保育士・幼稚園教諭のメリット&デメリットとは?後悔しない転職方法を解説
保育士から幼稚園教諭、もしくは幼稚園教諭から保育士への転職を考えている方は非常に多いです。
それぞれの違いや特徴を理解した上で就職・転職活動をすると、理想的な働き方が実現しやすくなります。
本記事では保育士・幼稚園教諭のメリット・デメリットや違い、おすすめの転職サービスについて解説。
保育士と幼稚園教諭、どちらが自分に向いているのか迷っている方は必読の一記事です。
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目次
保育園と幼稚園の違い
「幼稚園」「保育園」は保護者に代わって乳児または幼児を育てる施設ですが、これらは全く異なる目的で運営されています。
その他、近似の施設として「認定こども園」も存在し、こちらは幼稚園と保育園両方の要素を併せ持つのが特徴です。
保育園
保育園は小学校入学前の乳幼児に対して保護者の代わりに保育を行なう、厚生労働省管轄の児童福祉施設です。
安全な生活を送るために基本的生活習慣の習得や社会性や協調性を育てるのが目的で、トイレトレーニングや手洗いうがいなども教えます。
入園可能な年齢は0歳(生後半年以降)~5歳が多いですが、保育園によって例外もあるので就職・転職の際は要チェックです。
幼稚園
幼稚園は3歳以降の子どもに就学前の教育を行ない、小学校での学習がスムーズになるよう指導する、文部科学省管轄の教育機関です。
あくまでも子どもの教育目的で預ける施設なので、保育の必要性や保護者の職業に関わらず入園可能です。
幼児の保育・心身の発達を主目的として、集団生活の中で協調性・創造性を育みながら学習・生活の基盤を形成します。
入園時期が基本的に3歳の春と決まっているのも保育園とは異なる特徴と言えるでしょう。
認定こども園
認定こども園は幼稚園と保育園両方の要素を併せ持つ施設を指し、職員は「保育教諭」と呼ばれます。
認定こども園の中でも代表的なのが幼稚園の機能と保育園の機能を均等に兼ね備えた「幼保連携型認定こども園」。
保育園・幼稚園それぞれがベースになっている「幼稚園型」「保育園型」や、どちらにも該当しない「地域裁量型」の認定こども園も存在します。
保育士と幼稚園教諭の違い
保育士 | 幼稚園教諭 | |
---|---|---|
必要な資格 | 保育士免許 | 幼稚園教諭免許状(一種もしくは二種) |
資格取得方法 | 通信教育・独学でも可能 | 大学・短大・専門学校で所定のカリキュラムを修了 |
取得に必要な期間 | 最短6か月 | 最短2年間 |
教育実習 | 無 | 有 |
対象年齢 | 0~3歳 | 3~6歳 |
保育時間 | 7~19時(保育施設による) | 原則9~14時 |
子どもの保育を保護者に代わって行なう保育園、子どもの保育に加えて心身の発達や教育を行なう幼稚園とそれぞれの施設は目的に違いがあります。
保育士・幼稚園教諭にも様々な違いがあり、大きく分けて「資格」「保育の対象年齢」「保育をする時間」の3点が挙げられるでしょう。
必要な資格と資格の取得方法
保育士として働くには保育士免許、幼稚園教諭なら幼稚園教諭免許状(一種もしくは二種)が必要です。
また、認定こども園で保育教諭として働きたい場合は、保育士・幼稚園教諭両方の免許が必要になります。
保育士免許は大学や短期大学ではなく通信教育・独学でも取得は可能(ただし所定時間を超える実務経験が必要)です。
一方、幼稚園教諭免許は文部科学省が認可した大学や短期大学、専門学校などで所定のカリキュラムを修了しなければ取得できません。
保育士・幼稚園教諭いずれかの免許を既に持っている場合
保育士免許・幼稚園教諭免許のいずれかを持っている状態でもう一方の免許を取りたい場合、幼保特例制度により大学・短期大学などで指定の8単位を修得し、試験に合格すれば免許を取得できます。
受講には「3年以上、4320時間以上の実務経験」が必要です。
この条件を満たさないと受講自体ができないため、保育士から幼稚園教諭、幼稚園教諭から保育士、または認定こども園へ転職したい方は注意しておきましょう。
保育を行なう子どもの対象年齢
保育は0歳~6歳までの乳幼児が対象ですが、幼稚園教諭の場合は3歳~6歳までの幼児が対象になります。
