既卒から3年以内で就職するメリットは?新卒に負けず就活を成功させる方法

既卒と聞くと就職活動で不利になるイメージが先行してしまう人も多いと思います。
しかし、既卒になってから3年以内の方は転職で有利になる可能性が十分にあるのです。
本記事では、既卒3年以内とそれ以降の人の違いや既卒3年以内で応募できる求人枠、新卒にも負けない就活方法について解説します。
既卒から正社員に就職したいと考えている方は必見の内容です。
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目次
既卒3年以内の人が応募できる求人は3枠
既卒者が応募できる求人は基本的には中途採用枠だけと思われがちですが、実は全部で以下の3つの枠に応募できます。
-
■ 既卒3年以内の人が応募できる求人枠
- 新卒枠
- 既卒枠
- 中途枠
まず1つ目の「新卒枠」ですが、厚生労働省の掲げる「青少年雇用機会確保指針」では、既卒3年以内の応募者を新卒扱いするよう企業に奨励しています。
これは義務ではないので全ての企業が対応しているわけではありませんが、比較的多くの企業が既卒3年以内は新卒枠への応募を認めているようです。
また、数はそれほど多くはありませんが企業によっては既卒者のみを対象に募集をかける「既卒枠」を用意している所もあります。
そのため、既卒3年以内の人が応募できる求人は「新卒枠」「既卒枠」「中途枠」の全部で3枠です。
■ 既卒3年以内とそれ以降の求人枠の違い
既卒3年以内 | 既卒3年以上 | |
---|---|---|
新卒枠 | 〇 | × |
既卒枠 | 〇 | 〇 |
中途枠 | 〇 | 〇 |
既卒3年以内の人が「新卒枠」応募時の注意点
ここでは既卒3年以内の人が「新卒枠」に応募する際の注意点を4つご紹介します。
-
■ 「新卒枠」に応募する際の注意点
- 既卒が有利になるわけではない
- 大手は受け付けていない場合がある
- 求人によっては応募可能か分かり辛い
- 集団面接では疎外感を感じる場合も
既卒が有利になるわけではない
厚生労働省の呼びかけで既卒3年以内の人も新卒枠に応募できるようになりましたが、だからと言って有利になったわけではありません。
特別に応募できるために他の新卒者よりも優遇されると勘違いしないように注意して下さい。
しかし、既卒者は新卒者と比べると数が少ないので、良くも悪くも目立つ存在になります。
周りよりも印象に残りやすい立場をうまく利用して良いアピールに繋げられれば、採用の可能性を高める要因にもなるでしょう。
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大手は受け付けていない場合がある
大手などの人気企業の場合は、新卒者だけでも応募が殺到するため、既卒者の応募を受け付けていない場合もあります。
「青少年雇用機会確保指針」はあくまで「推奨」しただけであり、全ての企業が既卒3年以内の新卒枠応募を受け入れているわけではない点には注意して下さい。
求人によっては応募可能か分かり辛い
たとえ企業が既卒3年以内の新卒枠応募を受け付けていたとしても、必ずしも求人に「既卒3年以内OK」などと記載されてるわけではありません。
特に「令和〇年春 大学卒業見込者」のような記載は、単に新卒枠だと示す場合と既卒者は対象外だと示す場合の両方があり得ます。
興味のある求人でそういった記載がされている場合は、念のため採用単層者に既卒の応募が可能か問い合わせた方がいいでしょう。
集団面接では疎外感を感じる場合も
既卒者が「新卒枠」で応募する場合、新卒者と一緒に集団面接を受ける可能性もあります。
- なぜ既卒になったのか?
- 空白期間はどう過ごしていたのか?
