開求人 |
1万件 +非公開求人 |
雇用形態 | 正社員/契約社員/派遣/パート/アルバイト | 正社員/派遣に強い |
特徴 | 面接同行など抜群のサポート 無料資格支援制度あり |
無料で資格取得を目指せるキャリアアップ応援制度がある |
公式サイト |
ミラクス介護 | マイナビ介護職 | |
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転職エージェント | ||
主なサポート対象 | 介護業界経験者 未経験者も可 |
介護業界経験者 |
実績 | 介護職がすすめる転職サイトNo.1 | 福祉・介護職専門 利用者満足度No.1 |
求人数 | 11万4000件 | 5万2000件 +非公開求人 |
雇用形態 | 正社員/契約社員/パート | 正社員/非常勤/パート |
特徴 | 求人の5割が正社員求人 非公開求人は高年収が多い |
介護求人の質が高い 転職活動を徹底的にサポート |
公式サイト |
前向きな退職理由で介護職転職を成功させる
現在の介護業界は人手不足の施設・事業所も多く、経験やスキルがあれば退職理由に関係なく採用される可能性が高い傾向にあります。
しかし、理想の施設・事業所で入社後も円満に過ごすためには、質の高い書類作成や入念な面接対策は不可欠です。
ネガティブな退職理由だったとしても、前向きな姿勢が伝わる伝え方を工夫しましょう。
退職理由の伝え方が分からない人は、介護業界に特化した転職エージェントに一度相談するのがおすすめです。
退職理由の伝え方を工夫して書類選考や面接を突破し、理想の働き方を実現させましょう。
- 【介護業界特化型転職エージェントまとめ】
- ≪経験が浅い人向け≫
●レバウェル介護(旧:きらケア)
●かいご畑
≪有資格者向け≫
●ミラクス介護
●マイナビ介護職
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