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引きこもりたいと思う心理・対処法!真面目な人ほど引きこもりたくなるってほんと?

引きこもりたいと思うときの心理と対処法!真面目な人ほど引きこもりたくなるってほんと?
中西 直紀
キャリアファーマー
正社員就職の支援も行っており、20年以上の引きこもり経験者を社会復帰へと導いたケースもある。多方面にわたる経験とワイドな視点からどんな相談にも真摯に対応ができ、たくさんの引き出しを持ちあわせている。

仕事がなかなかうまくいかなかったり、人間関係に悩んでこころが疲れてしまうと、「もう誰にも会いたくない」と引きこもりたくなってしまうときもありますよね。

そういう考えになってしまうのは決して悪いことではありませんし、あなただけが特別弱いというわけでもありません。
皆それぞれ向き不向きがあり、なんでも完璧にこなせる人間など存在しません。
それでも頑張ろうという気持ちを持つのは素晴らしいことですが、限界まで耐えてこころや体が壊れてしまうのはよくありません

引きこもりたいと思ってしまう人は、多くが真面目な人です。
なぜ真面目な人が引きこもりたくなるのか、その原因や対処法について解説していきます。

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引きこもりたいと思う心理・原因

引きこもるという行為は、ストレスが自分のこころの中でうまく処理できなくなってしまったときに外界を遮断することで身を守ろうとする一種の防御本能です。

原因はさまざまですが、比較的よく挙げられるものを見ていきましょう。

人間関係

仕事内容や給与に不満はなくとも、人間関係が悪ければ仕事に行くのが憂鬱になってしまいます。
逆に、人間関係が良ければ多少仕事がきつくても頑張ることができます。

仕事をする上で人間関係が悪いとは具体的にどういったことかというと

  1. 新人なのにフォローがない
  2. 無視・ため息・理不尽に怒鳴るなどのパワハラ
  3. 聞こえるように悪口を言われる

読んだだけで眉間にシワが寄ってしまうような内容ですが、世の中には色んな人がいます。嫌味ばかり言ってくる人もいれば、それをうまく交わせる人、こっそりフォローしてくれる人などさまざまです。

大きな会社で定期的に人事異動があったり、営業職などであまり社内にいない場合であればそこまで気にせずに済むことかもしれませんが、内勤であったり事務職などの場合は週5日、8時間はその空間にいることになります。

そうなると受けるストレスは大きくなり、だんだん会社に行くのが憂鬱になって次第に引きこもりたいと思うようになってしまうことも。

仕事がうまくいかない

ミスが続いてしまったり、ノルマを達成できないなど仕事がなかなかうまくいかず、会社に行きづらくなってしまうこともあるかもしれません。

入社1年目であればまだ慣れていないので仕方がないこともあるかもしれませんが、そうでない場合は仕事が合っていない可能性も。

現時点で転職は考えていなかったとしても、ハローワークや転職エージェントを利用して、今の仕事が自分に合っているのか、転職を考えてみてもいいのか相談してみるのもいいかもしれません。第三者が客観的に見ることで意外な原因や解決方法が見つかる可能性もあります。

自信がない

仕事の内容や人間関係だけでなく、元々自信がない・自己肯定感が低いといった場合はその分人より落ち込みやすい可能性も。

ミスをしてもうまく気分を切り替えることができず、落ち込んだ気持ちを引きずりやすい人はその分抱えるストレスも多くなってしまいます。

仕事とプライベートのオンオフをうまく切り替えることができるようになればかなりストレスは軽減されるでしょうが、そう簡単にできることでもありません。

引きこもりたいと思うのはあなたが頑張っているから

冒頭で「引きこもりたいと思ってしまう人は、多くが真面目な人」と述べましたが、その理由は真面目で誠実な人ほど責任感が強く、限界まで頑張ってしまうからです。

真面目で責任感が強い人ほど、期待に応えられなかったときに罪悪感を感じてしまいます。
多少ミスをしても「次頑張って取り戻そう!」とポジティブに考えられればいいのですが、そうでない人は「また失敗したらどうしよう」と悪いことばかり考えてしまい、やがてプレッシャーだけがどんどん大きくなっていきます。

でも、そうなってしまうのはあなたがちゃんと頑張っている証拠です。「なんとかしなきゃ」「期待に応えなきゃ」と責任を感じているからこそ、その気持ちがストレスとなって「引きこもりたい」と思うほどこころが疲弊してしまうのです。

難しいかもしれませんが、ちょっとくらい周りに迷惑をかけても逆の立場になったときに自分もフォローできるようになろう、と少し考え方を変えるだけでも気持ちが楽になるかもしれません。

