最終更新日:

第二新卒の転職市場ってどれくらい?市場規模や転職時の注意点を解説!

第二新卒の転職市場ってどれくらい?市場規模や転職時の注意点を解説!

「第二新卒って本当にニーズがあるのかな?市場規模はどれくらいだろう?」
「第二新卒って転職で有利になるの?実際にどれだけの人が転職してるんだろう?」
「転職活動ではどんな事に注意すればいいんだろう?」

これから第二新卒として転職活動を始めようとしている人は、このような疑問を持つ人も、少なくないと思います。実際のところ「新卒」という単語が入ってはいるものの、新卒と第二新卒は別物として捉える必要があり、しっかりとした準備が必要になります

というわけで今回は、これから第二新卒として転職活動を始めようとしている人が、ポイントに沿ってより効率よく準備が進められるように、以下のような内容を中心に説明していきたいと思います。

  • 企業が第二新卒を採用するメリット・デメリット
  • 第二新卒として転職するメリットや注意点
  • 第二新卒が転職活動を始める際に事前に知っておきたい事

なお、今回の記事では、転職活動を一人で行うことが不安な人にむけて、様々なサポートを行ってくれる転職エージェントについても紹介しています。転職エージェントを利用するメリット・デメリットと、第二新卒向けに特化した3つのエージェントを紹介していますのでこちらも参考にしてみてください。

転職市場はしっかりと存在している

まずはじめに第二新卒(新卒で入社した会社を3年未満で辞めた人のこと)の転職市場についてです。

第二新卒というと、一部の限られたごく少数の人をイメージするかもしれませんが、実は、転職市場には第二新卒に特化した転職エージェントなど、既にたくさんの転職サービスがあり、こういった状況からも第二新卒を採用したいという会社やニーズは、一定数存在していることが分かります。

具体的な市場規模に関していうと、平成27年の3年目までに離職した人の割合は、就職者数に対して全部で31.8%という結果になっており、この年の就職者数441,936人に対して3年目までに会社を離職した人は140,660人もいる結果となっています。

参照:新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況

第二新卒は転職市場において有利な存在ではない

しかし第二新卒向けの様々な転職サービスがあるとはいえ、第二新卒は転職市場において決して有利な存在というわけではありません。

より正確にいうと、中途採用の転職希望者よりはポテンシャルも含めて判断してもらえるので若干有利になる可能性が高いですが、新卒の学生ほどではありません

・企業によっては第二新卒枠の採用でも即戦力の人材を求める場合もあります。
・実務経験がほとんどない状態(半年以内など)で会社をやめた場合、企業は新卒を採用した方が合理的と考える可能性が高くなります。

第二新卒と既卒の違いは?

ちなみに第二新卒向けの転職情報を探していると、一緒に「既卒」という言葉もよく見かけることになると思いますが、それぞれの違いは以下となります。

第二新卒 = 一度社会人として就職した経験がある人
既卒 = 大学を卒業してからまだ一度も就職した経験がない人

社会人経験が2年以上ある人など、ある程度の実務経験があれば既卒の人よりも有利になる可能性が高いですが、それ以外の場合は第二新卒と既卒で条件はほぼ変わらないと思っていいでしょう。

むしろ既卒の人でも、アルバイトとして責任ある仕事を任されている人や、専門的な知識・技術を使って仕事をしている人は、そういった経験をそのまま面接でもアピールできる可能性が高いですし、実際に既卒で社会人経験がない人でも転職活動に成功している例は多くあります。

企業が第二新卒を採用するメリット・デメリットは?

