介護職を辞めたい気持ちは甘え?介護職を辞めたいと感じた時の対処法とは

「介護職員として頑張るぞ!」
やる気満々で就職・転職したものの、理想と現実にギャップを感じてしまい、介護職を辞めたいと考える人は多いです。
「自分が甘えてるだけなのではないか…」と自分を責めてしまうケースも。
介護職の辞めたい理由には対処法があり、試してみると辞めたい気持ちが解消し、再びモチベーションがアップする可能性もあります。
今回は介護職を辞めたい理由と、介護職を辞めたい気持ちを解消する方法・介護職を辞めたい時におすすめの転職支援サービスをご紹介しましょう。
あなたにとって最適な決断が下せるように、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
介護職を辞めたい人は多い?
介護職の離職率
介護業界の離職率は平成30年度で15.4%で推移しており、日本全体の平成30年度の離職率である14.6%と比較するとやや高いですが、そこまで大きな差はありません。
介護業界の離職率で特に注目したいのは、離職者の勤続年数です。
【離職した介護職員の勤続年数】
平成29年度介護労働実態調査によると、離職者の約65%が勤続年数3年未満で退職しているとの結果になりました。
介護職は1年目と3年目で大きな壁があると言われており、その壁に当たった時に辞めたいと感じやすいです。

一度職場に馴染めたら、その職場で働き続けたいと感じる人が介護職では多いみたいね。
介護職を辞めて他業界に転職する人も多い
介護職を辞めたいと感じ、考えた末に他業界の未経験職種へ挑戦する人も多いです。
ただし、他業界・他職種の場合、未経験から始めるならなるべく早く転職した方が希望の職種での転職が成功しやすくなっています。
・少しでも長く働いてもらうため
・指導者よりも年下の方が教えやすいため
・素直さ・実直さがあるため
・組織に刺激を与えるため など
介護職は40代や50代でも始めやすいですが、他職種では20代が最も未経験職種へ転職しやすいです。
介護職を辞めたい理由

介護職の人はどんな理由で辞めたいって感じるのかしら?
介護職員が辞めたいと感じる理由は以下の通りです。
- 給与が低い
- 人間関係が悪い
- 労働環境が悪い
- 介護職が合わない
給与が低い
介護職特有の身体的負担・精神的負担の対価となる給料や賞与が少なく、将来に不安を感じ辞めたいと考える人が多いです。
・給与が仕事量の割に合わない
・思うように給料が上がらない
・各種手当が少ない/ない
介護職では役職手当や資格手当がつく施設が多いですが、各種手当が数千円程度で割に合わないとの声も。
給与と仕事内容のバランスが取れていないと、介護職を辞めたいと感じるのは当然です。
人間関係が悪い
介護職員の悩みで最も多いのが、人間関係が原因で辞めたいと感じるケースです。
・上司の方針が合わない
・同僚の仲が悪い/派閥がある
・周囲と上手く馴染めない
・苦手な人と仕事がやりづらい
職場の人間関係が円滑でないと報連相(報告・連絡・相談)の連携が上手くいかず、ミスが多発してしまいます。