誰も完璧になどなれないのですから、少しダメな自分を認めて許してあげることが大切です。

職場の人気者ほど実は重症?フツーの人に蔓延する“仮面引きこもり”の正体 | うつ、ストレス、不眠 | 健康 | ダイヤモンド・オンライン

落ち込んだ気持ちを回復させるには

落ち込んでしまったときに、自分で上手に気分転換できればいいのですが、そんな余裕もないほど疲れきってしまっている人もいます。

そういうときは、しっかりと休息を取って自分を甘やかすことも大切です。

休みたいと思うのは悪いことではない

仕事でつらいことがあっても周りがなんらかの形でサポートしてくれる環境であれば持ちこたえられることもありますが、すべての職場や家庭がそうであるとは限りません。

大きな仕事を任されたときにはプレッシャーで押しつぶされそうになることもあるかもしれませんし、人間関係が悪ければよりストレスが倍増します。
ですが真面目な人ほど「周りに迷惑をかけてはいけない」とつらい気持ちを押し殺してしまうので、こころにかかる負担は相当なものとなります。

そんなときに「逃げたい」「休みたい」という言葉が頭をよぎってしまうのは決して悪いことではありません。

前向きになれないときは専門家の手を借りる

眠れない・理由もなく泣いてしまう・ご飯が美味しいと思えなくなったなど今までと違う状態に気付いたら、早い段階でクリニックなどを受診してメンタルケアをすることをおすすめします。

「自分はまだ大丈夫」と思っているうちに限界がきてしまいますので、我慢のしすぎは禁物。症状が軽いうちであれば治療期間も短くなりますので、大げさだと気負わずに一度相談だけでもしてみましょう。

うつ病の症状チェックシート | うつ病 こころとからだ

仕事を辞めて一気に前向きになれるケースも

辛い仕事や職場の人間関係から自分自身を切り離すと、一気に気持ちが楽になるケースもあります。

しかし、引きこもりたいと考えるほどのストレスを受けている状態では、会社と退職のやり取りをするのも億劫ですよね。

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限界が来る前に引きこもるのもあり

いっそ、余力のあるうちに引きこもってしまうという選択肢もあります。経済的・精神的に少しでも余裕があれば休んでいる間にも多少は自由に動けます。

本当に限界ギリギリまで追い詰められた状態から引きこもってしまうと社会復帰がむずかしくなるケースも考えられますし、精神疾患を患っている場合は治療せずに引きこもってしまうと重症化する可能性も。

仕事を辞めるにしてもきちんと準備をしておけば転職も成功しやすいですし、次の仕事が決まっていれば収入が途切れる心配もありません。

もちろん、余裕もなくもう限界だという場合は自分の命を最優先してください。あなたを助けられるのはあなただけです。

期間を決める

まず、引きこもる期間を決めます。転職をするのであればもちろん在職中に転職活動をするほうがいいですが、そんな気力も残っていないかもしれません。

あまりにも忙しい・疲れて面接など行く余裕がないという場合は転職エージェントに登録しておくだけでもいいでしょう。
転職エージェントに登録するとはじめに面談があるのですが、出向けない場合はその旨を伝えて電話で面談できる場合もあります。

とりあえず登録だけしておいて、引きこもる期間を3ヶ月や半年など、あらかじめ設定しておきましょう。

自己都合退職の場合失業保険が至急されるまで3ヶ月の待機期間があり、振り込みが月初めなのか月末なのか、手続きをした日によって変わりますので最低4ヶ月分の生活費を確保しておく必要があります。

また辞める時期や引きこもる期間によっては国民健康保険だけでなく住民税の支払いもありますので、たとえば引きこもる期間が3ヶ月の場合は4ヶ月分プラス税金分を確保しておくと安心です。国民年金は「国民年金保険料免除・納付猶予制度」がありますので、未納にせず手続きをしましょう。

逃げ場・出口をあらかじめ作っておく

住まいが実家であったり、貯金や資産などの蓄えがある場合は経済的に余裕があるため、引きこもりが長期化してしまうことも考えられます。

厚生労働省によると、引きこもりの定義は

仕事や学校にゆかず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6ヶ月以上続けて自宅に引きこもっている状態。

何かしらの目的があって長期間引きこもるのであれば問題はありませんが、何もせず、かつ社会を断絶して引きこもることはおすすめできません。

孤立し、なにかあっても相談できる人がいないというのは深刻な問題を生み出します。
引きこもってなにもしない時期があっても構いませんが、友人と定期的に連絡を取る・週に一度は誰かと会うなど、外と繋がる「出口」を作っておきましょう。

安心して話せる場所や友人といった「逃げ場」を確保しておくことも大切です。引きこもって1人で考え込んでしまうと悲観的になるケースが多いので、できるだけ外へ吐き出せる状態にしておきましょう。

目標を決める

引きこもる期間を決める前でもいいのですが、小さなことでいいので目標を立てておきましょう。

「規則正しい生活を続ける」「運動をする」などできる範囲のもので構いません。まずは身体を休めることが大事ですが、生活リズムを整えておくと復帰したときに生活面でのギャップが少なくなります。