第二新卒として転職を考えている人は、企業は第二新卒のどういった部分にメリット・デメリットを感じて採用しているのか知っておくと、より魅力的なアピールができるようになります。

企業が第二新卒を採用するメリット

まず、企業が第二新卒を採用するメリットは大きく以下の3つです。

  1. 採用にかかるコストが低い。
  2. 柔軟性が高い人を採用できる。
  3. より伸び代の大きい人を採用できる。

1. 採用にかかるコストが低い

1つ目のメリットは、採用にかかるコストが低いことです。これには以下のような理由があります。

  • そもそも経験豊富な人を採用する時よりもお金をかけずに採用できる。
  • ある程度社会人経験がある人材を採用できるので、研修などの教育コストを抑えることができる。

2. 柔軟性が高い人を採用できる

2つ目は、より柔軟性の高い人を採用できることです。というのも、第二新卒の人は前の会社に勤めていた期間がまだ短く、特定の価値観に染まっていないので、新しく会社でも適応できる可能性が高いからです。

逆にベテランで経験年数が多い人は、その分、成功経験・知識・スキルなどが豊富ですが、新しい会社のやり方や文化に適応できないというリスクもあり、柔軟性の高さは、第二新卒の大きな武器の一つといえます

3. より伸び代の大きい人を採用できる

3つ目は、より伸び代の大きい人を採用できることです。というのも、自分が新卒で失敗した原因を分析して改善し、しっかりと立て直せる人は、実際の仕事でも同じように自分の頭で考えて成長していける可能性が高いからです。

ある意味この部分に関しては、新卒でまだ失敗経験がない人よりも、第二新卒ならではの、より有利なアピールポイントになるといえます。

企業が第二新卒を採用する際の懸念点

一方で、企業が第二新卒を採用する際の懸念点もあります。それは「第二新卒はまたすぐに辞める可能性が高い」ということについてで、特にこの点を心配する会社が多いと言われています。

会社としては、せっかくまだそこまで経験がない人を採用するからには、出来るだけ長い期間働いてもらいたい、というのが本音です。またすぐに辞めてしまうことになると、採用にかけた時間とお金を全て無駄にしてしまうので、前回の失敗や経験をしっかりと咀嚼できているかどうかは、特に注意して採用を行っています。

第二新卒として転職するメリットや注意点は?

企業側のメリットだけではなく、第二新卒の枠で実際に転職する人のメリットや注意点についても整理しておきましょう。

第二新卒として新しい会社に転職するメリット

メリットは大きく以下の2つです。

  1. ポテンシャルも込みで採用してもらえる
  2. 仕事の適正や将来のキャリアをイメージしやすい

ポテンシャルも込みで採用してもらえる

第二新卒として転職をする最大のメリットは「ポテンシャル込みで採用してもらえること」です。転職の場合、前職での経験や仕事内容をベースにして採用するかどうか決定するのが基本なので、一度就職に失敗した人でも、もう一度ポテンシャルも含めて判断してもらえるのは、かなり大きなメリットといえます。

仕事の適正や将来のキャリアをイメージしやすい

逆に、最初の早い段階で一度就職に失敗していることも第二新卒の強みです。同じ失敗ができないプレッシャーもありますが、新卒の時とは違い、実際の仕事を一度経験した上で振り返りや改善ができるので、次はどう仕事をすすめるかイメージしやすいのです。

新卒で入社した人はまだ壁にぶつかっていないだけで、これからつまずく可能性も大いにあります。つまり第二新卒は、早い段階で実際の仕事を経験して壁に遭遇できたと、前向きに捉えることもできるわけです。

第二新卒として転職活動をする際に注意したいポイント

転職活動する際に、特に大事な注意点は「新卒で失敗した理由をしっかりと分析すること」です。

上述したように、企業の採用担当者はほとんどの場合「またすぐに辞めないか?」ということを一番に心配しているので、この部分で採用担当者を不安にさせてしまわないよう注意しましょう。

よって、新卒の時に失敗した理由をしっかりと分析して、同じ失敗を繰り返さないと、実際の行動や過程などでアピールできるようにすることが、特に大事なポイントになってきます。

失敗した理由は何か、次に同じ失敗を繰り返さないためにどういった考えで転職活動を行っているのか、しっかりと相手が納得できるような形で説明できるようにしておきましょう。

第二新卒が転職エージェントを利用するメリット・デメリット

第二新卒は一度就職に失敗していることもあり、自分一人で転職活動をするのが不安な人もいるかもしれません。しかしそういった場合は、転職エージェントを利用して、サポートを受けながら選考をすすめるのも一つの手です。

