【新卒】社内ニートになったらどうする?社内ニートになる原因と対処法

「新卒で社内ニートになってしまった」
「新卒入社から2年が経過しているのに仕事がほとんどない」
上記のようにいわゆる社内ニート状態だと、職場に行くのも辛く、仕事に苦痛を感じてしまうでしょう。
今後のキャリアを考えても不安ですし、同期で入社した同僚がいる場合はなおさら格差を感じてしまいますよね。
本記事では、新卒で社内ニート状態に陥る原因や対処法に至るまで詳しく解説します。
新卒で社内ニートになってしまった、またはなりたくないと感じている方は必見です!
目次
改めて社内ニートってどんな状態?
なんとなく言葉の意味を理解しているけれど、社内ニートという言葉はまだまだ浸透していない新しい言葉。
社内ニートとは、簡潔にお伝えすると「会社に出勤しても仕事がなく、常に暇な状態の社員」を意味します。
似た言葉に「窓際族」という言葉がありますが、窓際族とは出世ラインから外れて仕事がない部署へ飛ばされ、暇を持て余している社員を指します。
一見、社内ニートと窓際族は同じように写りますが、少し意味合いが違います。
社内ニートを深掘りすると、本来窓際族では想定されていない新卒社員も想定に入るため、新卒でも仕事が与えられないという意味合いも含まれているのです。
意外と知らない!新卒なのに社内ニートに陥る原因とは
前章では、新卒であっても仕事が与えられない「社内ニート」という言葉の意味についてご説明しました。
本来、新卒社員は需要があるからこそ採用されたわけですが、なぜ社内ニート状態に陥るのでしょうか。
実は、中小企業やスタートアップ企業が抱える課題が社内ニートと深く関係していたのです。
ここでは、新卒なのに社内ニートに陥る原因についてご紹介します。
- 社内の教育体制が不十分
- 新卒社員の教育マニュアルがない
- 人員配置が充分でない
- 先輩や上司とのコミュニケーション不足によるもの
- 仕事でミスが多い
社内の教育体制が不十分
新卒で社内ニートになる原因ですが「社員自体に問題がある場合」と「会社の組織構造に問題がある場合」の大きく分けて2つの原因が考えられています。
まず1つ目の原因として『会社の組織構造に問題がある場合』です。
たとえば、実務未経験の状態で新卒入社し、多くの場合は一定期間新卒社員のために教育係が指導を行う「OJT形式」を採用している会社が多いです。
名目上は、非常に親切な教育制度のように感じますが、中小企業やスタートアップ企業の中にはOJT形式といっても、先輩社員や上司自体が職務で忙しく、新卒社員まで十分な教育が回らないという事態に。
おそらく本記事をご覧くださるみなさまにも「わからないところだけ聞いて」と先輩や上司から言われて質問すると「今、打ち合わせだから別のところ進めてて」と後回しにされるという経験があるのではないでしょうか。
このように、先輩社員や上司があまりにも忙しく新卒社員への教育が徹底できないのも最大の原因となっています。
新卒社員の教育マニュアルがない
社内ニートに陥る原因の2つ目ですが、『新卒社員の教育マニュアルがない又は充分に導入されていない』のも原因になります。
これはスタートアップ企業や中小企業に非常に多いです。
特にこれまで新卒社員を採用してこなかった企業が、事業拡大に伴い新卒社員を採用できる状態になると、陥りやすい問題でもあります。
新卒入社してきた社員に対する進捗把握や段階ごとの仕事の割り振りが整備されていないため、新卒社員がどのように仕事を進めて良いのかわからず、結果として充分な仕事を与えられないまま時間が過ぎてしまいます。
人員配置が充分でない
深刻な人手不足は、どの業界でも一緒です。
しかし、人手不足を理由に新卒社員への教育が充分に行き届いていない会社も非常に多いもの。
配属された部署で人員配置が充分でない場合、先輩社員や上司から満足に教育を受けられず、社内ニート状態に陥ります。
特に専門性の高い部署では、先輩社員や上司からの教育が必要で、それをなくしては仕事自体が成り立ちません。
先輩や上司とのコミュニケーション不足によるもの
ここまでは、新卒社員が社内ニートに陥る原因を会社の組織構造の観点からご紹介しました。
次に、社内ニートに陥る原因が「新卒社員自体にある場合」です。
1つ目が、「先輩や上司とのコミュニケーション不足」によるもの。
たとえば、新卒社員になると担当するプロジェクトの進捗状況を正確に伝えたり、どうしてもわからない箇所は先輩社員や上司へ質問するなど、一定のコミュニケーション能力が求められます。
下記のグラフは、「HR総研(ProFuture株式会社)」の社内コミュニケーションに関する調査(2019年1月7日〜1月15日)の内容を示したものです。
