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需要が増えてきている福祉美容師とは?普通の美容師との違いや年収を紹介

需要が増えてきている福祉美容師とは?普通の美容師との違いや年収を紹介

若いときは毎月か2カ月に1度は通っていた美容院も、年齢が上がるにつれて、通うのが体力的につらくなってきた、もしくは身体的な理由で通えなくなったなどの高齢者が多くいます。

おしゃれが好きな人、おしゃれに配慮する人にとって、好きなときに美容院に行けないのは、とても残念に感じている人も多いのではないでしょうか。

そんなときに、大変うれしいサービスをしてくれるのが福祉美容師の仕事です。髪形を変えたい、カットしたいと思ったときに、気軽に頼めるサービスとなっています。

今回はおしゃれな高齢者の味方、福祉美容師の仕事がしたいという人に向けて、仕事内容や転職するときのポイント、気になる収入など、さまざまな角度から解説していきます。

福祉美容師の仕事内容を調査!一般的な美容師と違う点は?

福祉美容師と普通の美容師はどう違うのかをメインに、具体的な仕事内容や役割、1日の仕事の流れについて見ていきましょう。

福祉美容師が日常的に行っている仕事内容

福祉美容師は訪問美容師と呼ばれるだけあって、美容院では施術を行わず、個人宅や介護施設、老後施設へ訪問して施術をします。仕事は通常、2人1組(3人1組のときもあり)で行い、1人では椅子に座れない高齢者を介護しながらの施術になることが多いです。

もちろん、病状や体調によっては、普段とは違う点で気を付けながら施術を行うため、初歩的な医療知識と注意しなければならないことは念頭に置いておく必要があります。

福祉美容師の高齢社会における役割

自由に外出ができなくなってしまった高齢者が、美容院も行けなくなったと落胆してしまう問題点を解決するために、福祉美容師という仕事ができました。この福祉美容師は、諦めていたおしゃれに対し、訪問することで問題点を解決する役割を担う仕事と言えるでしょう。

また、良い気分転換になれるということもあり、高齢者に喜ばれるサービスとも言えます。

高齢者が、おしゃれで自己表現できるようになるので、イキイキと生きる手助けができます。

福祉美容師の1日の流れ

  1. 出勤先の美容院で、当日のスケジュールやメールの確認
  2. 顧客宅の玄関or施設の浴室等でカウンセリング&仕上がりイメージの確認
  3. 顧客の様子を観察しながらの施術
  4. 後片付けや清掃をして、会計
  5. 美容院に戻り後片付けや反省会をして帰宅

出勤先の美容院で、当日のスケジュールやメールの確認をします。あらかじめ予約していただいた顧客の家、もしくは施設に、施術道具などを準備万端にしてから向かいます。

施術場所は、個人宅の場合は玄関先やお風呂場、お部屋などを借りて行い、施設の場合は入居している部屋か浴室スペースなどです。使える場所にシートを引いて、椅子を設置したら、まずは顧客にカウンセリングをして、仕上がりイメージを決めます。

そのあと施術に入るのですが、顧客の様子を観察しながら、無理がないように手早くカットし、終わった後は仕上がり具合の確認です。しっかりと確認を終えたあと、後片付けや清掃をして、会計を済ませて終了になります。

ここまでを1つの流れとして、1日に数件訪問して仕事終了です。終了後は美容院に戻り後片付けや反省会をして帰宅となります。

訪問介護の美容院版と考えていただけると分かりやすいかもしれません。

福祉美容師になりたい人は必見!

福祉美容師は普通の美容師のように、資格を取るだけでなれるものなのでしょうか?最も気になる福祉美容になる方法について解説します。

福祉美容師になるために必要な経験

ほとんどの募集に記載されているのが、スタイリストとしての経験の有無です。美容師として美容院に入り、スタイリストとして働いた経験があるかどうかがポイントとなります。

アシスタント(シャンプーやマッサージをする人)ではなく、スタイリスト(カウンセリング&施術する人)経験があるかどうかなので、アシスタントで辞めないで、スタイリストまで昇格したうえで、実際に施術経験を積んでおくことが大切です。

福祉美容師に求められるスキル・資格

スキルについては、コミュニケーションスキルがあれば有利ですが、必須となるものはありません。ただし、資格については当然ですが、国家資格である美容師免許が必要です。

理容師・美容師養成施設へ入所し、2年の修行を終えたあとに受験できます。一般的な流れは以下の通りです。

  1. 修行
  2. 資格取得
  3. 通常の美容院・理容室でアシスタント
  4. スタイリスト
  5. 福祉美容師
高齢者の体調は変わりやすいため、初歩的な医療知識や福祉知識があるとなおいいでしょう。

福祉美容師に向いていない人の特徴

  • 笑顔が苦手な人
  • 冷たい物言いが多い人
  • 思いやりに欠ける人
  • コミュニケーションが苦手な人

高齢者に接するわけですから、人当たりの良さや温和な態度は必須です。笑顔が苦手、冷たい物言いしかできない人は止めておいた方が無難です。

コミュニケーションが苦手な人が向いてないのは当然ですが、それだけではなく思いやりに欠ける人も向いていません。

話し上手な人よりも、聞き上手な人の方が向いています。

福祉美容師は稼げる職業?将来性はあるのか?

福祉美容師は通常の美容師よりも稼げるのか、将来性についてはどうなのかを見てみましょう。

福祉美容師の平均的な年収

福祉美容師は普通の美容師と収入自体は変わりません。一般的な美容師・理容師が平均年収283万円となっていますので、福祉美容師もほぼ同額程度の収入となっています。

平均年収ランキング2017「職種別」
参考URL
https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/
(一般美容師のデータを載せていますが、収入に違いはありません。)

福祉美容師の将来性について

まだまだ福祉美容師自体が少ない状況なので、需要が増え続けている現状を踏まえ、今後も福祉美容師を必要とする場面は多くなるでしょう。高齢社会がこれからも長く続いていくことを考えれば、将来性のある仕事だと言えます


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