ここでは、転職エージェントを利用する際の、メリット・デメリットについて整理していきます。

第二新卒が転職エージェントを利用するメリットについて

第二新卒が転職エージェントを利用するメリットは、大きく以下の2つです。

  1. 面接の日程調整、書類添削や面接対策、給料の交渉など、無料で様々なサポートが受けられる
  2. 限定の非公開求人を紹介してもらえる

書類の提出から面接、そして内定した後まで、ありとあらゆるサービスが受けられますし、他の転職サイトにはない、エージェントそれぞれの限定非公開求人なども紹介してもらえます。

実際に私も利用したことがありますが、自分一人で転職活動をするのが苦手な人や、普段の仕事が忙しくて、時間がなかなか取れない人は、特にありがたいと感じるはずです。

第二新卒専門のエージェントと総合型エージェントの違い

ちなみに第二新卒専門の転職エージェントもあるのですが、リクルートエージェントのような総合型エージェントと違って以下の特徴があります。

  • 第二新卒を専門に扱っているので、持っている知識やノウハウが多い
  • それぞれのエージェントによって、持っている独占案件の種類が違う

第二新卒が転職エージェントを利用するデメリットについて

様々なサポートが受けられる転職エージェントですが、一方でデメリットもあります。それは、応募者がたくさんいて、それぞれの能力が同じくらいだった場合に、エージェントを利用していると損をする可能性があることです。

例えば3人採用しようか迷っている人がいて、そのうちの一人が転職エージェントを利用している場合、その人は不採用になってしまう可能性が特に高いので注意しましょう。

というのも、転職エージェント経由で採用すると、会社はプラスで手数料も負担することになるからです。エージェント経由でない人は手数料なしで採用できますから、同じくらいの能力で、かかる採用コストも低い人がいれば、優先的にその人から採用することになります。

ちなみに、こういったことを回避するために、特に興味の強い会社があれば、直接ホームページから応募するのもひとつです。転職エージェントを利用しながら、並行して自分で転職活動を進めても問題はありません。

第二新卒向けの3つの転職エージェント

ここでは、第二新卒向けに特化している転職エージェントを4つ紹介していきます。それぞれのサービスによって特徴が違うので、チェックしておきましょう。

1. マイナビジョブ20’s



第二新卒に最もおすすめの転職エージェントは「マイナビジョブ20’s」で、主な特徴は以下の3つです。

  1. 第二新卒特化型の転職エージェント
  2. 知名度・歴史のある「マイナビ」のサービスのひとつ
  3. 企業からの信頼も厚く、安定した転職活動を行える
  4. 東京だけでなく、大阪・名古屋にも拠点を構えている

2. リクルートエージェント



2つ目は「リクルートエージェント」という転職エージェントです。

  1. 総合型の転職エージェント
  2. 転職成功実績No.1の手厚いサポートで圧倒的な支持を集めている
  3. 企業との幅広いパイプがあり、求人数は業界No.1
  4. 全国に16拠点で土日も面談可能

3. JAIC(ジェイック)の就職カレッジ



最後の3つ目は「 JAIC(ジェイック)」です。

  1. 経歴が少ない人向けの転職エージェント
  2. 書類選考免除で、20社と面接できる集団面接会がある
  3. 転職支援実績は20,000名以上
  4. 東京、大阪、名古屋、福岡の4箇所に支店がある

まとめ

  1. 第二新卒は決して転職に有利な存在というわけではない。中途採用者よりはポテンシャルも含めて判断されるが、新卒よりは求められるハードルが高くなる。気を抜かずにしっかりと準備するべき。
  2. 第二新卒は「またすぐに辞める可能性が高い」と懸念する会社も多い。その懸念を払拭するためにも、前回の失敗や経験を整理して、現在進行形で成長している様子をアピールすることが大事
  3. 一人で転職活動をすすめるのが不安な人は、転職エージェントを利用するのも一つの手。ただしメリットだけではなく、デメリットもあるので注意が必要

これから第二新卒として転職活動を始めてみようと考えている方は、まずはこちらの3点をしっかりとおさえた上で転職活動をスタートさせましょう。

転職活動は、単純に知っているだけで有利になることも多いので、転職エージェントをはじめとする様々な手段で、しっかりと情報収集することをおすすめします


RECOMMEND

関連記事