この調査は、上場企業および未上場企業の人事担当者を中心に実施されたものです。
グラフを参照すると、従業員数が1,001名以上の企業、それ以下の企業とで社内のコミュニケーションに課題があるかを掲載しています。
結果をみると、「大いにそう思う」「ややそう思う」と答えた割合は全体の7割にものぼり、多くの企業が社内コミュニケーションに課題を抱えていることが浮き彫りとなりました。
また、社内情報の共有に関しては、4分の1が社内情報を十分に共有できていないと答えています。
仕事でミスが多い
社内ニートに陥る原因が新卒社員自体にある場合には、「仕事でミスが多い」のも原因の1つ。
- 先輩社員や上司が求める進捗をクリアできない
- 顧客とのスケジュール調整がうまくできない
- お客様との間に重大なミスがあるなど
一度ミスがあると、新卒社員の肩身も狭く、フォローしてくれる先輩や上司がいれば良いのですが、そうでない場合には周りからのプレッシャーに押しつぶされてしまい孤立状態になってしまう場合も。
このようなケースでは、新卒社員のミスについて教育係や上司が中心となり新卒社員を孤立させずにチームとして検証する必要があります。
新卒で社内ニートに陥った場合の対処法・解決法
本来なら新卒入社した会社でバリバリ働きたいのに、仕事が全くない社内ニート状態をどうしたら解決できるのでしょうか。
ここでは、新卒社員の社内ニート状態の対処法についてご紹介します。
現状を教育係や上司に相談する
新卒社員が社内ニートになってしまったら、まずは現状を正確に把握し、教育係や上司に相談しましょう。
たとえば、何度もつまずいてしまっている不明点やプロジェクト、職務がある場合には、どうしてもここが苦手なんですという具合に相談をします。
人員不足等により満足に教育が受けられていない場合も同様で、人員の補強や教育体制の見直しも含めて相談することをおすすめします。
本来ならバリバリ働きたいのに、仕事が回ってこない状態は企業全体から見ても改善する必要があります。
また、企業によっては「社内相談窓口」を設置している場合もありますので、チーム内や部署内でどうしても解決しない場合には一度相談してみるも有りでしょう。
きちんと相談することで、部署移動や部署内の見直し、人員配置の変更などを考慮してくれる場合もあります。
仕事上のミスは検証を持ちかける
新卒社員が仕事上でミスをした場合、多くの新卒社員は肩身の狭い思いをしているかと思います。
一口に仕事上のミスと言っても、先輩社員や上司から情報共有が徹底されていないことが原因で生じるミスと、新卒社員自体に問題があるミスに分かれます。
特に、先輩社員や上司から充分に情報共有がなされていないために生じたミスに関しては、きちんと検証する必要があります。
「なぜそのミスは発生したのか」「何が原因なのか」、より詳細な検証を持ちかけましょう。
社内ニートに対する考え方を変える
会社の人員配置や企業の組織全体に問題がある場合、体制の見直しや改善を求めても応じてもらえないケースもあります。
そのような場合の対処法としては、社内ニートに対する考え方を変えるのも1つ。
具体的には、「仕事を与えてもらえない社内ニート状態は辛い」ではなく、「仕事がないのにお給料がもらえるなんてラッキー」や「仕事がもらえないなら定時退社して資格の勉強をしよう」などです。
考え方次第ですが、仕事がないなら定時退社をして、専門資格の勉強をしてよりスキルの高い人材になれば将来的に会社からも信頼されるかもしれませんよね。
また、このような自己投資をすることで、将来の転職につながる可能性もあります。
仕事が与えられないことを理由に、自分の時間に投資するのもありですよ。
肩身が狭いなら無理は禁物
新卒社員が社内ニート状態となり「出社がつらく毎回吐き気がする」、「周囲からできない奴だと認識され辛い」などの場合には無理は禁物です。
このような状態で無理に出社してしまうと、うつ病をはじめとする精神疾患を併発する恐れもあります。
何をもってしても健康が第一ですから、無理に出社せず辛い場合には、休暇を取りましょう。
また、辛い状態が続くと健康上もよくありませんから、会社を辞めることも選択肢に入れてください。健康あっての仕事ですからね。
無理は禁物!社内ニートが解決しないなら転職エージェントを
- 社内ニートになり人員配置など会社に改善を求めたが解消されない
- 周囲からできない奴だと思われ辛い状況が続いている
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