こういった既卒者ならでは質問を新卒者たちの前でされた場合に、周りと比べて疎外感を感じる人も少なくありません。
しかし、既卒だからといって引け目を感じる必要はありません。
堂々とした態度で面接に臨むよう注意してください。
既卒3年以内の人が「既卒枠」応募時の注意点
時によっては新卒者やキャリアのある人ではなく、既卒者を対象とした募集が出る場合もあります。
ここではその際の注意点を3つご紹介します。
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■ 「既卒枠」に応募する際の注意点
- 既卒枠には積極的に挑戦する
- 下準備はしっかりしておく
- ブラック企業かどうかの調査は必要
既卒枠には積極的に挑戦する
既卒者に絞って求人が出されるケースはそれほど多くはありません。
既卒者に対するネガティブな見方がない分、質疑応答や志望動機などの準備さえしておけばスムーズに選考が進む可能性もあるでしょう。
既卒者を対象とした求人を見つけた場合は積極的に挑戦するのをおすすめします。
下準備はしっかりしておく
既卒者を対象とした求人は、当然ですが応募者も既卒者ばかりです。
既卒になった原因、卒業してからの期間に何をしていたか、今度どのように働きたいか、応募動機、自己PRなど、想定される質問への下準備はしっかりとやっておきましょう。
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ブラック企業かどうかの調査は必要
既卒者を対象とした求人を出している企業は、人手不足に陥っている可能性もあります。
事業が登り調子で慢性的に人手不足になる場合もありますが、労働環境が悪いために離職者が絶えないブラック企業の可能性も考えられるでしょう。
もし「既卒枠」を募集している求人を見つけたら、その企業の研究は入念にやるよう注意してください。
既卒3年以内の人が「中途枠」応募時の注意点
特別な募集枠がない限り、既卒3年以内の人でも「中途枠」に応募するしかありません。
ここでは「中途枠」に応募する際の注意点を2つご紹介します。
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■ 「中途枠」に応募する際の注意点
- 即戦力募集の場合は不利になる
- フレッシュさを存分に発揮する
即戦力募集の場合は不利になる
既卒が「中途枠」で応募する際は、求人票を慎重にチェックしましょう。
その求人が「即戦力募集」であれば正社員経験のない既卒が採用される可能性は低いです。
既卒が中途枠に応募する場合は、「未経験の応募も可」「未経験者歓迎」「初心者歓迎」などの記載がある求人を狙うようにして下さい。
フレッシュさを存分に発揮する
新卒枠での応募と同じように「なぜ既卒になったのか?」「空白期間はどう過ごしていたのか?」の質問は必ずされるため、しっかり回答を準備しておきましょう。
キャリアのない既卒に対して企業が求めるものは、フレッシュさと仕事への情熱です。
働く意欲や入社への意気込みをしっかり伝え、キャリアのある人にはない新鮮さをアピールしましょう。
既卒3年以内の人が新卒に負けない方法
既卒3年以内の人が新卒に負けないためには新卒時代とは違った方法で就活をするしかありません。
ここではそのための方法をご紹介します。
-
■ 既卒が新卒に負けない方法
- 自分の棚卸を徹底する
- 就職エージェントを利用する
自分の棚卸を徹底する
既卒3年以内の人が新卒との差別化をするには、自分の強みや弱みについて理解しておく必要があります。
そのためにもまずは、自分の強みは何なのか?市場価値はどれくらいなのか?などを徹底的に棚卸するのが大切です。
ここでは自分の棚卸に使えるおすすめの無料ツールを2つご紹介します。
5つの強みがわかるグッドポイント診断
強みとは「自分にとってできて当たり前」である場合が多いので、実は自分で見つけるのは難しいです。
そこでおすすめしたいツールが、18種類の強みの中から自分の持つ5つを診断できる『グッドポイント診断』です。
簡単な質問に答えていけば15分程度で診断できる手軽さな上に、業界最大手の「RECRUIT」が開発しているため、診断結果の精度も信頼性も抜群です。
利用するには転職サイトのリクナビNEXTへの登録が必要ですが、誰でも無料で簡単に登録できます。
自分の強みや適性を知り、新しい分野へチャレンジするのもいいでしょう。
市場価値がわかるミイダス

ミイダスは、あなたの本当の価値を“見いだす”、効率的な転職活動ができるアプリです。