気になることを勉強する

余裕があるのであれば、ハローワークを利用して職業訓練校に通ったり、資格取得など気になっていた分野の勉強をしてみるのもいいかもしれません。

経済的に余裕があるなら学校に通うのもいいでしょう。仕事を辞めたらそこでおしまいではなく、新たなスタート地点に立ったということ。気持ちよく前に進むためには、引きこもっている期間にしっかりと準備をしておくことが大切です。

転職や副業に向けてスキルを身につける

もう人間関係に悩まされるのはうんざり!という場合には、いっそ引きこもりながら働ける仕事のスキルを身につけるのもアリ。
ライターやイラストレーター・プログラミングなど、完全にそれ1本で生活するというのは難しいですが、せめて副業として稼げるくらいのスキルが身についていれば次の仕事でも役に立つかもしれません。

副業OKの勤務先に転職すればそのまま続けることもできますし、スキルを身につけながら収入もアップします。

貯金をしておく

最後になってしまいましたが、引きこもるにしろ今の環境で頑張り続けるにしろ、貯金はしっかりしておきましょう。お金の余裕はこころの余裕にも繋がります。
「今の仕事を辞めると来月から生活できない」という状況では、休むことも逃げることもできません。

収入が少なくても、固定費の見直しなどで毎月少しずつ積み立て貯金ができる可能性も。周りがいくら貯金してるかは関係なく、無理のない範囲でできることをやっていきましょう。

転職に向けて動く場合

転職にかかる期間は平均3ヶ月~6ヶ月といわれています。
経済的に余裕があったとしても収入がない状況が長引くのはあまりおすすめできませんし、1年以上空白期間があくと転職に不利になる可能性もあります。
気持ちに余裕があれば無理のない範囲で行動に移しましょう。

無料で利用できるサービスを使って転職の負担を減らす

在職中に転職エージェントに登録だけでもしておくと早い段階から相談することができますが、もちろん退職したあとでも構いません。
転職エージェントのメリットは無料で利用でき、職務経歴書の添削から面接の段取りまで行ってくれるところ。

複数の転職エージェントに登録し、平行して転職サイトを利用したり自ら気になる企業に直接応募するのもいいでしょう。

選択肢が増えるほど客観的に選べますし、サービスの良し悪しも判断しやすくなってきます。今まで十分頑張ってきたんですから、頼れるサービスをフル活用して負担の少ない転職活動を行いましょう。

キャリアの棚卸しをする

初めて転職するのであれば、まずはキャリアの棚卸しを。キャリアの棚卸しとは、今まであなたが仕事で挙げてきた成果を含め、どういった能力を身につけてきたかを書き出し整理すること。

これをしっかり行うことで、履歴書や職務経歴書の作成はもちろん、面接にも役立ちます。また自己分析していくうちに目指せる転職先や新しい選択肢が見えてくることもあります。

自分ひとりで進めるのが難しいと感じる場合は、転職エージェントやハローワークのキャリアカウンセラーに相談してサポートしてもらいましょう。相談することで、思ってもいなかった自分の強みがでてくることもあります。

例えば人見知りだから営業は向いていないと自分では思っていても

  • 相手との距離感を大事に出来る
  • 人の嫌がることが分かる

という見方もできます。

また転職先の候補に上がった企業の年収が今より下がったとしても、年間休日日数や家賃補助など福利厚生が充実している場合もあります。

限界まで我慢しないことが大切

ゆっくり休むだけであっても、こころに余裕があるうちに行動に移すことが大切です。

「みんな頑張ってるから」「迷惑をかけてはいけない」と無理をしてしまうかもしれませんが、ストレス耐性や感じ方、体力は人によって大きく違いますので周りが大丈夫だからといってあなたも同じように大丈夫というわけではありません

逆に、あなたが大丈夫だからといって皆が大丈夫というわけでもありません。
限界は人それぞれ。体やこころは壊れてしまう前になんらかのサインを出しているはず。そのサインにいち早く気付けるのは、自分自身です。

あなたがちゃんと頑張っていることを分かってくれている人はいますか?つらいな、苦しいなと思ったら、今思い浮かんだ人や専門家に相談しましょう。

どうか1人で我慢せず、勇気を出してSOSを。

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この記事の監修者

キャリアファーマー

大学卒業後、東証一部重工メーカーで人事部採用担当、法人営業業務をあわせて12年経験。
その後人材ビジネスなどを経て2009年1月より、培ったコミュニケーション能力をいかしキャリアコンサルタント・講師業務を開始する。
正社員就職の支援も行っており、20年以上引きこもり経験者を社会復帰へと導いたケースもある。
自身も転職、失業経験があり、しっかり傾聴したうえで助言、提案を行うスタイルである。
その他にも高校や大学、専門学校、職業訓練校、企業、矯正施設等に出向き、幅広い層のキャリア、就職支援に携わる。
多方面にわたる経験とワイドな視点からどんな相談にも真摯に対応ができ、たくさんの引き出しを持ちあわせている。
資格(2級キャリアコンサルティング技能士・産業カウンセラー)


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