とはいえ、近頃は3歳未満の乳幼児を預かる幼稚園もあるため、幼稚園教諭も乳幼児の保育をする可能性が全くないわけではありません。
保育をする時間
保育園では保護者のライフスタイルに合わせて子どもを預かるため、幼稚園よりも保育に対応する時間が長くなります。
勤務先によって幅がありますが、早朝保育・夜間保育などに合わせておよそ7時~19時頃までの中で勤務するケースが多いでしょう。
幼稚園教諭の場合は9時~14時まで保育を行ない、その後事務作業や行事の準備などをするのが基本スケジュールです。
なお、幼稚園によっては預かり保育を実施していて退勤時間が不定になる場合もあります。
保育士・幼稚園教諭どちらであっても就職・転職の際は事前に該当する施設のスケジュール・勤務形態等を確認しておきましょう。
保育士として働くメリット・デメリット
保育士として働くメリット
- 子どもの年齢が幅広い
- 複数担任制だと同僚と協力しやすい
- 免許の更新がない上、多くの保育施設で働ける
保育士は3歳以下の子ども達とも接するため、月齢とともに成長を感じやすいのが特徴です。
保育園では複数担任で連携して保育するケースが多く、情報共有がしやすい面もあります。
また、保育士免許を持っていると就業可能になる施設は病院内の保育施設や児童養護施設、託児所など数多いです。
そのため、保育士は幼稚園教諭よりも就職・転職の難易度が低いと言えるでしょう。
保育士として働くデメリット
- 給与が低い
- 土日出勤を求められる場合が多い
- 保育時間が長く、事務仕事の時間が確保できない
保育園の目的上、保育士は保育時間が長く、土日出勤が必要になるケースも多いです。
書類整理、掲示物や行事の準備など保育以外の仕事も多いですが、保育時間にその作業はできません。
持ち帰り仕事や残業が求められ、疲弊しやすい上に給与が低い傾向にあるため、厳しい仕事なのは事実と言えます。
幼稚園教諭として働くメリット・デメリット
幼稚園教諭のメリット
- 長期休暇があり、プライベートの時間を持てる
- 保育の時間が短く、事務仕事の時間が確保されている
- 保育士より給与が高い傾向にある
幼稚園は行事がない限り土日休みで、春・夏・冬休みなどで長期の休暇をもらえる幼稚園も少なくありません。
園児だけが休みで出勤が必要な場合もありますが、この時に保育は必要ありません。
休暇中に行事の準備ができるので、持ち帰り仕事は保育士より少ない傾向にあるでしょう。
また、保育する年齢が3歳以降のため、ほとんどの園児は基本的な生活習慣がある程度身についているのも保育士との違いです。
幼稚園教諭のデメリット
- 担任が一人なので責任が大きい
- 求人数が少なく、就職先が限られている
- 10年ごとに免許更新が必要
幼稚園教諭免許は一種、二種ともに教員免許の一種なので、10年ごとに更新が必要です。
教員免許の更新時は大学等で所定の講義を受けるか、免許の更新試験を受けて合格する必要があります。
加えて、幼稚園教諭は1クラスに1人の担任であるケースが多く、必然的に子どもたちを見る責任は大きくなるでしょう。
保育士・幼稚園教諭は保育業界に強い転職エージェントを頼ろう
保育園、幼稚園、認定こども園に転職する際は、必ず転職エージェントを利用しましょう。
保育・教育業界に強い転職エージェントを利用すれば、自分の希望する条件に合った施設を見つけやすくなります。
転職エージェントを利用する際は複数社を利用し、より自分に合ったエージェントを探すのがおすすめです。
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保育士と幼稚園教諭メリット・デメリットを理解してから転職しよう
保育園と幼稚園、保育士と幼稚園教諭には目的や仕事内容など、様々な違いがあります。
保育士から幼稚園教諭、幼稚園教諭から保育士に転職するのは珍しいケースではありません。
それぞれのメリット・デメリットを理解してから転職すると、「やっぱり前の職業の方が良かった」と感じる可能性が低くなるでしょう。
両方の免許を取得すれば認定こども園への転職も可能なので、いずれかの免許を持っている方は幼保特例制度を活用するのがおすすめです。
様々な施設の特徴を把握して、自分の理想とする働き方に合う施設を見つけてくださいね。
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