自分が我慢すればいいって思って、ストレスを溜めこみすぎちゃう人もいるみたい…

周りの人と協力しながら業務を進める場面が多い介護職で、人間関係が悪いと思うように仕事が進まないと辞めたいって感じちゃうのも当然よね。
労働環境が悪い
介護の現場は施設や事業所によって労働環境が大きく異なるため、自分に合った職場で働けないと辞めたいと感じてしまいます。
・人手不足が深刻
・教育体制が整っていない
・夜勤が多くて体力が持たない
・利益優先で理想の対応ができない
介護労働安定センターの調査によると、人手不足を感じている事業所は65.3%となっており、介護業界は全体的に人手不足です。
人手不足が原因で、自分の能力以上の仕事や責任を背負わなければならないケースもあり、心身の負担が大きくなってしまいます。
介護職が合わない
そもそも介護職自体が自分に合わない・きついと感じ続けてしまい、辞めたいと思う人も。
・介護の仕事が楽しくない
・忙しすぎて合ってない
・他にやりたい仕事がある
・力仕事が年齢的にしんどい
介護職にやりがいを感じられない状況で続けていても、自分自身の成長に繋がらず時間を持て余してしまいます。
また、自分の体調や健康に支障が出ている場合も、介護職を無理に続けるのはおすすめできません。
介護職を辞めたい気持ちを解消する方法
辞めたい気持ちを整理する
介護職を辞めたい気持ちを整理するために、自分の気持ちを紙に書き出してみましょう。
自分を見つめ直す時間を作ると、客観的な視点から物事を考えられるようになり、辞めたい気持ち解消の糸口が見つかるケースもあります。
- 【書く際のポイント】
- ・1つのテーマについて一定時間書き続ける
・頭で考えすぎずに手を動かす
・気がそれないプライベートな空間で行う
・脚色せず、事実や気持ちをあるがままに書く
・誤字や脱字を気にしない
引用元:NIKKEI STYLE|書く瞑想、ジャーナリング 集中力高め仕事効率を改善
必ず自分の手を動かして書きましょう。1回につき5分から10分程度で効果があります。
書き始めが分からない人は紙の真ん中にテーマを書き(例:「介護職を辞めたいのはなぜか?」「なぜ不安なのか?」など)関連する事象や感情を周りに書き足していくとスムーズです。
資格取得でメインの業務を変える
給与が低い・仕事がキツイなどの理由で介護職を辞めたいと考えている人は、介護資格の取得でメインの業務を変えてみましょう。
資格の取得は給与アップにも繋がりやすく、身体介助の業務から離れたとしても介護・福祉の知識を活かしながら働けます。
【おすすめの介護資格】
介護資格 | 詳細 |
---|---|
ケアマネージャー(生活相談員) | ケアプランの作成や介護におけるコーディネートを手掛ける仕事。要介護者の直接的なサポートは少ない。 |
社会福祉士 | 日常生活を送るのが困難な利用者の相談業務やサービス提案業務がメイン。介護施設だけでなく福祉施設・学校・行政機関・病院などでも活躍できる。 |
介護事務 | 介護保険や事務請求などの知識が証明できる。介護事務の資格は複数あるため、自分の証明したい能力に応じた受験が必要。 |
他にも生活相談員や、福祉用具専門相談員の資格取得から福祉用具貸与・販売企業の営業職への転職などがおすすめです。
上記資格を活かした働き方をする際は、基本的なPCスキルが求められるケースが多いので、資格取得と並行してパソコンにも慣れておきましょう。
周りの人に相談する
親や友人・上司・同僚・恋人など、自分が信頼できる周りの人に、素直に辞めたい気持ちを話してみましょう。
1人だけでなく、年代が異なる人に複数人に相談するのがおすすめです。
年上の人:アドバイスが貰える
同年代の人:共感してもらえる
誰かに話すと、気持ちが自然と落ち着きやすくなり、意見を貰えると自分の視野の狭さに気づくケースもあります。
周りに気軽に話せる人がいない場合は、転職エージェントに悩み相談してみましょう。転職エージェントは悩み相談や情報収集などだけでも気軽に利用できます。
介護職をどうしても辞めたいなら転職も検討
今の職場の介護職を辞めて転職するなら転職エージェントを利用すべき
どうしても今の職場・介護職が合わずに辞めたいと感じる時は、転職を検討しましょう。
転職の際は、転職活動を徹底サポートしてくれる転職エージェントの利用がおすすめです。
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・相談だけ・情報収集だけの利用もOK!
介護業界での転職を希望する人は介護職に特化した転職エージェント・介護職から異職種への転職を希望する人は総合型転職エージェントを利用しましょう。
介護業界特化型転職エージェント
ミラクス介護 | カイゴワーカー | |
---|---|---|
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求人数 | 11万4000件 | 7万7000件 +非公開求人 |
求人 対応地域 |
全地域対応 | 首都圏/北海道/東海/長野/関西/九州 |
雇用形態 | 正社員/契約社員/派遣/パート | 正社員/パート |
特徴 | 求人の5割が正社員求人 非公開求人は高年収が多い |
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総合型転職エージェント
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doda | |
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すぐに介護職を辞めたいなら退職代行サービス
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介護職を辞めたい気持ちは甘えじゃない
介護職は身体的にも精神的にも負担が多い職種のため、辞めたいと感じる場面は多いです。決して甘えているだけだと追い込まないようにしてください。
介護職を辞めたいと感じた時は、何が原因となっているか自分自身の中で整理し、原因別の対策をするようにしましょう。
辞めたい気持ちの勢いで退職してしまうと、次の転職先を探すのに苦労する可能性もあるので、辞める場合はしっかり次の準備を整えてから退職するようにしてください。
今の施設や事業所を辞めたとしても、あなたを必要とする企業はたくさんあります。
1人で悩みすぎずに転職支援サービスや周囲の信頼できる仲間を頼りながら、これからのキャリアを歩んでくださいね。

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