dodaを運営するパーソルキャリアの新ブランドで、同社が持つ膨大な過去の転職者データから自分のキャリアの分析が可能になります。
簡単な質問に答えるだけでおおよその年収が算出され、自分の今の市場価値がわかります。
更に優良企業170,000社にあなたの経歴が公開され、あなたを必要としている企業からオファーが届くといったシステムになっています。
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就職エージェントを利用する
既卒者と新卒者の最も大きな違いは「転職エージェントを利用できるかどうか」だといっても過言ではありません。
特に既卒者専門の転職エージェントを利用すれば以下のようなメリットがあるので、自力で就活をしている新卒者に大きく差を広げられるでしょう。
-
■ 転職エージェントのメリット
- 状況に合わせた求人を紹介してくれる
- 求人サイトにはない非公開求人もある
- 厳選された優良企業に出会える
- エージェントによっては書類審査不要
- 利用は完全無料
ここでは既卒者専門の転職エージェントを4つ紹介しますので、じっくりと比較・検討してください。(※複数社に登録して併用するのもおすすめのやり方です。)
就職エージェント早見表
サービス名 | 特徴 | どんな人に おすすめ? |
---|---|---|
マイナビジョブ20’s | 首都圏・関西・東海の求人が中心。既卒向け求人が豊富。 | 良い求人の選び方がわからない人 |
就職shop | 全ての求人が未経験歓迎で書類選考不要。 | 書類を書くのが苦手な人 |
第二新卒エージェントneo | 職歴なしからの転職成功実績1万人以上。面接対策の満足度が高い。 | 面接が苦手な人 |
キャリアスタート | 若手に特化したサービス。新型コロナ特別支援あり。 | 幅広く相談に乗って欲しい人 |
JAIC(ジェイック) | 既卒専門の無料就活講座あり。就職成功率は81.1% | 今の自分に自信がない人 詳細は後述 |
就職エージェント比較表
マイナビジョブ20’s | 就職shop | |
---|---|---|
サイト | ![]() |
![]() |
年齢層 | ||
サポート対象者 | ||
支援実績 | 年間約3万4000人が登録 | 4人中3人が正社員未経験から内定獲得 |
特徴 | 首都圏・関西・東海の求人が中心。既卒向け求人が豊富。 | 全ての求人が未経験歓迎で書類選考不要。 |
公式 サイト |
第二新卒エージェントneo | キャリアスタート | |
---|---|---|
サイト | ![]() |
![]() |
年齢層 | 18歳~28歳の就職/転職支援実績2万人超 | 20代 |
サポート対象者 | フリーター/初めて就職/転職を検討する人 |
|
支援 実績 |
内定獲得まで最短3日 | 20代がおすすめする転職支援会社No.1 |
特徴 | 職歴なしからの転職成功実績1万人以上。面接対策の満足度が高い。 | 全てマンツーマンのサポート。コロナの影響で内定取消にあった人への特別支援あり。 |
公式 サイト |
研修付きの就職エージェントも
既卒者の中には、「面接でアピールできるようなスキルや経験は全くない」と考えている方もいるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、ビジネススキルを1から学べる研修と書類選考不要で20社と集団面接が可能な就職支援サービス「JAIC(ジェイック)」です。
JAICは既卒者だけでなく、フリーターやニートなど社会人経験がない・少ない方を対象にした就職支援サービス。
企業に新卒入社した人が受けるのと同等の研修を事前に受けられるため、既卒者だからといって引け目を感じる必要がなくなります。
社会人として必要な能力を事前に習得してから余裕を持って就職したい方には非常におすすめのサービスです。
既卒3年以内はやり方次第で新卒よりも有利に
既卒3年以内の人は「新卒枠」で応募ができるだけでなく、転職エージェントを利用した就職活動ができます。
転職エージェントをうまく活用すれば既卒者ならではのアピールもできるので、自力で就活をしている新卒者には大きく差を広げられるでしょう。
世間のイメージでは既卒と聞くと不利なイメージが先行しますが、3年以内の人であればむしろやり方次第では有利な状況に持ち込めます。
自分の可能性を諦めずに、使えるサービスは何でも利用するくらいの覚悟で就職活動を乗り切ってください。

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